愛知県豊田市の小学生学習塾 勉強が好きになる!RAKUTO豊田校

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もののしくみ研究室

2017年06月24日 06:00  学び~理科

初確認の外来種~ヒアリって、どんなアリ?

外国からやってきて、日本に住み着く生き物。
これを、外来種という。

本当は日本に住んでないはずの外来種。
外国からやってきて、日本の生き物たちのすみかをうばってしまうことも多い。


今年2017年5月16日。
兵庫県神戸市(こうべし)で、新しい外来種が見つかったらしい。
その名も、「ヒアリ」。
小さな小さなアリの仲間だ。

ここで、想像タイム。

ヒアリを漢字で書くと、「火蟻」。
火のアリだ。

どんなアリだと思う?
「ヒアリ」や「火蟻」という名前から、想像してみてね。



・・・



『猛毒「ヒアリ」国内初確認』 朝日新聞

ヒアリは、世界中でおそれられているアリだ。
その理由のひとつは、毒をもっているということ。

ヒアリは、するどい毒針をもっている。
その毒針で、ちくっとさされると、大変なことに。
火が出るような、するどい痛みにおそわれるんだって。
だから、「火蟻」なんだね。

じっさいにさされた人によると、「せんこうの火をジュッと押しつけられたような痛み」とのこと。
とても強い毒で、場合によっては死んでしまうこともあるらしい。
そのため、「殺人アリ」と呼ばれることもある。

ヒアリがもともと住んでいる場所は、アメリカや中国、オーストラリアなど。
アメリカでは、1年間に1400万人の人がヒアリにさされて、苦しんでいる。

ヒアリがこわいのは、毒だけではない。
もうひとつこわいところは、巣をつくる場所。

町の中の、建物や道路の下に穴をほり、そこに住み着く。
これによって、建物がこわされたり、道路に穴があいたりする危険がある。

さらに、ヒアリは電気が大好き。
町の中の電気設備の中に入り込んで、それをこわしてしまうこともある。

ヒアリは、頭もよい。
大雨などで水におそわれると、イカダを作って、それに乗ってすごす。
巣の中で死んでしまった仲間がいると、その仲間の死体を巣の外に運び出し、病気がひろがることをふせぐ。

なかなか、やっかいなアリだね。
こんなのが日本に住み着いたら、これは大変だ。

今回、ヒアリが見つかったのは、神戸港のコンテナおきば。
中国から運ばれたコンテナに、くっついてきたと思われる、

その数、およそ100匹。
神戸市によると、この100匹は、殺虫剤でやっつけることができたらしい。
女王アリやタマゴは見つかっておらず、今のところ、日本に住み着く心配は必要なさそう。

これで一安心・・・と思ったら。
その5日後、21日には、別の毒アリが見つかった。

『神戸港に別の外来毒アリ』 朝日新聞

新たに見つかったのは、アカカミアリ。
こちらは、ヒアリほど強い毒はもっていない。
とはいえ、毒アリにはかわりはないので、やはりこわい。

こちらも、数は100匹ほどで、すべて殺虫剤でやっつけた。
ヒアリと同じく、女王アリやタマゴは見つかっていない。

危険な外来種というと、アリゲーターが-とかカミツキガメなどが思い浮かぶけど、小さいアリはいつ入ってくるかわからないので、そっちの方がこわいかもしれないね。
「かべに耳あり、しょうじにヒアリ」なんてことになったら、それこそおそろしい。
とりあえず、みなれないアリなどを見つけたら、さわらない方がよさそうだね。

写真は、ヒアリ。ウィキペディアより。




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2017年06月22日 06:00  学び~理科

養殖ウナギのナゾ~オスメスどっち?

今日は、ウナギのお話し。

みんなは、ウナギ、好き?
ウナ丼とか、ひつまぶしとか。
とてもおいしいし、食べると元気が出るよね。

日本で食べられるウナギのほとんどは、養殖(しょうしょく)されたウナギ。
つまり、人間の手で育てられたウナギだ。

養殖といっても、ウナギの赤ちゃんが生まれるところから育てているわけではない。
ウナギの生態にはナゾが多く、タマゴを産ませたり、生まれたばかりの赤ちゃんを育てたりすることは難しい。
だから、海から子供のウナギをとってきて、それを人間の手で育てている。

