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2016年12月05日 06:00 学び~理科
南極観測60年~北極では何を調べているの?
『南極観測60年 どんな成果があった?』 朝日新聞
朝日新聞によると、日本の南極観測(なんきょくかんそく)が始まって、今年で60年がたつんだって。
最初の南極観測隊が日本を旅立ったのが、1956年11月。
1957年1月には、南極に昭和基地を開いた。
それから60年。
日本の南極観測は、今も続いている。
この前は、南極のことを紹介したよ。
『南極観測60年~南極って、どんなところ?』
http://rakuto-toyota.jp/e389069.html
『南極観測60年~どんなことを調べているの?』
http://rakuto-toyota.jp/e389070.html
今回は、北極について、前回の続きだよ。
--------------------------------------------
前回は、北極について、南極と比べながら紹介したよ。
『南極観測60年~ついでに北極もみてみよう』
http://rakuto-toyota.jp/e389071.html
今回は、その北極で、日本がどんな研究を行っているのかを、紹介するね。
ノルウェーの北のはし。
ニーオルスンという場所に、ノルウェーと日本が共同で利用する観測基地(かんそくきち)がある。
ニーオルスン観測基地だ。
主な研究内容は、気候変動(きこうへんどう)について。
気候変動というと、あの言葉が思い浮かぶよね。
そう、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)だ。
二酸化炭素(にさんかたんそ)やメタンなどの温室効果ガス(おんしつこうかガス)によって、地球はどんどんあたたかくなっている。
その影響をもっとも多く受ける場所のひとつが、北極だ。
地球温暖化の影響で、北極の氷は、どんどん小さくなっているんだ。
あのホッキョクグマが、裁判(さいばん)をおこすほどの状況らしい。
『ホッキョクグマが裁判!』
http://rakuto-toyota.jp/e275032.html
それにしても、南極の氷のことはあまり話題にならないのに、なんで北極の氷のことばかり話題になるんだろう?
みんな、想像できる?
前回かいた、北極と南極のちがいについて、思い出してみてね。
・・・
南極がしっかりとした陸地をもつ大陸であるのにくらべて、北極は陸地がない。
氷が海にうかんでいるだけだ。
しかも、その氷は、南極のものと比べると、とてもうすい。
だから、とけやすいんだね。
観測をはじめた1991年以来、日本はニーオルスンで、温室効果ガスなど、大気の観測を続けている。
観測を続けることで、その変化をいちはやくつかむ。
そうすれば、この先どうなるのかを、予測できる。
北極における大気の変化は、日本の気象にも影響をあたえる。
北極の大気を知ることで、日本で起こる異常気象のしくみなどを知ることができるんだ。
そう考えると、北極の大気の観測は、とても大切なことだよね。
ニーオルスン観測基地では、いろいろな生物の生態系(せいたいけい)についても、研究しているよ。
植物が光合成(こうごうせい)で栄養を作る。
その植物を、草食動物がたべる。
その草食動物を、肉食動物が食べる。
肉食動物が死んでしまうと、その死体は小さな生き物によってばらばらにされて、植物の栄養になる。
こうして栄養がぐるぐる回っている状態を、生態系とよぶ。
この生態系の中で、例えば草食動物がものすごい数で増えたとすると・・・
植物がどんどんなくなって、生態系がまわらなくなってしまう。
北極に近いところでは、地球温暖化によって、氷河(ひょうが)がとけた場所がある。
すると、そこに植物がはえる。
その植物を目指して、草食動物たちがやってくる。
そうした変化が、生態系にどんな影響をあたえるのか。
そんなことを調べているんだ。
海のことも調べているよ。
人間たちが出す二酸化炭素の4分の1は、海の水にとけこむ。
すると、海が、どんどん酸性(さんせい)になってしまう。
『海の酸性化「前例ないスピード」 !?』
http://rakuto-toyota.jp/e261963.html
ニーオルスン観測基地では、海が酸性化することで、海の中の植物プランクトンの数が、どう変化しているのかを調査している。
小さな小さな植物プランクトンは、海の生態系に大きな影響をあたえるんだ。
ニーオルスン観測基地では、他にもいろいろな研究をしているよ。
もっと知りたい子は、こちらのリンクを見てね。
『北極のひみつ』
http://www.nipr.ac.jp/publication/PDF/hokkoku_kids_2013.pdf
写真は、ノルウェーの氷河。ウィキペディアより。
氷のかたまりが、川のように流れているのが、氷河。
こうした氷河も、地球温暖化の影響で、減っているんだって。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
