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もののしくみ研究室

2017年05月25日 06:00  学び~理科

名古屋好きの珍鳥~どんな鳥?

『名古屋好きの珍鳥?』 朝日新聞

名古屋(なごや)って、愛知県名古屋市のことだよね。
朝日新聞の記事によると、その名古屋を好きな珍鳥(ちんちょう)、つまり珍しい(めずらしい)鳥がいるらしい。
いったい、どんな鳥なんだろう?

・・・と、ここで想像タイム。

今回登場する鳥は、鳴き声にとてもとくちょうがある鳥の仲間なんだ。
鳥の名前には、いろいろな由来(ゆらい)があったりするけど、この鳥だけはどこの国にいっても、その鳴き声が名前の由来となっている。

イギリスでは、CUCKOO。
フランスでは、COUCOU。
ドイツでは、KUCKUCK。
オランダでは、KOEKOEK。

日本では・・・なんの鳥だと思う?



・・・



答えは、カッコウ。
今回名古屋にやってきたのは、カンムリカッコウというカッコウの仲間だ。

カンムリカッコウは、インドやネパール、中国などに住んでいる。
そして、暑い夏が近づくと、北の方におひっこしをする。

カンムリカッコウは、本来、日本にやってくることはない。
日本にやってくるのは、ひっこしの途中で迷子(まいご)になってしまった、迷鳥(めいちょう)だ。
迷子の鳥だけに、めったにはお目にかかれない。

千葉県にある山階鳥類研究所(やましなちょうるいけんきゅうじょ)によると、日本でカンムリカッコウを写真にとることに成功したのは、16回。
そのほとんどが、南西諸島(なんせいしょとう)や日本海にうかぶ島でとられたもの。
本州で写真にとられたのは、1回だけ。

そんな珍しい鳥を、今年2017年4月に写真におさめたのは、名古屋市の杉浦さん。
とった場所は、名古屋市内の公園。
本州でのさつえい成功は、これで2回目だ。
杉浦さん、すごいね。

ちなみに、前回、本州でさつえいに成功したのは、2008年のこと。
この時さつえいされた場所は、なんと、こちらも名古屋市内の公園だ。

研究所が確認していない例もあるかもしれないけれど、確認している例では、2件中2件が名古屋。
カンムリカッコウ、本当に名古屋のことが好きなのかもしれないね。
公園にいったら、探してみようかな。

写真は、カンムリカッコウ。ウィキペディアより。
頭のカンムリが、その特徴だ。




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2017年05月22日 06:00  学び~理科

年々数が減少~どうして減っちゃったの?

『年々数が減少 保護活動が進むよ』 朝日小学生新聞

朝日小学生新聞によると、ヤマネコの数が、毎年のように減り続けているらしい。

この記事をうけて、前回は、まず、ネコについて、勉強したよ。

『年々数が減少~日本のネコは何種類?』
http://rakuto-toyota.jp/e405944.html

今回は、そのつづき。
日本にすむ、ヤマネコたちについて。

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ツシマヤマネコの生息数が減少 推計70~100匹 中日新聞


日本にすんでいるネコは、たったの3種類。

まずは、イエネコ。
そして、対馬(つしま)に住んでいるツシマヤマネコ。
最後に、西表島(いりおもてじま)に住んでいるイリオモテヤマネコだ。


ツシマヤマネコは、ベンガルヤマネコから派生したアムールヤマネコというヤマネコの仲間。

イリオモテヤマネコは、同じくベンガルヤマネコから派生したヤマネコだが、アムールヤマネコとはちょっと違う、個別の種類。

どちらのヤマネコも、数がとても少ない。
だから、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)というものに、指定されている。

絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)とは、大切にしないと、絶滅してしまうかもしれない数のすくない生物のこと。


さらに。

ツシマヤマネコは、国の天然記念物に、イリオモテヤマネコは、国の特別天然記念物に、それぞれ指定されている。

みんなから、大切にされているんだね。


ところが。

新聞の記事によると、ツシマヤマネコの数が減っているらしい。

今回の発表によると、ツシマヤマネコの数は、およそ70~100匹。
10年前の調査と比べると、10パーセントくらい減ってしまった。

いったい、なぜ減ってしまったんだろう?