ところが、最近、海でとれる子供ウナギの数が、とても減ってしまっている。
それにともない、養殖ウナギの数も、減っている。

子供ウナギがもっと増えないと困っちゃう。
そう考えた漁師さんたちは、養殖で育てたウナギを、海にはなしたりしている。

ところが、この養殖ウナギには、ひとつ大きな問題が。

それは、そのほとんどがオスだということ。

人間は、生まれる前から、男なのか女なのか決まっている。
ところが、ウナギは、そうじゃない。
赤ちゃんの時は、みんな一緒で、オスもメスもない。
大人に育っていく途中で、オスになるウナギと、メスになるウナギに分かれていくんだ。

養殖で使う子供ウナギは、まだオスでもメスでもない状態。
養殖用の水そうの中で育つうちに、オスになったりメスになったりする。

自然の中で育ったウナギは、オスとメスが半分ずつくらい。
それなのに、養殖で育てたウナギは、90パーセント以上がオスになる。
メスは、ほとんどいない。

これでは、子供ウナギを増やそうと養殖ウナギを海にはなしても、お父さんばかりということになる。
お母さん、つまりメスのウナギがいなければ、たぶん、子供も生まれない。
これは、困った。

それにしても、いったい、なぜ養殖ウナギはオスばかりになるんだろう?
その理由は、ずっとわかっていなかった。

ここで、朝日新聞の記事。

『ゆっくり育てるとメス増加』 朝日新聞

養殖だとオスばかりになるウナギ。
そのナゾが、ついに解明されたらしい。

キーワードは、「ゆっくり育てる」こと。

養殖のウナギは、なるべく早く成長するように、30度くらいの高い水温の中で育てられる。
水温が高いと、その成長も早く、半年もすればりっぱな大人になる。

愛知県西尾市(にしおし)。
2013年から15年にかけて出荷したウナギの数は、667匹。
このうち、616匹がオスで、メスは49匹だけ。
これらのウナギには、早く成長させるために高い水温で育てらたウナギと、一年かけてゆっくりと育てたウナギが混ざっていた。

そして、そのウナギたちをくわしく調べたところ・・・。

高い水温で早く育てられたウナギは、全部オス。
ゆっくりと育てられたウナギは、オスとメスが半分ずつくらい。

そんなことがわかったんだ。
早く育てようとすると、ウナギがストレスを感じて、メスになるために必要なものがそろわないんだって。

さて、これでメスのウナギを育てる方法はわかった。
メスをたくさん育てて、海にはなすことができれば、子供ウナギの数も増えるかも。
養殖ウナギのこれからに、期待したいね。


写真は、ウナギ。ウィキペディアより。




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2017年06月17日 06:00  学び~理科

バイオミメティクス~人工衛星に応用されそうな生き物は?

『生きものの特徴を最新技術に』 朝日小学生新聞

植物や生物の体のつくりを応用することを、「バイオミミクリー」という。
バイオミミクリーについては、以前、ブログで紹介したよ。

『いも虫からロボット!?』
http://rakuto-toyota.jp/e274460.html



今回登場するのは、「バイオミメティクス」という言葉。
こちらも、バイオミミクリーと同じで、生きものの特徴を、最新技術に応用する。

いったい、どんな技術があるんだろう?
新聞記事に最初に登場する生きものは、こんな技術への応用が期待されている。

・人工衛星のアンテナを上手に広げたりしまったりする
・かさを上手に広げたりしまったりする

ある生き物が、何かを上手に広げたりしまったりする様子が、新しい技術に応用できるかもしれないらしい。

いったい、何の生きもの?
何をしまう様子?

想像してみてね。
ヒントは、こん虫。
こん虫って、上手になにかをしまっていたっけ?



・・・



答えは、テントウムシ。
テントウムシは、かたい「さや羽」の中に、やわらかい「後ろ羽」を持っている。
その後ろ羽のしまい方が、とても上手なんだって。

実は、テントウムシの後ろ羽のしまい方や広げ方は、ずっとなぞのままだった。
それが、今年2017年、ついに明らかになったんだ。

このしくみを解き明かしたのは、東京大学の斎藤先生。
テントウムシの後ろ羽は、自分の体の何倍も大きい。
その大きな羽をしまうしくみを解明したことにより、人工衛星などへの応用が期待されている。


2016年、シャープが出したある掃除機(そうじき)。
こちらも、ある生きものの特徴をいかしている。
それによって、ゴミがきれいにまとまってとれるようになるらしいよ。

