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2016年06月17日 06:00 学び~理科
天の川~天の川に沿って、星座の旅をしてみよう
前回は、天の川について紹介したよ。
今日は、その続き。
『地球から見える天体~一番明るいのは?』
http://rakuto-toyota.jp/e367884.html
RAKUTO豊田校のステップクラス。
ただいま、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』というお話を、読みといているよ。
ジョバンニとカムパネルラのふたりが、銀河鉄道にのって、天の川を旅するお話だ。
銀河鉄道は、天の川にそって走り、いろいろな星座にある駅を通っていく。
みんな、星の図鑑があったら、それをながめてごらん。
天の川にそった通り道には、どんな星座がある?
・・・
銀河ステーションを出発した銀河鉄道。
最初にたどりつくのが、はくちょう座だ。
夏の夜空を見上げてみると、とても明るい星が3つ、大きな三角形を作っているのがわかる。
今の時期でも、夜9時くらいになれば、東の空に見ることができる。
この三角形は、「夏の大三角」とよばれるもの。
この三角形の左下にかかやくのが、はくちょう座の一等星、デネブだ。
デネブは、はくちょうのしっぽ。
そこから南にむかって、天の川にそったかたちで、大きなはくちょうが、羽を広げている。
デネブという星は、とにかく明るい。
地球から、1200光年以上もはなれているのに、一等星として明るく輝いている。
大きさは、太陽の200倍。
明るさは、太陽の6万5000倍以上。
数ある恒星の中でも、とても大きくて明るい、白色超巨星(はくしょくちょうきょせい)だ。
デネブは、少しずつ北に移動していて、1万年もすれば、今の北極星にかわって、新しい北極星になると思われる。
さて。
はくちょう座を旅立った銀河鉄道。
次に到着するのが、わし座。
もう一度、夏の三角をみてみよう。
この三角形の右下にかがやくのが、わし座の一等星、アルタイルだ。
アルタイルは、わしの頭。
天の川のすぐ下を、大きなわしが、羽を広げて、北に向かって飛んでいる。
アルタイルは、デネブほど明るくない。
でも、夜空に見えるアルタイルは、デネブよりも明るく見える。
これは、地球からアルタイルまでの距離が、デネブに比べるととても近いから。
デネブが1200光年以上もはなれているのに対して、アルタイルは16光年くらい。
だから、明るく見えるんだね。
アルタイルは、ひこ星として有名。
恋人は、こと座のベガ。
ベガは、アルタイルから見て、天の川をはさんだ反対側にいる。
夏の大三角の、頂点にあたる星だ。
さて。
わし座を旅立った銀河鉄道。
今度は、さそり座にたどりつく。
8月くらいになると、夜9時くらいには、南の空に、赤くかがやく星を見ることができる。
この星が、さそり座の一等星、アンタレスだ。
アンタレスは、とにかく大きい。
その大きさは、太陽の600倍以上。
温度が低いので、赤く見える、赤色超巨星(せきしょくちょうきょせい)だ。
アンタレスは、さそりの体の真ん中あたり。
天の川から、さそりが、体を半分を上にだしている。
アンタレスのあるあたりの天の川は、他の場所にくらべると、とても明るい。
さそり座のしっぽにあたる部分だ。
この場所は、実は、天の川銀河のど真ん中。
たくさんの星が集まっているので、とても明るく見えるんだ。
さて、銀河鉄道の旅も、そろそろ終点。
最後にたどりつくのが、サザンクロスという駅だ。
サザンクロスとは、南十字星という星座のこと。
南十字星は、南にありすぎて、残念ながら日本からは見ることができない。
南十字星を見ようと思うと、オーストラリアなど、南半球にある国まで旅行にいかないといけないんだ。
さて、今日はここまで、天の川にそって、いろいろな星座や星についてみてきたよ。
そして、このニュース。
『世界人口の3分の1、天の川見られず』 朝日新聞
朝日新聞の記事によると、世界の3分の1の人が、天の川を見ることができないんだって。
いったい、なぜ?
みんな、その原因を想像してみてね。
続きは、次回。
写真は、夏の大三角。ウィキペディアより。
夏の夜空を見上げたら、まずはこの三角形を見つけよう。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
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『地球から見える天体~一番明るいのは?』
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RAKUTO豊田校のステップクラス。
ただいま、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』というお話を、読みといているよ。
ジョバンニとカムパネルラのふたりが、銀河鉄道にのって、天の川を旅するお話だ。
銀河鉄道は、天の川にそって走り、いろいろな星座にある駅を通っていく。
みんな、星の図鑑があったら、それをながめてごらん。
天の川にそった通り道には、どんな星座がある?
・・・
銀河ステーションを出発した銀河鉄道。
最初にたどりつくのが、はくちょう座だ。
夏の夜空を見上げてみると、とても明るい星が3つ、大きな三角形を作っているのがわかる。
今の時期でも、夜9時くらいになれば、東の空に見ることができる。
この三角形は、「夏の大三角」とよばれるもの。
この三角形の左下にかかやくのが、はくちょう座の一等星、デネブだ。
デネブは、はくちょうのしっぽ。
そこから南にむかって、天の川にそったかたちで、大きなはくちょうが、羽を広げている。
デネブという星は、とにかく明るい。
地球から、1200光年以上もはなれているのに、一等星として明るく輝いている。
大きさは、太陽の200倍。
明るさは、太陽の6万5000倍以上。
数ある恒星の中でも、とても大きくて明るい、白色超巨星(はくしょくちょうきょせい)だ。
デネブは、少しずつ北に移動していて、1万年もすれば、今の北極星にかわって、新しい北極星になると思われる。
さて。
はくちょう座を旅立った銀河鉄道。
次に到着するのが、わし座。
もう一度、夏の三角をみてみよう。
この三角形の右下にかがやくのが、わし座の一等星、アルタイルだ。
アルタイルは、わしの頭。
天の川のすぐ下を、大きなわしが、羽を広げて、北に向かって飛んでいる。
アルタイルは、デネブほど明るくない。
でも、夜空に見えるアルタイルは、デネブよりも明るく見える。
これは、地球からアルタイルまでの距離が、デネブに比べるととても近いから。
デネブが1200光年以上もはなれているのに対して、アルタイルは16光年くらい。
だから、明るく見えるんだね。
アルタイルは、ひこ星として有名。
恋人は、こと座のベガ。
ベガは、アルタイルから見て、天の川をはさんだ反対側にいる。
夏の大三角の、頂点にあたる星だ。
さて。
わし座を旅立った銀河鉄道。
今度は、さそり座にたどりつく。
8月くらいになると、夜9時くらいには、南の空に、赤くかがやく星を見ることができる。
この星が、さそり座の一等星、アンタレスだ。
アンタレスは、とにかく大きい。
その大きさは、太陽の600倍以上。
温度が低いので、赤く見える、赤色超巨星(せきしょくちょうきょせい)だ。
アンタレスは、さそりの体の真ん中あたり。
天の川から、さそりが、体を半分を上にだしている。
アンタレスのあるあたりの天の川は、他の場所にくらべると、とても明るい。
さそり座のしっぽにあたる部分だ。
この場所は、実は、天の川銀河のど真ん中。
たくさんの星が集まっているので、とても明るく見えるんだ。
さて、銀河鉄道の旅も、そろそろ終点。
最後にたどりつくのが、サザンクロスという駅だ。
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南十字星を見ようと思うと、オーストラリアなど、南半球にある国まで旅行にいかないといけないんだ。
さて、今日はここまで、天の川にそって、いろいろな星座や星についてみてきたよ。
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鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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