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2018年03月14日 06:00 学び~理科
地獄の門~いったい何がおこっているの?
『古代ローマの「地獄の門」、動物が死ぬ謎を解明』 CNN
「地獄の門(じごくのもん)」とか、「動物が死ぬ」とか、なにやらおそろしげな記事だよね。
いったい、何の話なんだろう?
・・・
トルコという国を知ってる?
むかしむかし、ローマ帝国という、とても大きな国が栄えた場所だ。
そして、今回の記事の舞台は、そのトルコにある世界遺産、ヒエラポリス-パムッカレだ。
パムッカレは、石灰岩(せっかいがん)でできた、大きな台地。
その台地に雨がふりそそぐと、その雨水は地面の中にある炭酸カルシウム(たんさんかるしうむ)を溶かしながら、地中にしみこんでいく。
地中にしみこんだ雨水は、地熱であたためられ、温泉となる。
そして、炭酸カルシウムをふくんだ温泉がふきだして、真っ白なとてもふしぎな世界を作り出しているんだ。
こちらが、パムッカレの写真。ウィキペディアより。
すごい景色だよね。

さて、そんなパムッカレの一番てっぺんに建てられたのが、ヒエラポリス。
ずいぶん昔に建てられたもので、今は遺跡(いせき)として、世界遺産に登録されている。
ローマ帝国が栄えたむかし、このあたりは、温泉を中心に、観光地としてたくさんの人々がおとずれたんだって。
地震などでたくさんの建物がこわれてしまったものの、ローマ劇場やローマ浴場などは、今でもむかしの姿を残している。
さて、そんなヒエラポリスに、「地獄の門」と呼ばれている場所があるらしい。
いったい、どんな場所だと思う?
むかしの人は、そこに動物を連れて行ったらしいんだけど、その動物たちは、いったいどうなっちゃうの?
想像してみてね。
・・・
ギリシャ・ローマ様式の神殿(しんでん)の下には、洞窟(どうくつ)がある。
「地獄の門」は、その洞窟の入り口なんだ。
むかしの人は、神様へのいけにえとして、生きた動物をささげた。
神父さんにつれられた動物たちは、「地獄の門」を通って、洞窟の中へ。
すると、ふしぎなことに、神父さん以外の生き物は、みんな死んでしまう。
「こんなの、むかしからの言い伝えでしょ?」なんて思ったら、どうもそうではないらしい。
この洞窟に入った動物たちは、やはり死んでしまうんだって。
しかも、神父さんだけは、へっちゃら。
やっぱり、ふしぎだよね。
イタリア人で歴史の研究をしているハーディー・プファンツさんは、そのナゾにせまることにした。
そして、洞窟の中を、しっかりと調査した。
その結果、ついにナゾが解き明かされた。
いったい、洞窟の中で、何がおこっていたんだろう?
みんな、想像できる?
・・・
実は、洞窟の中には、体には毒となるガスがたくさんあふれていた。
そのガスの正体は、二酸化炭素(にさんかたんそ)。
洞窟の入り口あたりの二酸化炭素の濃度は、50パーセント前後。
中に入ると、90パーセントを超える濃度なんだって。
二酸化炭素は、みんなが吸っている空気の中にもふくまれているけど、その量はほんのちょっと。
体に悪さをすることはない。
しかし、その濃度が5~7パーセントをこえてくると、かなり危険で、人間でも死んでしまうかもしれないんだって。
なるほど、5~7パーセントでダメなものが、90パーセントもあったら、動物たちも死んでしまうわけだ。
それにしても、神父さんは、なぜ大丈夫だったんだろう?
・・・
二酸化炭素は、空気よりも重い。
だから、洞窟の中の下の方にたまっている。
背の低い動物たちは、その二酸化炭素をすってしまうことになるけど、背の高い神父は、すわずにすんだ。
どうも、そんなことらしい。
なるほど。
写真は、「地獄の門」。ウィキペディアより。
なにやら、ぶきみな感じだよね。

⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
「地獄の門(じごくのもん)」とか、「動物が死ぬ」とか、なにやらおそろしげな記事だよね。
いったい、何の話なんだろう?
・・・
トルコという国を知ってる?
むかしむかし、ローマ帝国という、とても大きな国が栄えた場所だ。
そして、今回の記事の舞台は、そのトルコにある世界遺産、ヒエラポリス-パムッカレだ。
パムッカレは、石灰岩(せっかいがん)でできた、大きな台地。
その台地に雨がふりそそぐと、その雨水は地面の中にある炭酸カルシウム(たんさんかるしうむ)を溶かしながら、地中にしみこんでいく。
地中にしみこんだ雨水は、地熱であたためられ、温泉となる。
そして、炭酸カルシウムをふくんだ温泉がふきだして、真っ白なとてもふしぎな世界を作り出しているんだ。
こちらが、パムッカレの写真。ウィキペディアより。
すごい景色だよね。

さて、そんなパムッカレの一番てっぺんに建てられたのが、ヒエラポリス。
ずいぶん昔に建てられたもので、今は遺跡(いせき)として、世界遺産に登録されている。
ローマ帝国が栄えたむかし、このあたりは、温泉を中心に、観光地としてたくさんの人々がおとずれたんだって。
地震などでたくさんの建物がこわれてしまったものの、ローマ劇場やローマ浴場などは、今でもむかしの姿を残している。
さて、そんなヒエラポリスに、「地獄の門」と呼ばれている場所があるらしい。
いったい、どんな場所だと思う?
むかしの人は、そこに動物を連れて行ったらしいんだけど、その動物たちは、いったいどうなっちゃうの?
想像してみてね。
・・・
ギリシャ・ローマ様式の神殿(しんでん)の下には、洞窟(どうくつ)がある。
「地獄の門」は、その洞窟の入り口なんだ。
むかしの人は、神様へのいけにえとして、生きた動物をささげた。
神父さんにつれられた動物たちは、「地獄の門」を通って、洞窟の中へ。
すると、ふしぎなことに、神父さん以外の生き物は、みんな死んでしまう。
「こんなの、むかしからの言い伝えでしょ?」なんて思ったら、どうもそうではないらしい。
この洞窟に入った動物たちは、やはり死んでしまうんだって。
しかも、神父さんだけは、へっちゃら。
やっぱり、ふしぎだよね。
イタリア人で歴史の研究をしているハーディー・プファンツさんは、そのナゾにせまることにした。
そして、洞窟の中を、しっかりと調査した。
その結果、ついにナゾが解き明かされた。
いったい、洞窟の中で、何がおこっていたんだろう?
みんな、想像できる?
・・・
実は、洞窟の中には、体には毒となるガスがたくさんあふれていた。
そのガスの正体は、二酸化炭素(にさんかたんそ)。
洞窟の入り口あたりの二酸化炭素の濃度は、50パーセント前後。
中に入ると、90パーセントを超える濃度なんだって。
二酸化炭素は、みんなが吸っている空気の中にもふくまれているけど、その量はほんのちょっと。
体に悪さをすることはない。
しかし、その濃度が5~7パーセントをこえてくると、かなり危険で、人間でも死んでしまうかもしれないんだって。
なるほど、5~7パーセントでダメなものが、90パーセントもあったら、動物たちも死んでしまうわけだ。
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だから、洞窟の中の下の方にたまっている。
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なるほど。
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爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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