いったい、どんな生きものの、どんな特徴をいかしているんだろう?
想像してみてね。

ヒントは・・・
とてもきれい好きなその生きものは、自分の体のよごれを落とすのが、とても上手。
ぺろぺろとよごれをまとめて、ぺっと吐き出すよ。



・・・



答えは、ネコ。
ネコは、ざらざらした舌(した)を使って、きれいに体のそうじをするんだ。

このざらざらの舌をまねしたのが、シャープの掃除機。
これによって、すいとったごみを、いぜんの15分の1の小ささにまとめることに成功した。


お次は、同じくシャープの洗濯機(せんたくき)。
こちらも、ある生きものの特徴をまねすることで、とても強い水の流れを作り出すことに成功した。

いったい、どんな生きものの、どんな特徴をいかしているんだろう?
想像してみてね。

ヒントは・・・
水の流れというくらいだから、水の中の生きものだよね。
強い水流をおこすんだから、相当なスピードで水の中を泳げるにちがいない。



・・・



答えは、イルカ。
イルカは、特徴のある尾びれをつかって、すごいスピードで水の中を移動する。

シャープの洗濯機は、このイルカの尾びれの形や、表面のしわをまねしたんだって。
これによって、強い流れを生み出し、よごれがしっかりと取れるようにしたんだ。

シャープでは、「ここをこんな風にできたらな。」という場所が見つかったら、参考になりそうな生きものを探すんだって。
「この生きものの、こんな所が人の役にたたないかな?」
そういう見方で生きものたちをながめてみると、何か面白い発見があるかもね。
みんなも、試してみて。

写真は、テントウムシ。ウィキペディアより。
まさか、人工衛星の役に立つとはって感じだよね。




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2017年06月10日 06:00  学び~理科

東海地方が梅雨入り~なんでこんなに雨がふるの?

今年2017年6月7日。
われらが愛知県をはじめ、全国のたくさんの地方が、梅雨入り(つゆいり)したよ。

雨がたくさんふって、じめじめした梅雨。
いったい、どうしてこんなに雨がふるんだろう?

そのしくみを知るには、風と雨のことを知らなければならない。
どうして、風がふくんだろう?
どうして、雨がふるんだろう?
みんな、考えたことある?



・・・



地球の上には、あたたかい場所とつめたい場所がある。
太陽に近い赤道のふきんは、いつもあたたかい。
反対に、太陽から遠い北極や南極は、いつもつめたい。

赤道あたりでは、空気もあたたか。
あたたかくなった空気は、軽くなって上へ上へと上がっていく。
この空気が上がっていくところを、低気圧(ていきあつ)という。

空気がどんどん上がっていくので、人が空気におされる力が低い。
だから、低気圧。

空の高いところまで上がった空気は、下からどんどんやってくる空気におされて、北や南にいどうしながら、冷たくなる。
冷たくなった空気は、下に下にいどうする。
この空気が下がってくるところを、高気圧(こうきあつ)という。

空気が上からどんどんやってくるので、人が空気におされる力が強い。
だから、高気圧。

風は、高気圧から低気圧にむかってふく。
上からぐぐっと押された空気が、逃げるように低気圧へいどうする。
これが、風のしくみだ。

雨がふる場所は、低気圧がある場所。
海などからたっぷり水分をもらった空気が空にかけのぼり、ざあっと雨をふらせる。

日本の気候に影響をあたえる高気圧は、主に4つ。
オホーツク高気圧に北太平洋高気圧、シベリア高気圧、揚子江高気圧(ようすこうこうきあつ)だ。

夏が近づくと、あたたかい北太平洋高気圧が、太平洋の方からやってくる。
そして、冷たいオホーツク高気圧と、日本の真上あたりでぶつかりあいをはじめる。

高気圧と高気圧の間には、低気圧ができる。
これが、梅雨前線(ばいうぜんせん)といわれるものだ。
この梅雨前線が日本の上にとどまっている間は、雨がたくさんふることになる。

オホーツク高気圧と北太平洋高気圧のぶつかりあい。
ふつうにケンカするだけなら、あっという間に北太平洋高気圧の勝ちになるはずなんだけど、梅雨の時期、オホーツク高気圧の味方をするやつがいる。