・・・


大きな原因のひとつは、交通事故。

去年は、13匹のツシマヤマネコが、交通事故で死んでしまった。

たった100匹しかいないのに、そのうち13匹が交通事故。
かわいそうだよね。


交通事故に苦しんでいるのは、イリオモテヤマネコも同じ。

どちらも、ネコに注意するように標識をたてたり、車が通ると音が出るように道を工夫して、ネコたちを守ろうとしている。
それでも、なかなか交通事故が減らない。

ヤマネコたちも、大切な日本の仲間だ。
交通事故などで死ぬことのないように、みんなで守っていきたいね。

もしも、対馬や西表島を車で走ることがあったら・・・ヤマネコたちに注意だね。


写真は、ツシマヤマネコ。ウィキペディアより。
りりしい!




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2017年05月20日 06:00  学び~理科

年々数が減少~日本のネコは何種類?

『年々数が減少 保護活動が進むよ』 朝日小学生新聞

朝日小学生新聞によると、毎年のように数が減り続けている野生動物がいるらしいよ。
いったい、どんな動物だと思う?



・・・



答えは、ヤマネコ。
宮沢賢治の童話『どんぐりと山猫』にも登場するヤマネコだ。
そのヤマネコの数が、どんどん減っているらしい。

ところで、日本には、どんなヤマネコがいたんだっけ?
ここからは、4年前の記事で、ネコについて復習しよう。

-----------------------------------------

ツシマヤマネコの生息数が減少 推計70~100匹 中日新聞


ツシマヤマネコだって。
70~100匹しないないってことは、相当少ないよね。

ひょっとしたら、絶滅してしまうかもしれない。
心配だね。


ところで、ヤマネコって、普通に街にいるネコと何か違うのかな?
ネコのことって、案外知っているようで知らないな。
ということで、今日は、ネコのことをお勉強しよう。


まずは、いきなり問題。

日本には、何種類のネコが住んでいるでしょうか?
ちょっと、想像してみてね。


・・・


答えは、3種類。
そう、たったの3種類なんだ。


ペットして飼われていたり、野良猫として街で見かけるネコたち。
いろいろなネコがいるけど、実はみんな同じ仲間。
「イエネコ」と呼ばれるネコたちだ。


まずは、イエネコ。
そして、対馬(つしま)に住んでいるツシマヤマネコ。
最後に、西表島(いりおもてじま)に住んでいるイリオモテヤマネコ。

日本に住んでいるネコは、この3種類だけなんだ。


では、イエネコとヤマネコの違いは、なんだろう?


イエネコも、もともとは自然の中でくらす、ヤマネコだった。

昔々。
たくさんの人が、家の中を走り回るたくさんのネズミに困っていた。
そこで、ヤマネコを連れてきて、ペットとして飼うことにした。
ネズミが大好きなヤマネコは、どんどんネズミを退治してくれる。
ありがたいね。
こうして、ヤマネコをペットとして家で飼うようになったのが、イエネコのはじまり。


人に飼いならされたイエネコだが、野生の本能は失わずに持っている。

自然の中でくらしているネコは、木の枝の上や木陰などで、待ち伏せして、エサをつかまえる。
だから、ネコは高いところが大好き。

そして、とても高いところに、ぴょんと飛びあがる。
自分の体の5倍くらいの高さまで、飛びあがることができる。


走るのも速い。

その速さは、時速48キロメートルとも、いわれている。
すごい、運動能力だね。


運動能力もすごいけど、もっとすごいのは、耳だ。

犬や人とくらべると、とてもよく聞こえる耳を持っている。
特に、高い音をよくききわける。

ネズミは、人などがききわけられないような高い音を出すらしい。
ネズミが大好きなネコは、この高い音をきちんと聞き分けて、ネズミがどこにいるかを見分けるんだ。

音のしている場所がはっきりわかるので、ネズミがどのくらい近づいてきたかもわかっちゃう。
待ち伏せして狩りをするネコには、ぴったりの耳だね。

家で飼われているネコも、飼い主の足音をきちんとききわけることができるんだよ。


ネコといえば、よく「ねこじた」っていうね。
熱い物を食べるのが苦手な人が、「私、ねこじたなの。」というのを聞いたことがある。

ネコって、熱いものが、苦手なんだろうか?


