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2017年05月08日 06:00  学び~理科

偽果~イチゴのタネはどこにある?

4月のステップ理科は、『タネの発芽と成長』。

本来のカリキュラムは、タネ→光合成で、参考書もその順番なんだけど、豊田校では光合成を先にもってきた。
そのおかげもあって、「光、酸素、二酸化炭素、水、土、肥料、適当な温度のうち、タネの発芽に必要なものと不要なものは?」という質問についてみんなで話し合ってもらったら、「タネは光合成しないから・・・」なんて会話がもれ聞こえてきたよ。

「今日は、タネの話。みんな、何のタネを見たことある?」

「スイカ!」
「カキ!」
「アサガオ!」
・・・

「なるほどなるほど。ところで、みんな、イチゴのタネを見たことあるよね。」

「あるよ。」
「うん、あるある。」

「本当に?」

「・・・」


ここで、想像タイム。
みんな、イチゴのタネを見たことある?
どこにあったっけ?



・・・



「イチゴのタネを見たことある?どこにある?」と聞かれたRAKUTOっ子たちはみんな、「黒いつぶつぶのやつ。」と答えたよ。

そう、イチゴの表面にある、つぶつぶ(黒くはなかった気が・・・)。
あれこそまさにタネだよね・・・と思ったら、実はちがうんだ。

あのつぶつぶは、タネではなく、実。
イチゴの実なんだ。

タネは、当然、実の中にある。
つまり、あのつぶつぶを取り出して、それをパカンと割ってみないと、イチゴのタネを見ることはできない。

そして、あのつぶつぶが実ということは・・・いつも食べているおいしい部分は、実じゃないということになる。

そう、イチゴのおいしい部分は、実ではない。
花托(かたく)といって、茎(くき)が大きくふくらんだ部分なんだ。

実のようで実じゃないイチゴ。
イチゴの他にも、そんな野菜や果物が、いくつかあるんだ。

こうしたものたちは、偽果(ぎか)と呼ばれる。
「にせの実」という意味だ。

実とは、めしべの下の方、子房(しぼう)と呼ばれる部分がふくらんでできたもののこと。
子房ではない他の部分がふくらんで、まるで実のように見えるものが、偽果と呼ばれる。


例えば、リンゴ。
リンゴも、偽果のひとつだ。

いつも食べているリンゴの実は、じつは実ではない。
こちらも、イチゴと同じ、花托だ。

リンゴの本当の実は、食べた後に残る、芯の部分。
これは、ナシも同じ。


スイカやメロンも、偽果のひとつ。
おいしく食べる実と思われる部分は、本来の実である子房(しぼう)と花托がくっついてできたもの。
実のようで、実ではない。


偽果は、他にもいくつかあるよ。
「偽果」をキーワードにインターネットで調べれば出てくるので、興味のある子は調べてみてね。


写真は、ある果物の花。ウィキペディアより。

偽果~イチゴのタネはどこにある?



これ、なんの花だと思う?
ヒントは・・・
青森県の津軽平野にいけば、いっぱい見ることができるかも。





答えは、リンゴの花でした(^^)/

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