その名は、偏西風(へんせいふう)。
空のとても高いところを、つねに西から東にむかって流れている風だ。

梅雨の時期、偏西風は、ちょっと南よりにふいている。
そのため、ヨーロッパの方からやってくる偏西風は、ヒマラヤ山脈にぶつかって、北と南のふたつにわれる。

そして、南にわかれた偏西風が、日本に近づきたい北太平洋高気圧のじゃまをする。
だから、北太平洋高気圧は、なかなか日本に近づけない。

偏西風は、夏が近づくにつれて北にいどうし、やがてヒマラヤ山脈とはぶつからなくなる。
そうすると、北太平洋のじゃまをする偏西風がいなくなる。
あたたかい北太平洋高気圧がぐぐっと日本に近づいて、暑い夏がやってくる。

ということで、梅雨の時期に、じめじめ雨が続くのは、ヒマラヤ山脈のせいでもある。

6月7日に梅雨入りした愛知県。
梅雨があければ、一気に夏がやってくる。

写真は、ヒマラヤ山脈にあるエベレスト。ウィキペディアより。
世界で一番高い山だ。




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2017年06月07日 06:00  学び~理科

夏は白く見える葉~いったいどんな植物?

『夏は白く見える葉』 中日新聞

中日新聞の記事によると、愛知県の奥三河地方(おくみくぁちほう)の山々で、まるで雪がつもったかのように、白くなっているのが見られるらしいよ。
夏が近いこの時期、もちろん本当の雪ではない。

これ、実は、ある植物の葉っぱなんだ。
遠くから見ると、白い花がさきほこっているようにも見えるけど、白いのはあくまで葉っぱ。

葉っぱが白くなるなんて、めずらしいよね。
いったい、どんな植物なんだろう?

いくつかヒントをあげるので、想像してみてね。

梅のようにかわいい花をつけるので、夏梅と呼ばれることもある。
名前の由来は、アイヌ語の「マタタムブ」と言われている。
そしてこの植物のにおいは、ネコたちに大人気。
このにおいをかいだネコたちは、お酒を飲んでよっぱらったかのように気持ちよくなっちゃう。



・・・



答えは、マタタビ。
聞いたことある?
変わった名前だよね。

この名前の由来は、アイヌ語の「マタ」と「タムブ」を組み合わせたものだと言われている。
「マタ」は「冬」、「タムブ」は「カメのこうら」の意味。
冬になると、マタタビの実の中に、虫がすみつくことがあるから、こういう名前になったんだって。
名前の由来は他にもあるみたいだけど、アイヌ語だというのが一番有力みたい。

マタタビは、マタタビ科マタタビ属の植物で、他の木などにつるをからめながら成長する。
そして、6~7月に、小さなかわいい花をさかせる。

小さな花なので、葉っぱのかげにかくれて、あまり目立たない。
そして、同じ時期に、なぜか葉っぱが白くなる。

ここで、想像タイム。

マタタビの葉っぱが白くなるのには、それなりの理由があると思われる。
いったい、どんな理由だと思う?

ヒントは・・・
この役目、本当は花の役目なんだけど、花が小さくて目立たない。
かわりに、葉っぱが、この役目をしていると思われる。



・・・




答えは、虫をおびきよせるため。

マタタビなど、多くの花は、花粉を虫に運んでもらわないと、タネをのこせない。
だから、虫をおびきよせる必要がある。

きれいな花びらは、そのためにあるようなものなんだけど、マタタビの花は小さくて目立たない。
この花にかわって、葉っぱを白くして、虫をおびきよせているんだって。

秋になり、花の時期がおわったマタタビは、実をつける。
食べるととてもまずいみたいだけど、体にはとてもいいらしい。

疲れた旅人が、マタタビを食べて、元気になって、また旅をはじめる。
だからマタタビという名前になったなんて説もあるくらい。
今でも、クスリとして使われることがあるんだって。

実の形は、キウイフルーツみたいな感じ。
キウイフルーツも、マタタビ科の仲間なんだ。

さて。
そんなわけで、この時期、奥三河の山々では、マタタビの白い葉っぱをたくさん見ることができる。
夏なのに、雪がつもっているように見える、ちょっと不思議な光景だ。
一度、見てみたいね。

写真は、白くなったマタタビの葉っぱ。ウィキペディアより。




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2017年06月03日 06:00  学び~理科

48年ぶりのナメクジウオ~いったいどんな動物?

『県内にまだいた ナメクジウオ』 朝日新聞

昨年2016年5月のこと。
愛知県の渥美半島(あつみはんとう)の浜辺で、ナメクジウオが見つかったんだって。

ナメクジウオ。
浜辺で見つかったということは、海に住んでいるのかな?