・・・


実は、これも、昔自然の中でくらしていたころのなごりだ。

自然の中では、生の肉ばかり食べている。
熱の通った、熱い物を食べることは、まずありえない。

ネコは、決して熱い食べ物がきらいというわけではない。
熱い食べ物に、慣れていないだけなんだ。


さて。

今日は、ネコについて、勉強したよ。
明日は、日本に住んでいるヤマネコについて、勉強しよう。

写真は、うちの飼い猫、コータロー。





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2017年05月19日 06:00  学び~理科

プラ食う虫~虫が解決してくれる?

前々回は、プラスチックが引き起こしており問題について、紹介したよ。
そして、前回は、その問題をどうやって解決しようとしているのかを、紹介した。

『プラスチックのスープ~海をよごす悪い奴』
http://rakuto-toyota.jp/e331987.html
『プラ食う虫~プラゴミ問題を解決するには?』
http://rakuto-toyota.jp/e405432.html

今回は、その続き。

今、世界中で、プラスチックのゴミが増え続けている。

ゴミといえば、プラスチックだけではない。
食べ残しだとか、紙くずだとか、いろいろなゴミがある。

こうしたゴミの中でも、特にプラスチックのゴミはやっかいだ。

なぜ、やっかいなのか?
みんな、想像できる?
プラスチックのゴミ、食べ残しとか紙くずとかと、何がちがうと思う?
想像してみてね。



・・・


きちんと、ゴミ箱に捨てられたゴミは、ゴミ処理場に集められる。
そして、燃やされたり、リサイクルに使われたりしながら、きちんと処理される。
プラスチックのゴミも同じ。
リサイクルに使われるものもあれば、ゴミを燃やすための燃料として使われる場合もある。

そうやって、きちんと処理されるゴミはよい。
しかし、きちんとゴミ箱にすてられず、山や川、海などたまっているゴミもある。

こうしたゴミの中でも、食べ残しや紙くずなどのゴミの多くは、時間をかけて自然の中の戻っていく。
わかりやすいのは食べ残しで、ブタや牛などの動物がこれを食べてうんちをすれば、それはやがては畑の肥料になる。

紙くずだって、もともと木からできているもの。
ヤギが食べることもあるかもしれないし、土の中にいるバクテリアなどの微生物(びせいぶつ)が、分解してくれる。

しかし、プラスチックを分解して自然に戻すのは、簡単ではない。
なぜなら、プラスチックを食べて、きちんと消化できる動物が、めったにいないから。
一部の微生物は、プラスチックを分解することができるけど、特別なクスリを使わないといけなくて、とても手間がかかる。

ある動物が、プラスチックをエサとまちがえて食べたとする。
プラスチックは消化できないので、うんちにまじって、そのまま動物の体の外へ。
プラスチックは、プラスチックのままだ。

つまり、プラスチックのゴミは、自然の中で分解できない、やっかいなゴミなんだ。

そんな中、朝日新聞の記事。

『ポリ袋を食べるイモムシ発見 ごみの削減に期待』 朝日新聞

この記事によると、プラスチックを食べて、消化することができるイモムシが見つかったらしい。
いったい、どんなイモムシなんだろう?
とても、めずらしい種類のやつかな?



・・・

今回、このイモムシを発見したのは、イギリスとスペインの研究チームだ。

メンバーのひとりは、研究のために、ハチノスツヅリガというガの幼虫を集めていた。
集まった幼虫は、大切にポリ袋に入れておいた。

ところが、気が付いたら、ポリ袋に穴があいていた。
「??」と思ったチームのメンバーが、この幼虫の体の中をしっかり調べてみたところ、ポリ袋がきちんと消化されて、他のものに分解されていることがわかった。

これには、研究チームもびっくり。
動物が食べ物を消化するためには、それを助けてくれる酵素(こうそ)というものが必要だ。

「いったい、どんな酵素がプラスチックを分解しているんだろう?」
いろいろ調べてみたけど、今の時点ではわかっていない。

わかったことは、幼虫100匹が、半日で92ミリグラムのポリ袋を食べてくれるということ。
この100匹を放っておけば、およそ1か月で、スーパーのレジ袋1枚を食べきる。

