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2018年11月23日 06:00 学び~理科
キログラムの定義が変わる?~重さを決めるのは何?
前回、前々回と、重さの決め方について、お話ししたよ。
『キログラムの定義が変わる?~まずは今の定義について(再掲)』
http://rakuto-toyota.jp/e465285.html
『キログラムの定義が変わる?~新しい決め方は、何を使うの?(再掲)』
http://rakuto-toyota.jp/e465286.html
今回は、その続き。
『キログラム定義改訂』 朝日新聞
今年2018年11月16日。
フランスで、国際度量衡総会(こくさいどりょうこうそうかい)が開かれた。
度量衡の「度」は、長さのこと。
度量衡の「量」は、体積や容積のこと。
かんたんに言うと、ものの大きさだ。
そして、度量衡の「衡」は、重さのことだ。
国際度量衡総会では、世界中からたくさんの人が集まって、世界のみんなで同じように使われる度量衡の単位について、話し合いが行われる。
度量衡の単位は、世界中のひとたちと同じにしておかないと、大変なことになる。
たとえば、重さの単位。
1キログラムの重さは、世界どこに行っても同じだよね。
これが、もしも、国によってちがったら、どんなことになると思う?
アメリカで1キログラムの牛肉を買ってきた。
日本に帰ってきて、家で重さをはかってみたら、800グラムしかなかった。
「アメリカのお店の人は、たしかに1キログラムって言ったのに!!」
こんなことが起こると、困ってしまう。
だから、度量衡の単位は、世界中の人が集まって決める必要があるんだね。
さて、今回の国際度量衡総会では、重さの単位を変えようということが話し合われた。
1キログラム原器というものがあって、今まではその重さが1キログラムだと決められていた。
ところが、長い歴史の中で、1キログラム原器の重さが少しずつ変わってしまうことがわかった。
1キログラムの重さが、時によって変わってしまっては、みんな困っちゃう。
だから、新しく、「これが1キログラムだよ!」というものを決めることにしたんだ。
そして、決まったのが、プランク定数を使って、1キログラムの重さを決めようというルール。
プランク定数って、何だろう?
むずかしいことはおいておいて、簡単にいうと、光のエネルギーが、物体、つまり物にあたえる力の大きさを計算するためのものだ。
光は、波といっしょ。
細かい波なので、ぶるぶるふるえている感じに見える。
このぶるぶる、つまり波の細かさは、光によってちがう。
ゆったりとした波の光は、周期数(しゅうきすう)が大きい。
細かくぶるぶるとふるえる波は、周期数が小さい。
プランク定数を使うと、この波の周期数をもとに、その光のエネルギーがどれくらいの重さを物体にあたえるかを計算することができる。
そして、新しい重さの定義は、かんたんに言うとこんな感じ。
「ある周期でぶるぶるふるえている光のエネルギーと、同じだけのエネルギーをもった物体の重さを、1キログラムとする。」
なんか難しい話だけど、ようは、1キログラムの重さは、光が決めるということだ。
光のエネルギーは、波長が短い、こまかい波の光ほど強くなる。
太陽の光をあびながら、光のエネルギーのこと、想像してみてね。
写真は、RAKUTOで光の実験を楽しむ子どもたち。
光が重さを決めるなんて、なんか、ふしぎな感じだね。

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⇒レッスンの様子はこちら
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今年2018年11月16日。
フランスで、国際度量衡総会(こくさいどりょうこうそうかい)が開かれた。
度量衡の「度」は、長さのこと。
度量衡の「量」は、体積や容積のこと。
かんたんに言うと、ものの大きさだ。
そして、度量衡の「衡」は、重さのことだ。
国際度量衡総会では、世界中からたくさんの人が集まって、世界のみんなで同じように使われる度量衡の単位について、話し合いが行われる。
度量衡の単位は、世界中のひとたちと同じにしておかないと、大変なことになる。
たとえば、重さの単位。
1キログラムの重さは、世界どこに行っても同じだよね。
これが、もしも、国によってちがったら、どんなことになると思う?
アメリカで1キログラムの牛肉を買ってきた。
日本に帰ってきて、家で重さをはかってみたら、800グラムしかなかった。
「アメリカのお店の人は、たしかに1キログラムって言ったのに!!」
こんなことが起こると、困ってしまう。
だから、度量衡の単位は、世界中の人が集まって決める必要があるんだね。
さて、今回の国際度量衡総会では、重さの単位を変えようということが話し合われた。
1キログラム原器というものがあって、今まではその重さが1キログラムだと決められていた。
ところが、長い歴史の中で、1キログラム原器の重さが少しずつ変わってしまうことがわかった。
1キログラムの重さが、時によって変わってしまっては、みんな困っちゃう。
だから、新しく、「これが1キログラムだよ!」というものを決めることにしたんだ。
そして、決まったのが、プランク定数を使って、1キログラムの重さを決めようというルール。
プランク定数って、何だろう?
むずかしいことはおいておいて、簡単にいうと、光のエネルギーが、物体、つまり物にあたえる力の大きさを計算するためのものだ。
光は、波といっしょ。
細かい波なので、ぶるぶるふるえている感じに見える。
このぶるぶる、つまり波の細かさは、光によってちがう。
ゆったりとした波の光は、周期数(しゅうきすう)が大きい。
細かくぶるぶるとふるえる波は、周期数が小さい。
プランク定数を使うと、この波の周期数をもとに、その光のエネルギーがどれくらいの重さを物体にあたえるかを計算することができる。
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「ある周期でぶるぶるふるえている光のエネルギーと、同じだけのエネルギーをもった物体の重さを、1キログラムとする。」
なんか難しい話だけど、ようは、1キログラムの重さは、光が決めるということだ。
光のエネルギーは、波長が短い、こまかい波の光ほど強くなる。
太陽の光をあびながら、光のエネルギーのこと、想像してみてね。
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光が重さを決めるなんて、なんか、ふしぎな感じだね。

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鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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