いったい、どんな動物なんだろう?
名前から、想像してみてね。



・・・



ナメクジウオは、頭索動物(とうさくどうぶつ)と呼ばれる生き物の仲間のこと。
名前からすると、”ナメクジ”みたいな”ウオ”、つまり魚かなと思っちゃうけど、魚ではない。
見た目はたしかに魚ににているけど、生き物の種類としては貝に近いイメージで、砂浜の砂にもぐって生活している。


ところで、頭索動物って、どんな生き物なんだろう?

すべての生き物は、脊索(せきさく)とよばれるものをもっている。
脊索は、体などをささえる、柱みたいなもの。

人間も、赤ちゃんになる前の、もっともっと小さな時には、脊索をもっている。
でも、大きくなるにつれて脊索はなくなり、脊椎(せきつい)におきかわる。

脊椎とは、かんたんに言うと背骨(せぼね)のこと。
人間のように、脊索がいつのまにか脊椎にかわっていく動物のことを、脊椎動物という。

一方で、脊索がずっと脊索のままの動物もいる。
ナメクジオウも、そんな動物のひとつ。
ナメクジウオは、脊索が頭の方にはりだしているので、頭索動物と呼ばれる。

脊椎動物たちも、むかしむかしはそうだったんだけど、どんどん進化(しんか)して、今の姿にたどりついた。
反対に、頭索動物などは、うまく進化できずに、むかしのままの姿で今を生きている。

だから、ナメクジウオのような生き物を、「生きた化石」と呼ぶこともある。
ナメクジウオをしっかりと研究すれば、人間などの動物が、どんなふうに進化してきたか、わかるかもしれない。

さて、そんなナメクジウオ。
愛知県内で見つかったのは、なんと48年ぶり。

三河湾にうかぶ三河大島には、むかしはたくさんのナメクジウオがすんでいて、国の天然記念物に指定されたこともある。
しかし、海の水のよごれなどにより、いつしかいなくなってしまった。
そして、48年ぶりに見つかったのが、今回のナメクジウオだ。

見つかったナメクジウオは、大きさ3.92センチメートル。
見た目は、やっぱり魚みたい。

見つかった場所は、渥美半島の先っちょにある西ノ浜。
とても水がきれいな場所らしい。

ナメクジウオは、きれいな海が大好き。
たくさんのナメクジウオがずっといられるくらい、きれいな海にしたいね。

写真は、ナメクジウオ。ウィキペディアより。




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2017年06月02日 06:00  学び~理科

プールの水をぬいたらあの生き物が~いったい何がいたの?

『学校のプール、水を抜いたら…大量の・・・』 朝日新聞

佐賀県唐津市(からつし)にある、名護屋小学校(なごやしょうがっこう)。
今年2017年5月のある日。
まもなくやってくるプール開きにむけてプールを掃除するために、多くの水をぬいた。

すると、プールの中に大量の・・・と、ここで想像タイム。

プールの中から、めずらしいある生き物が、大量に見つかったらしいよ。
いったい、何だと思う?
自由に想像してみてね。



・・・



では、改めて記事タイトルを。

『学校のプール、水を抜いたら…大量の希少サンショウウオ』 朝日新聞

なんと、プールで見つかったのは、めずらしいカスミサンショウウオたち。
その数、数百匹。
すごい数だね。

ところで、サンショウウオって、どんな動物だっけ?
まずは、サンショウウオについて、復習してみよう。


サンショウウオは、漢字で書くと、山椒魚。
魚(うお)とあるけど、魚じゃない。
カエルなどと同じく、両生類の仲間だ。

両生類らしく、体は粘膜(ねんまく)におおわれている。
肺で呼吸する人間とはちがい、皮膚(ひふ)での呼吸をたよりに生きている。
この皮膚呼吸のために必要なのが粘膜。
だから、体の粘膜がないと、生きていけないんだ。

英語名は、サラマンダー。
ゲームなんかで聞いたことのある名前だよね。
サラマンダーは、もともとは、火の中に住む聖霊(せいれい)のこと。
火トカゲともよばれる。

サンショウウオといえば、有名なのはオオサンショウウオ。
全長50~150センチメートル。
世界最大の両生類だ。

それに対して、今回の記事の主役カスミサンショウウオは、全長9~13センチメートル。
とてもかわいいサンショウウオだ。

カスミサンショウウオは、水田や湧水(わきみず)の周りに住んでいる。
夜行性で、昼間はお昼寝。
夜になると起き出して、こん虫やクモを捕まえて、食べるんだ。

最近では、水田が減ったり、水質が悪くなったりして、住める場所が減ってしまった。
また、アメリカザリガニなど、外国からやってきた外来種に食べられることも多くなった。
こうした理由によって、カスミサンショウウオの数は、ものすごく減ってしまった。
今では、絶滅(ぜつめつ)も心配されている状況だ。