そして、もうひとつすごいことが。
このハチノスツヅリガの幼虫は、世界中のどこにでもいるということ。
釣りのエサにも使われるので、釣具屋さんで買うこともできる。

この幼虫をうまく使えば、世界中からプラスチックのゴミを減らすことができるかもしれない。
そうなったら、いいよね。

しかし、ナショナル・ジオ・グラフィックという有名な雑誌によると、このニュースをうけた世界中の学者さんは、「虫にゴミ処理をさせるのは、どんなものだろう?」と言っているらしい。
イモムシがプラスチックを分解した時に、イモムシのおなかの中に、どんなものができ上っているのか、そのあたりをしっかりと研究してからではないと、むずかしいみたい。

アメリカで海の研究をしている生物学者トレイシー・ミンサーさんによると、プラスチックの問題は、作る量を減らすこと、リサイクルを増やすこと、この2つをしっかりやっていくしかないとのこと。

まずは、ゴミはきちんと分別してゴミ箱にすてる。
これが、一番の基本だということだね。

とはいえ、幼虫くんにも、ぜひがんばってほしいね。

写真は、ハチノスツヅリガではないけど、キイロスズメというガの幼虫。ウィキペディアより。
チョウやガの幼虫のうち、毛がはえていないのをイモムシ、毛がはえているのがケムシというよ。




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2017年05月13日 06:00  学び~理科

期待の新技術~どのくらいの温度が必要なの?

前回と前々回は、核融合発電(かくゆうごうはつでん)という発電方法について。

『期待の新技術~いったいどんな発電方法?』
http://rakuto-toyota.jp/e405219.html
『期待の新技術~核融合発電って、どんな発電方法?』
http://rakuto-toyota.jp/e405228.html

今回は、その続き。

核融合発電を成功させようと思うと、水素原子を、プラズマの状態にしなければならない。

プラズマって、いったい何?

プラズマを知るためには、まずは「物質(ぶっしつ)の三態(さんたい)」について知っておかなければならない。
物質、つまり「もの」は、まわりの温度などの条件によって、その姿を変える。

例えば、水。

水は、びちゃびちゃで、形がない。
びちゃびちゃのこの状態を、液体(えきたい)という。

ふだんは液体の水も、冷凍庫で0度以下にひやしてあげると、かちんこちんの氷になる。
かちんこちんのこの状態を、固体(こたい)という。

今度は、水をやかんにいれて、ふっとうさせる。
ふつふつとふっとうしたやかんの中の水は、水蒸気(すいじょうき)に変身して、やかんの口から空気の中へ。
すかすかの水蒸気は、目に見ることさえできなくなってしまう。
すかすかのこの状態を、気体(きたい)という。

すべての物質は、水といっしょ。
周りの温度などによって、固体になったり、液体になったり、気体になったりする。

固体をあたためて液体にし、さらにあたためて気体にする。
それを、もっともっとあたためると・・・物質は、気体の状態を通り越して、プラズマという状態になる。
プラズマは、原子と電子がばらばらになっちゃった状態で、物質の4つ目の状態ともいわれている。

原子と電子について知りたい子は、こちらも見てね。

『光ってなにもの?~光はどうやって生まれるの?』
http://rakuto-toyota.jp/e366253.html


さて、原子と原子を合体させるには、まずはその原子をプラズマの状態にしないといけない。
そして、もっともっと温度を高くしてあげないと、核融合は成功しない。

どのくらいまで温度を上げたらいいかというと・・・

太陽では、水素原子がプラズマ状態になって、お互いに合体しているはず。
だったら、太陽と同じくらいの温度でいいのかな?

みんな、太陽の温度って、知ってる?
知らない子は、想像してみて。



・・・



太陽の表面温度は、およそ6000度。
しかし、原子と原子が合体する核融合がおこっているのは、太陽の表面ではなく中心のあたり。
ここの温度は、およそ1500万度だ。

ということは、水素原子をプラズマ状態にして、1500万度まで温度をあげれば、核融合発電ができるはずだ。
ところが、そんなに簡単なことではないらしい。

太陽は、とてつもなく重い。
その中心部では、とんでもない圧力(あつりょく)、つまりおさえつけられる力がかかっている。
これだけの圧力がかかっている場所では、そんなに温度を上げなくても、核融合をおこすことができる。

