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2017年06月22日 06:00 学び~理科
養殖ウナギのナゾ~オスメスどっち?
今日は、ウナギのお話し。
みんなは、ウナギ、好き?
ウナ丼とか、ひつまぶしとか。
とてもおいしいし、食べると元気が出るよね。
日本で食べられるウナギのほとんどは、養殖(しょうしょく)されたウナギ。
つまり、人間の手で育てられたウナギだ。
養殖といっても、ウナギの赤ちゃんが生まれるところから育てているわけではない。
ウナギの生態にはナゾが多く、タマゴを産ませたり、生まれたばかりの赤ちゃんを育てたりすることは難しい。
だから、海から子供のウナギをとってきて、それを人間の手で育てている。
ところが、最近、海でとれる子供ウナギの数が、とても減ってしまっている。
それにともない、養殖ウナギの数も、減っている。
子供ウナギがもっと増えないと困っちゃう。
そう考えた漁師さんたちは、養殖で育てたウナギを、海にはなしたりしている。
ところが、この養殖ウナギには、ひとつ大きな問題が。
それは、そのほとんどがオスだということ。
人間は、生まれる前から、男なのか女なのか決まっている。
ところが、ウナギは、そうじゃない。
赤ちゃんの時は、みんな一緒で、オスもメスもない。
大人に育っていく途中で、オスになるウナギと、メスになるウナギに分かれていくんだ。
養殖で使う子供ウナギは、まだオスでもメスでもない状態。
養殖用の水そうの中で育つうちに、オスになったりメスになったりする。
自然の中で育ったウナギは、オスとメスが半分ずつくらい。
それなのに、養殖で育てたウナギは、90パーセント以上がオスになる。
メスは、ほとんどいない。
これでは、子供ウナギを増やそうと養殖ウナギを海にはなしても、お父さんばかりということになる。
お母さん、つまりメスのウナギがいなければ、たぶん、子供も生まれない。
これは、困った。
それにしても、いったい、なぜ養殖ウナギはオスばかりになるんだろう?
その理由は、ずっとわかっていなかった。
ここで、朝日新聞の記事。
『ゆっくり育てるとメス増加』 朝日新聞
養殖だとオスばかりになるウナギ。
そのナゾが、ついに解明されたらしい。
キーワードは、「ゆっくり育てる」こと。
養殖のウナギは、なるべく早く成長するように、30度くらいの高い水温の中で育てられる。
水温が高いと、その成長も早く、半年もすればりっぱな大人になる。
愛知県西尾市(にしおし)。
2013年から15年にかけて出荷したウナギの数は、667匹。
このうち、616匹がオスで、メスは49匹だけ。
これらのウナギには、早く成長させるために高い水温で育てらたウナギと、一年かけてゆっくりと育てたウナギが混ざっていた。
そして、そのウナギたちをくわしく調べたところ・・・。
高い水温で早く育てられたウナギは、全部オス。
ゆっくりと育てられたウナギは、オスとメスが半分ずつくらい。
そんなことがわかったんだ。
早く育てようとすると、ウナギがストレスを感じて、メスになるために必要なものがそろわないんだって。
さて、これでメスのウナギを育てる方法はわかった。
メスをたくさん育てて、海にはなすことができれば、子供ウナギの数も増えるかも。
養殖ウナギのこれからに、期待したいね。
写真は、ウナギ。ウィキペディアより。

⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
みんなは、ウナギ、好き?
ウナ丼とか、ひつまぶしとか。
とてもおいしいし、食べると元気が出るよね。
日本で食べられるウナギのほとんどは、養殖(しょうしょく)されたウナギ。
つまり、人間の手で育てられたウナギだ。
養殖といっても、ウナギの赤ちゃんが生まれるところから育てているわけではない。
ウナギの生態にはナゾが多く、タマゴを産ませたり、生まれたばかりの赤ちゃんを育てたりすることは難しい。
だから、海から子供のウナギをとってきて、それを人間の手で育てている。
ところが、最近、海でとれる子供ウナギの数が、とても減ってしまっている。
それにともない、養殖ウナギの数も、減っている。
子供ウナギがもっと増えないと困っちゃう。
そう考えた漁師さんたちは、養殖で育てたウナギを、海にはなしたりしている。
ところが、この養殖ウナギには、ひとつ大きな問題が。
それは、そのほとんどがオスだということ。
人間は、生まれる前から、男なのか女なのか決まっている。
ところが、ウナギは、そうじゃない。
赤ちゃんの時は、みんな一緒で、オスもメスもない。
大人に育っていく途中で、オスになるウナギと、メスになるウナギに分かれていくんだ。
養殖で使う子供ウナギは、まだオスでもメスでもない状態。
養殖用の水そうの中で育つうちに、オスになったりメスになったりする。
自然の中で育ったウナギは、オスとメスが半分ずつくらい。
それなのに、養殖で育てたウナギは、90パーセント以上がオスになる。
メスは、ほとんどいない。
これでは、子供ウナギを増やそうと養殖ウナギを海にはなしても、お父さんばかりということになる。
お母さん、つまりメスのウナギがいなければ、たぶん、子供も生まれない。
これは、困った。
それにしても、いったい、なぜ養殖ウナギはオスばかりになるんだろう?
その理由は、ずっとわかっていなかった。
ここで、朝日新聞の記事。
『ゆっくり育てるとメス増加』 朝日新聞
養殖だとオスばかりになるウナギ。
そのナゾが、ついに解明されたらしい。
キーワードは、「ゆっくり育てる」こと。
養殖のウナギは、なるべく早く成長するように、30度くらいの高い水温の中で育てられる。
水温が高いと、その成長も早く、半年もすればりっぱな大人になる。
愛知県西尾市(にしおし)。
2013年から15年にかけて出荷したウナギの数は、667匹。
このうち、616匹がオスで、メスは49匹だけ。
これらのウナギには、早く成長させるために高い水温で育てらたウナギと、一年かけてゆっくりと育てたウナギが混ざっていた。
そして、そのウナギたちをくわしく調べたところ・・・。
高い水温で早く育てられたウナギは、全部オス。
ゆっくりと育てられたウナギは、オスとメスが半分ずつくらい。
そんなことがわかったんだ。
早く育てようとすると、ウナギがストレスを感じて、メスになるために必要なものがそろわないんだって。
さて、これでメスのウナギを育てる方法はわかった。
メスをたくさん育てて、海にはなすことができれば、子供ウナギの数も増えるかも。
養殖ウナギのこれからに、期待したいね。
写真は、ウナギ。ウィキペディアより。

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爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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