そんなカスミサンショウオが、なぜ学校のプールにたくさんいたのか。

この小学校のプールは、林にかこまれている。
林は、カスミサンショウウオにとっては、とてもすみやすい場所なんだ。
だから、プールにカスミサンショウウオがいることは、けっしてめずらしいことではないらしい。

でも、こんなにたくさんいた理由は、わからないんだって。
先生たちも、首をかしげているよ。

今回見つかったカスミサンショウウオのうちの何匹かは、学校で飼うことになった。
子供たちは、「初めて見たけど、トカゲみたい。大切に飼育して観察したい」と言っているよ、
カスミサンショウウオ、見てみたいね。


写真は、カスミサンショウウオ。ウィキペディアより。
そういえば、昔、八方尾根に登山した時に、オタマジャクシだと思ってすくい上げたのが、実はクロサンショウウオでびっくりしたことがあるよ。
みんなも、山などに遊びに行った時に、サンショウウオに出会うこともあるかもしれない。
もしも出会ったら、大切にあつかってあげようね。





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2017年05月31日 06:00  学び~理科

カラスの侵入をふせごう~いったいどんな方法?

岩手県大槌町(おおつちちょう)。
ここに、東京大学大気海洋研究所(たいきかいようけんきゅうじょ)の研究センターがある。
国際沿岸海洋研究センター(こくさいえんがんかいようけんきゅうセンター)だ。

大気や海、海の生き物などの研究の拠点(きょてん)となっているこのセンターは、2011年3月11日、東日本大震災によって発生した津波におそわれる。
津波は、3階建ての建物をまる飲み。
幸い、センターにいた人たちの命は無事だったが、大切な資料やデータは、もくずと消えた。

あれか6年。
研究センターは、3階だけ復旧し、1階と2階は物置として使われている。

1階と2階の物置は、津波におそわれた当時のまま。
ドアもなければ、窓もない。

2015年春ごろのこと。
この物置に、ある生き物がやってくるようになった。

頭のいい黒いやつ。
そう、カラスだ。

カラスたちは、巣をつくる材料にするために、建物の一部をむしりとっていく。
建物の中は、羽やふんだらけ。

センターの人たちは困り果て、東京大学大気海洋研究所の佐藤先生に相談した。
しかし、こればっかりは、佐藤先生でもなんともならない。

困った佐藤先生は、カラスの専門家として有名な、宇都宮大学(うつのみやだいがく)の竹田先生に相談した。
そこで帰ってきた答えが・・・と、ここで想像タイム。

みんなのおうちのまわりにも、カラスはいるかな?
カラスたちがみんなのおうちにやってきてあばれられては、困っちゃうよね。
カラスたちがやってこないために、みんなだったら、どんな作戦をたてる?
ちょっと、想像してみてね。



・・・



ここで、今回の新聞記事。

『「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設』 朝日新聞


カラスの専門家武田先生からの答えは、「警告文(けいこくぶん)を出してみたら?」だった。
警告文、つまり張り紙だ。

どんな張り紙かというと、「カラス侵入禁止(しんにゅうきんし)」と大きく書いたもの。
この張り紙を何枚か張って、カラスたちに「ここは入ってきてはいけない場所だよ。」と教えてあげるというわけだ。

これには、佐藤先生もびっくり。
なぜなら、カラスは、字が読めない。
いくら頭のいいカラスでも、張り紙にかかれた内容を、理解できるわけがない。

それでも、佐藤先生、ためしに張り紙を作って、張り出してみた。
すると、すぐに、カラスたちは、やってこなくなった。

張り紙を張り出してから、3年。
張り紙のきき目は、いまでもばつぐん。
相変わらず、カラスたちはやってこない。

ひょっとして、カラスって、字が読めたりするのかな?
いやいや、そんなことはない。
さすがのカラスも、字は読めない。

ならば、どうして、カラスが来なくなったんだろう?