一方で、実験室の装置の中。
太陽みたいなすごい圧力をかけるわけにはいかない。
圧力が少ないかわりに、太陽よりももっともっと高い温度が必要になる。

どれくらいの温度が必要かというと、1億2000万度以上。
とんでもない温度が、必要となる。
そして、今回の記事。

『プラズマ温度 1億度以上達成』 朝日新聞

岐阜県土岐市(ときし)にある核融合科学研究所。
ここで、今年2017年3月から、水素をプラズマにして、さらに高温にする実験が行われていた。

そして、この4月。
その温度が、ついに1億度を超えたんだって。

いままでの最高記録は、9400万度。
これを大きく超えて、ついに大台のり。

これは、すごい。
これからも、実験がんばってほしいね。

写真は、九州大学にあるプラズマ実験炉(じっけんろ)QUEST。ウィキペディアより。




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2017年05月12日 06:00  学び~理科

期待の新技術~核融合発電って、どんな発電方法?

前回は、核融合発電(かくゆうごうはつでん)という発電方法があるよという話だったよ。

『期待の新技術~いったいどんな発電方法?』
http://rakuto-toyota.jp/e405219.html

今回は、その続き。
核融合発電について、もう少しくわしく見てみよう。

原子力発電も、核融合発電も、原子の力をかりるところは、同じ。
でも、ちがいはたくさんある。

原子力発電は、原子がこわれる時にでるエネルギーを使う。
それに対して、核融合発電はふたつの原子がひとつに合体する時にでるエネルギーを使う。

原子力発電で使われる原子は、ウランやプルトニウムといった原子たち。
ウランの原子番号は92、プルトニウムは94だ。
これらは、とても重たい原子たち。

一方で、核融合発電で使われる原子は、水素やヘリウム。
水素の元素番号は1、ヘリウムは2だ。
宇宙に存在する原子の中で、1番軽いのが水素、2番目に軽いのがヘリウム。
核融合発電で使われる原子は、とても軽い。

動き出すと人間の手ではなかなか止められないのが、原子力発電。
だから、危険がいっぱい。

一方で、動き出しても、ずっと動かしたままにしておくのがむずかしい、核融合発電。
気を抜くと、止まってしまう。
ある意味、安全だといえる。


さて、ではこの核融合発電、どんな仕組みになっているのかというと・・・

ここで想像タイム。

宇宙は、さむい。
-270度ともいわれている。
とても、さむい。

そのさむい宇宙において、地球の上は、とてもあたたかい。
場所や季節によって違うけど、日本のどまんなか、愛知県くらいの場所ならば、その平均気温はだいたい16度くらい。

さむいはずの宇宙。
その宇宙にあるはずの地球が、そんなにあたたかいのは、いったいなぜ?

それは、あるものが、毎日毎日たくさんのエネルギーを送ってくれるおかげ。
そして、地球の大気や海が、そのエネルギーをためこんでくれる。
だから、地球はあたたかい。

では、地球にエネルギーを送ってくれているものとは、いったい何?
みんな、想像できる?



・・・



答えは、太陽。

太陽のおよそ73パーセントは、水素でできている。
そして、太陽の中では、水素原子と水素原子がはげしくぶつかって合体し、ヘリウムに変身している。
この時に、たくさんのエネルギーが作られる。
地球に送られてくるのは、こうして作られたエネルギーだ。


核融合発電のしくみは、実は太陽と同じ。

水素原子と水素原子を合体させて、新しい原子を作り出す。
その時に出るたくさんのエネルギーを、発電に使おうというものだ。

これは、人間の手で、小さな太陽を作り出そうとてしているといってもいい。
いいかえれば、核融合発電を成功させるには、太陽と同じ環境をどこかに作ってしまえばよいということになる。

ところが、これが、とてつもなく難しい。
次回は、核融合発電のどんなところが難しいかを見てみよう。

写真は、太陽。ウィキペディアより。
太陽と同じ環境を作ろうと思ったら、いったい何をすればいいんだろう?




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2017年05月11日 06:00  学び~理科

期待の新技術~何の力で電気を作るの?

