バイリンガルの脳は！？

昨日は、世界にはいろいろな言語（げんご）があるというお話だった。

「世界で一番使われている言語は？」
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日本語、英語、フランス語。
他にも、たくさん登場したね。


今日は、このニュースについて。

バイリンガルの脳は高齢になっても効率的？　神経学者らが研究　ＣＮＮ


バイリンガルとは、ふたつ以上の言語を使える人のこと。

日本語と英語。
中国語とドイツ語。
なんでもいいから、ふたつ以上。


そうしたバイリンガルの人たちの脳を、アメリカの学者さんが実験で調べたんだって。

それで、こんなことがわかっちゃった。

「バイリンガルの人は、頭の動きがおとろえにくい」


どんな人でも、年をとると、頭の働きが弱くなる。

とっさのできごとに素早く対応できなかったり。
物覚えが悪くなったり。
年を取ると、いろいろと困ることがおこるんだ。


ところが。

バイリンガルの人の頭は、そうではない人の頭よりも、おとろえにくいらしい。

学者の人たちは、このことを調べるために、どんな実験をしたのだろう？


参加するのは、大人の人。
アメリカ人だから、多くの人は英語を使う。


まずは、２つのグループにわける。

ひとつは、英語だけ話す人たち。
もうひとつは、「生涯（しょうがい）バイリンガル」の人たち。

生涯バイリンガルとは、、１０歳よりも小さい時から、英語と英語以外の別の言語を、毎日使い分けてきた人たちのこと。

この二つのグループで、それぞれテストを行った。


最初は、記憶力のテスト。
これの結果には、そんなに違いはなかったみたい。


次は、頭の切り替えが必要なテスト。

こちらでは、生涯バイリンガルの人たちの方が、素早い反応をみせた。


さらに、テスト中の脳の動きを、機械で調べてみた。

すると、生涯バイリンガルの人たちの脳は、お年寄りの人でも若い人と同じような動きをしていることがわかった。

これは、生涯バイリンガルの人たちの方が、脳の働きがよいとか悪いという話ではない。
生涯バイリンガルの人たちの方が、「脳を効率的に使っている」ということらしい。

つまり、頭の使い方が上手だということだね。
なるほど！

いつも、ふたつの言葉を使い分けることが、頭のトレーニングになっているのかもしれないね。


写真は、記憶力の講座で使うワークシート。
真ん中に、ビール(^_^;)
英語版も、作ってみようかな。





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