・・・



カラスがこなくなった原因は、この警告文そのものよりも、この警告文を見た人たちの反応。

センターには、そこではたらく人や学生さんなど、たくさんの人が出入りする。
その人たちが、「カラス侵入禁止」の張り紙を見てどんな反応をするかといえば・・・。

「えっ!カラスがいるの?中に入ってくるの?」

・・・と思って空を見上げたり、近くにカラスがいればそれを指さしたりするはずだ。

そうした人たちの動きを見たカラスは、「ここはあぶない場所だ。」と感じて建物に入ってこない。
どうも、そんな理由らしい。

それにしても、そんな作戦を考え出した武田先生、すごいアイデアマンだね。

写真は、カラス。ウィキペディアより。




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2017年05月27日 06:00  学び~理科

育て竜の子~どんな苦労があったの?

前回は、見た目が竜の赤ちゃんみたいで、ドラゴンズベビーとも呼ばれている、ホライモリという生き物のついて紹介したよ。

『育て竜の子~いったいどんな動物?』
http://rakuto-toyota.jp/e406921.html

ディナル・アルプス山脈(さんみゃく)というところにある、カルスト洞穴(どうけつ)という洞窟にしかすんでいないホライモリ。
とてもめずらしくて、めったにお目にかかることができない。

そんなホライモリが、2005年の愛知万博の縁で、愛知県碧南市(へきなんし)にある、碧南海浜水族館(へきなんかいひんすいぞくかん)で、大切に飼われている。

2005年の愛知万博には、世界中の国がブースを出して、自分の国を紹介してくれた。
そんな中、クロアチアの人たちは、日本の人たちによろこんでもらおうと、ホライモリ4匹を連れてきてくれた。

ホライモリは、万博が行われている半年間だけ、碧南海浜水族館に展示されることになった。
ところが、水族館の人たちには、ホライモリの飼い方が全く分からない。


ここで、想像タイム。

図鑑にものっていないような新しい生き物を飼おうとした時。
インターネットなどで情報を集めることになると思われる。

こんな時、みんなは、どんな情報を集める?
生き物を飼うのに、知っていけなければいけないことって、何?



・・・




生き物を飼おうと思えば、まずは環境。
ホライモリであれば、水の中の生き物なので、どんな水が好きなのかを知る必要がある。
水といっても、海水もあれば淡水(たんすい)もある。
その成分も、水によっていろいろだ。

次に、温度。
水を用意したら、その温度は何度くらいにすればよいのか。
ホライモリだったら、洞窟内の水の温度と、同じようにすればいいはずだ。

そして、エサ。
なにを好んで食べるのかを、知る必要がある。
エサがないと、ずっと生きてはいけないはずだよね。


朝日新聞の記事によると、ホライモリを飼うことになった水族館の人たちも、いろいろと苦労をしたみたいだよ。

『育て竜の子 愛の12年』 朝日新聞

水族館の人たちは、さっそくホライモリの飼い方を、クロアチアの人たちに聞いてみた。
そうしたところ、「洞窟(どうくつ)と同じ成分の水を使い、水温を10度前後にしておけばいい。」といわれた。
半年くらいなら、エサは食べなくてもだいじょうぶとも。

それを聞いて、水族館の人たちは、水を探しはじめた。
洞窟の水は、日本の水とは、まったく成分がちがう。
そこで、ヨーロッパから輸入(ゆにゅう)されているミネラルウォーターを調べてみた。
そうしたところ、ひとつだけ、洞窟内の水と同じような成分のものがみつかった。

水族館では、さっそく、その水をたくさん購入。
エサは必要ないので、とりあえず一安心。

4匹のホライモリたちは、ぶじ、碧南海浜水族館で展示されることとなった。

ところが、万博が終わりに近づいたある日。
クロアチアの人たちから、「ホライモリ4匹は、このまま寄贈(きぞう)するから、水族館で飼い続けてほしい。」といわれた。

寄贈してくれるのはうれしいけど、どうやって飼いつづけるのか。
そもそも半年だけという話だったので、エサのことなどは、まったく調べてもいなかった。
とはいえ、クロアチアの人からは、「エサなしでも、12年は生き続ける。」といわれていたので、そのままエサなしで飼い続けることに。