『プラズマ温度 1億度以上達成』 朝日新聞

これまた、わけのわからない記事のタイトルだけど、どうも発電に関するものらしい。
発電、つまり電気の作り方のお話しだ。

まずは、想像タイム。

発電とは、何かの力をかりて、そのエネルギーを電気にかえること。
何の力をかりれば、電気を作ることができるんだろう?
今、日本で使われている発電方法、いったいどんなものがあったっけ?
一番多く使われているのは、どんな発電方法?



・・・



今、日本で使われている発電や、将来使われるであろう発電の方法については、こちらの記事を参考にしてね。

『新しい発電所~まずは主な発電方法を見てみよう!』
http://rakuto-toyota.jp/e334138.html
『新しい発電所~新エネルギーって何?』
http://rakuto-toyota.jp/e334403.html
『新しい発電所~生ごみたちを有効活用!』
http://rakuto-toyota.jp/e334415.html


今回登場する発電方法は、まだまだ実験中のものなので、これらの記事にはのっていない。
名前は、核融合発電(かくゆうごうはつでん)という。

電気を作るには、何かの力をかりなければいけない。
火力発電ならば火の力、水力発電ならば水の力だ。

核融合発電では、何の力をかりるのかというと、原子の力だ。
原子の力を使う発電というと、原子力発電というのがあって、今でも使われている。

しかし、その仕組みは、まったく違う。
原子力発電所は、原子が分裂(ぶんれつ)、つまりばらばらにこわれてしまう時に発生する力を、電気に変えている。
これに対して、核融合発電では、ふたつの原子がひとつに合体する時に発生する力を利用する。

二酸化炭素を出さない原子力発電は、とてもクリーンな発電だということで、日本でもどんどん取り入れられてきた。
しかし、原子力発電は、とても危険だ。
日本でも、福島で大きな事故を起こして、この問題はいまだに解決できていない。

原子をこわして発電するのが原子力発電。
原子は、一度こわれはじめると、まわりにある原子もどんどんこわれはじめる。
どんどんこわれていくのを止めることのできる装置が、原子力発電所にはそなわっている。

しかし、この装置がこわれてしまうと・・・。
原子がこわれていくのを、人間の手でとめることはできない。
こうなってしまうと、原子力発電所そのものがこわれてしまい、中からは放射能(ほうしゃのう)と呼ばれる、危険なものが飛び出してくるきて、どうしようもなくなってしまう。
今の福島にある原子力発電所が、こんな感じで大変なことになっている。

核融合発電は、原子力発電と同じように、二酸化炭素を出さない、クリーンな発電方法だ。
そして、原子力発電のように、人間の手でとめられないような、危険な状態にはならない。

だから、とても期待されている。
しかし、その実現には、とてつもなく高い技術が必要だ。

核融合発電とは、いったいどんな発電方法なのか?
次回は、それを見てみよう。


写真は、ロシアにあるチェルノブイリ原子力発電所。ウィキペディアより。
1986年4月に大爆発を起こし、周りの町では、人がすめなくなってしまった。
いまだに出てくる放射能をとじこめるために、今は、ぶあついコンクリートにおおわれている。





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2017年05月08日 06:00  学び~理科

偽果~イチゴのタネはどこにある?

4月のステップ理科は、『タネの発芽と成長』。

本来のカリキュラムは、タネ→光合成で、参考書もその順番なんだけど、豊田校では光合成を先にもってきた。
そのおかげもあって、「光、酸素、二酸化炭素、水、土、肥料、適当な温度のうち、タネの発芽に必要なものと不要なものは?」という質問についてみんなで話し合ってもらったら、「タネは光合成しないから・・・」なんて会話がもれ聞こえてきたよ。

「今日は、タネの話。みんな、何のタネを見たことある?」

「スイカ!」
「カキ!」
「アサガオ!」
・・・

「なるほどなるほど。ところで、みんな、イチゴのタネを見たことあるよね。」

「あるよ。」
「うん、あるある。」

「本当に?」

「・・・」


ここで、想像タイム。
みんな、イチゴのタネを見たことある?
どこにあったっけ?