朝日新聞によると、日本の南極観測(なんきょくかんそく)が始まって、今年で60年がたつんだって。
最初の南極観測隊が日本を旅立ったのが、1956年11月。
1957年1月には、南極に昭和基地を開いた。
それから60年。
日本の南極観測は、今も続いている。
この前は、南極のことを紹介したよ。
『南極観測60年~南極って、どんなところ?』
http://rakuto-toyota.jp/e389069.html
『南極観測60年~どんなことを調べているの?』
http://rakuto-toyota.jp/e389070.html
今回は、北極について、前回の続きだよ。
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前回は、北極について、南極と比べながら紹介したよ。
『南極観測60年~ついでに北極もみてみよう』
http://rakuto-toyota.jp/e389071.html
今回は、その北極で、日本がどんな研究を行っているのかを、紹介するね。
ノルウェーの北のはし。
ニーオルスンという場所に、ノルウェーと日本が共同で利用する観測基地(かんそくきち)がある。
ニーオルスン観測基地だ。
主な研究内容は、気候変動(きこうへんどう)について。
気候変動というと、あの言葉が思い浮かぶよね。
そう、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)だ。
二酸化炭素(にさんかたんそ)やメタンなどの温室効果ガス(おんしつこうかガス)によって、地球はどんどんあたたかくなっている。
その影響をもっとも多く受ける場所のひとつが、北極だ。
地球温暖化の影響で、北極の氷は、どんどん小さくなっているんだ。
あのホッキョクグマが、裁判(さいばん)をおこすほどの状況らしい。
『ホッキョクグマが裁判!』
http://rakuto-toyota.jp/e275032.html
それにしても、南極の氷のことはあまり話題にならないのに、なんで北極の氷のことばかり話題になるんだろう?
みんな、想像できる?
前回かいた、北極と南極のちがいについて、思い出してみてね。
・・・
南極がしっかりとした陸地をもつ大陸であるのにくらべて、北極は陸地がない。
氷が海にうかんでいるだけだ。
しかも、その氷は、南極のものと比べると、とてもうすい。
だから、とけやすいんだね。
観測をはじめた1991年以来、日本はニーオルスンで、温室効果ガスなど、大気の観測を続けている。
観測を続けることで、その変化をいちはやくつかむ。
そうすれば、この先どうなるのかを、予測できる。
北極における大気の変化は、日本の気象にも影響をあたえる。
北極の大気を知ることで、日本で起こる異常気象のしくみなどを知ることができるんだ。
そう考えると、北極の大気の観測は、とても大切なことだよね。
ニーオルスン観測基地では、いろいろな生物の生態系(せいたいけい)についても、研究しているよ。
植物が光合成(こうごうせい)で栄養を作る。
その植物を、草食動物がたべる。
その草食動物を、肉食動物が食べる。
肉食動物が死んでしまうと、その死体は小さな生き物によってばらばらにされて、植物の栄養になる。
こうして栄養がぐるぐる回っている状態を、生態系とよぶ。
この生態系の中で、例えば草食動物がものすごい数で増えたとすると・・・
植物がどんどんなくなって、生態系がまわらなくなってしまう。
北極に近いところでは、地球温暖化によって、氷河(ひょうが)がとけた場所がある。
すると、そこに植物がはえる。
その植物を目指して、草食動物たちがやってくる。
そうした変化が、生態系にどんな影響をあたえるのか。
そんなことを調べているんだ。
海のことも調べているよ。
人間たちが出す二酸化炭素の4分の1は、海の水にとけこむ。
すると、海が、どんどん酸性(さんせい)になってしまう。
『海の酸性化「前例ないスピード」 !?』
http://rakuto-toyota.jp/e261963.html
ニーオルスン観測基地では、海が酸性化することで、海の中の植物プランクトンの数が、どう変化しているのかを調査している。
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『北極のひみつ』
http://www.nipr.ac.jp/publication/PDF/hokkoku_kids_2013.pdf
写真は、ノルウェーの氷河。ウィキペディアより。
氷のかたまりが、川のように流れているのが、氷河。
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鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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