ところが。
それから半年ほどたってみると、ホライモリたちは、明らかにやせてきた。

12年エサなしでも、だいじょうぶなはずなのに。
困った水族館の人たちは、ホライモリたちがどんなエサを食べるのか、クロアチアの人たちに聞いてみた。

クロアチアの人から「ビデオで調べて。」と返事があり、さっそく調べてみると、小さなエビを食べていることがわかった。

エビならば、日本にもたくさんある。
さっそく、ビデオで見たエビににているものを探してきた。

そして、そのエビをホライモリたちにあたえてみると・・・。
ホライモリたちは、よろこんでパクパク食べ始めた。

これで、ひと安心。
水族館の人たちは、よろこんでたくさんのエサを、ホライモリたちにあたえはじめた。

ところが、これがいけなかった。
もともと「エサなしで12年だいじょうぶ」なくらい小食のホライモリ。
たくさんのエサを一度に食べすぎたことで、おなかがパンパンになりすぎて、1匹が死んでしまった。

生き物が少ない洞窟の中で、ホライモリたちが、一度にたくさんのエサを食べることはありえない。
水族館の人たちは、それ以降、なるべく自然に近い形になるように、少しづつエサをあたえることにした。

それから12年。
4匹いたホライモリたちは1匹まで減ってしまったが、その1匹はまだまだ元気。

クロアチアでは、80~100年生き続けるといわれているホライモリ。
水族館の人たちは、今もとても大切に飼い続けている。
碧南海浜水族館にいって、ホライモリに会いたいね。

写真は、愛知万博の会場。
たくさんの国が、いろいろな展示をしていたよ。




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2017年05月26日 06:00  学び~理科

育て竜の子~いったいどんな動物?

『育て竜の子 愛の12年』 朝日新聞

竜の子だって。
いったい、どんな生き物なんだろう?
みんな、想像できる?



・・・



竜の子の正体は、ホライモリとよばれる生き物。
サンショウウオやカエルと同じ、両生類の仲間だ。
見た目が竜の赤ちゃんみたいなので、「ドラゴンズベビー」と呼ばれている。

大きさは、20~30センチメートルくらい。
ヘビのような、長い体が特徴だ。

ホライモリが住んでいるのは、スロベニアやクロアチアあたりにある、洞窟(どうくつ)の中。
ディナル・アルプス山脈(さんみゃく)というところにある、カルスト洞穴(どうけつ)という洞窟にしかすんでいない。

他の洞窟には住んでいないので、数もすくなく、とてもめずらしい。
それもあって、スロベニアでは、ホライモリをとても大切にしている。

絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されていて、つかまえようとおもっても、よほどのことがない限り、ゆるしてもらえない。
ホライモリは、スロベニアの人たちによって、しっかりと守られているんだ。
スロベニアでは、お金にえがかれたこともあるくらい、人気者なんだって。

そんなめずらしいホライモリ、ぜひ見てみたいよね。

でも、そこまで大切に保護されている動物だから、スロベニアでもなかなかお目にかかれないかもしれないし、ましてや日本で見ることができる場所なんてないよね・・・と思ったら。

日本でただひとつ、ホライモリを見ることができる水族館があるんだ。


愛知県碧南市(へきなんし)にある、碧南海浜水族館(へきなんかいひんすいぞくかん)。
ここに、1匹のホライモリが、大切に飼われている。

なんで、ホライモリが、碧南の水族館にいるんだろう?
話は、12年前、2005年の愛知万博(あいちばんぱく)までさかのぼる。

愛知万博には、世界中の国々がブースを出して、自分の国を紹介してくれていた。
クロアチアも、万博にブースを出していた。

クロアチアの人たちは、「何を展示すれば、日本の人たちがよろこんでくれるかな?」って考えて、とてもめずらしいホライモリ4匹を展示することにしたんだ。

ところが、環境の変化にとても弱いホライモリ。
万博会場で飼うことは、むずかしいということがわかった。

こまったクロアチアの人たちは、碧南市に相談。
結果的に、この4匹は、碧南海浜水族館で展示されることになった。

もともとは、万博期間中だけの展示予定だったホライモリたち。
万博も終わりが近づいたある日、クロアチアの人たちから、このまま水族館で飼い続けてほしいという話があった。
結果、ホライモリ達は、碧南海浜水族館で飼い続けられることになった。

あれから、12年。
水族館のホライモリは、1匹に減ってしまったけど、その1匹はまだまだ元気だ。
ぜひ一度、見に行きたいね。


ところで。
生態(せいたい)もなにもわからない、めずらしい動物を飼うのは、とても大変だったみたい。

水族館の人たちは、とても苦労したみたいだよ。
どんな苦労があったかというと・・・っと、ここで想像タイム。

もしも、みんなが図鑑にものっていないめずらしい動物を飼うことになったら、どうする?
想像してみてね。
続きは次回。

写真は、ホライモリ。ウィキペディアより。




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