・・・



「イチゴのタネを見たことある?どこにある?」と聞かれたRAKUTOっ子たちはみんな、「黒いつぶつぶのやつ。」と答えたよ。

そう、イチゴの表面にある、つぶつぶ(黒くはなかった気が・・・)。
あれこそまさにタネだよね・・・と思ったら、実はちがうんだ。

あのつぶつぶは、タネではなく、実。
イチゴの実なんだ。

タネは、当然、実の中にある。
つまり、あのつぶつぶを取り出して、それをパカンと割ってみないと、イチゴのタネを見ることはできない。

そして、あのつぶつぶが実ということは・・・いつも食べているおいしい部分は、実じゃないということになる。

そう、イチゴのおいしい部分は、実ではない。
花托(かたく)といって、茎(くき)が大きくふくらんだ部分なんだ。

実のようで実じゃないイチゴ。
イチゴの他にも、そんな野菜や果物が、いくつかあるんだ。

こうしたものたちは、偽果(ぎか)と呼ばれる。
「にせの実」という意味だ。

実とは、めしべの下の方、子房(しぼう)と呼ばれる部分がふくらんでできたもののこと。
子房ではない他の部分がふくらんで、まるで実のように見えるものが、偽果と呼ばれる。


例えば、リンゴ。
リンゴも、偽果のひとつだ。

いつも食べているリンゴの実は、じつは実ではない。
こちらも、イチゴと同じ、花托だ。

リンゴの本当の実は、食べた後に残る、芯の部分。
これは、ナシも同じ。


スイカやメロンも、偽果のひとつ。
おいしく食べる実と思われる部分は、本来の実である子房(しぼう)と花托がくっついてできたもの。
実のようで、実ではない。


偽果は、他にもいくつかあるよ。
「偽果」をキーワードにインターネットで調べれば出てくるので、興味のある子は調べてみてね。


写真は、ある果物の花。ウィキペディアより。




これ、なんの花だと思う?
ヒントは・・・
青森県の津軽平野にいけば、いっぱい見ることができるかも。





答えは、リンゴの花でした(^^)/

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2017年05月06日 06:00  学び~理科

小笠原の海底を探れ~地殻のナゾとは?(再掲)

RAKUTO豊田校は、平成29年5月1日(月)~平成29年5月7日(日)まで、通常レッスンをお休みします。
ブログは、過去記事を再掲します。

4月のホップ地理は、『山地・山脈と火山』。
このレッスンを通して、子供たちは、火山のことに興味津々。
ということで、今回の過去ブログシリーズは、「噴火」というキーワードで検索してみたよ。

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『小笠原の海底を探れ』 朝日新聞

東京からおよそ1000キロメートルの海上に、30あまりの島からなる小笠原諸島(おがさわらしょとう)がある。
遠く離れた島なので、人間の影響が少なく、めずらしい生物がたくさん。
2011年には、世界遺産に登録された。

そんな小笠原諸島で、一昨年2013年、突然火山が噴火した。

2013年11月20日、小笠原諸島の西之島から500メートルはなれた場所で、海底にある火山が噴火。
その溶岩(ようがん)がかたまって、新しい島ができあがった。

はげしい噴火はその後も続き、新しい島はどんどん大きくなった。
12月26日には500メートルはなれた西之島にひっつくくらいの大きさに。
そして、ついに、新しい島と西之島は完全にひとつになった。

その後も噴火は続き、西之島はどんどん大きくなる。
2014年7月には、もとの面積の6倍にまで大きくなった。

大きなニュースになったので、覚えている子も多いんじゃないかな。


今でも噴火が続いている西之島。
科学者の人たちが、「?」と首をかしげたことがある。
それは、西之島の噴火で飛び出してきた溶岩について。

地球は、地殻(ちかく)と呼ばれる岩石におおわれている。
大陸はとうぜん岩石だし、海の底も岩石だ。
大陸の岩石のことを大陸地殻、海の底の岩石のことを海洋地殻(かいようちかく)と呼ぶ。

大陸地殻と海洋地殻には、ちがいがある。
大陸地殻は、花崗岩(かこうがん)や安山岩(あんざんがん)でできている。
それに対して、海洋地殻は、玄武岩(げんぶがん)でできている。

だから、海に囲まれた火山から出てくる溶岩は、玄武岩がとけたものだ。
実際、ハワイや伊豆大島といった火山で有名な島は、玄武岩でできている。
今回噴火した西之島の溶岩も、とうぜ玄武岩のはずだ。


ところが。
西之島近くの火山が、前回(1973年)噴火した時にとった岩石を調べてみると。
なんと、安山岩でできている。
ということは、大陸地殻なの?

地球の地殻変動は、プレートテクニクスと呼ばれ、研究が進んでいる。
そこに、新しいナゾが登場したというわけだ。

マントルの研究をしている田村さんは、「西之島で安山岩ができたナゾを突き止め、プレートテクニクスがはじまったばかりの初期の地球で、大陸地殻の成分ができはじめたナゾの解明につなげたい。」と話す。


西之島の噴火は、まだまだ続いている。
このため、今回の噴火でとびだした溶岩は、まだ手に入っていない。
研究は、これからだ。

身近な地球、身近な大陸なんだけど、まだまだナゾがたくさんあるんだね。
西之島の研究で、いったいどんなことがわかるんだろう?
楽しみだね。
前回紹介した、「かいめい」の働きにも期待だ。

『がんばれ「かいめい」~地震の仕組みを解明するぞ!』
http://rakuto-toyota.jp/e322161.html

写真は、西之島。ウィキペディアより。



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2017年05月05日 05:00  学び~理科

がんばれ「かいめい」~地震の仕組みを解明するぞ!(再掲)

RAKUTO豊田校は、平成29年5月1日(月)~平成29年5月7日(日)まで、通常レッスンをお休みします。
ブログは、過去記事を再掲します。

4月のホップ地理は、『山地・山脈と火山』。
このレッスンを通して、子供たちは、火山のことに興味津々。
ということで、今回の過去ブログシリーズは、「噴火」というキーワードで検索してみたよ。

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『地震の仕組み「かいめい」するぞ』 朝日新聞

地震の仕組みだって。
最近、火山の噴火や地震のニュースが多いよね。

海に囲まれた日本は、地震や火山とは無縁ではいられない。
その仕組みについて、よく知っておくことは大切だ。

特に、地震の仕組みでまだしっかりとわかっていないことがしっかりと解明(かいめい)されれば、事前に地震を予測したりできるかもしれない。
そうすれば、地震による被害を、多少なりとも減らすことができるはずだ。
新聞の記事によると、その地震の仕組みを解明するために、新しい何かが作られているらしいよ。

ここで、想像タイム。
地震の仕組みを解明しようと思ったら、どんなものが必要だと思う?
自由に想像してみてね。


・・・


以前紹介した「ちきゅう号」を持っている海洋研究開発機構(かいようけんきゅうかいはつきこう:JAMSTEC)。

『がんばれ、ちきゅう号!』
http://rakuto-toyota.jp/e273442.html

このJAMSTECが新しい船を開発中だ。
その名も、「かいめい」。
地球に関するいろいろなことを、解明するのが、「かいめい」のお仕事だ。

全長およそ100メートル。
幅は、19メートル。
重さ5800トン。
大きな船だよね。

「かいめい」のすごいところは、海の深い深いところまで調査できること。
水深1万メートルを超える場所のどろを、取ったりすることができる。
水深1万メートルといえば、マントルにあたるくらいの深さだ。

地球の中心部には、金属のかたまり「核(コア)」がある。
その周りを、「マントル」という岩のかたまりがおおっている。
さらにその外側に、僕たちが生活している地表(「地殻(ちかく)という)があるよ。
そのマントルのどろを取ることができれば、いろいろな地球の「ふしぎ」を解明できるかもしれない。

水深3000メートルの場所を掘ることもできる。
レアアースと呼ばれる貴重な資源を、掘り出すことができそうだ。

「かいめい」のすごいところは、まだあるよ。
それが、3次元地震探査システム(3じげんじしんさんさシステム)だ。

このシステムを使えば、海底の地殻の様子を、3次元の映像で調べることができる。
これは、地震の仕組みの解明や発生予測に、とても役に立ちそうだ。


現在、開発中の「かいめい」。
この6月7日には、その船体が完成して、進水式が行われた。

完成して、実際に使われるようになるのは、来年2016年3月の予定だ。
「かいめい」の活躍に期待したいね。

写真は、海底広域研究船「かいめい」の完成予想図。
JAMSTECホームページ(リンク)より。
http://www.jamstec.go.jp/j/



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