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2017年04月19日 06:00 学び~理科
小惑星衝突危機~天体が地球にぶつかってくる!?
『小惑星衝突危機、そのとき人類は 100m級でも大被害』 朝日新聞
今から24年前、1993年3月のこと。
アメリカのパロマー天文台で、星の観察をしていたシューメーカーさんたちが、新しい彗星(すいせい)を発見した。
シューメーカー・レヴィ第9彗星と名付けられたこの彗星は、発見された当時、木星の周りをぐるぐる回っていた。
1994年7月16日。
その彗星が、木星に衝突(しょうとつ)。
木星では、大きなキノコ雲が立ち上り、その様子は地球からも見ることができた。
木星にできた衝突のあとのうち、大きなものは地球と同じくらいの大きさ。
ものすごくはげしい衝突であったことがわかる。
そして、この衝突は、人類が初めて見る、惑星と彗星の衝突でもあった。
この衝突をみた研究者の人たちが考えたのは、「同じような彗星が、木星ではなく地球にぶつかってきたらどうする?」ということだった。
それをうけて、1996年、国際スペースガード財団という団体ができた。
そして、今年2017年5月。
東京で、「第5回プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス」という会議が開かれる。
これら団体や会議の目的は、地球に近づいてくる天体を発見して、対策を立てることだ。
それにしても、地球に大きな天体がぶつかってくることが、本当にあるのかな?
今現在、地球に近づきつつある天体は、およそ1万6000個発見されている。
これらの多くは、とても小さなもので、もしも地球にぶつかっても大きな被害を与えることはない。
また、今のところ、地球にぶつかってくる可能性もない。
しかし、まだ見つかってない天体があるかもしれない。
そうした天体が、地球にぶつかってくることは、ありえないことではないらしい。
実際、隕石が落ちてきて、ニュースになることもある。
2008年には、アメリカの研究者たちが、地球に近づいてきた天体を発見。
その後、アメリカ航空宇宙局(アメリカこうきゅううちゅうきょく:NASA)などにより、20時間後にアフリカに落ちてくるという予報が出された。
その天体は、予報通り、アフリカに落下。
落ちた場所が、人の住む場所ではなかったこと、また、その大きさが、2~3メートルと小さいものだったため、被害はなかった。
2013年2月。
ロシアのチェリャビンスクという町の近くに、直径20メートルくらいの大きな隕石(いんせき)が落ちた。
この隕石は、チェリャビンスクの上空で大爆発。
2分後には、爆発の衝撃(しょうげき)が町をおそった。
町では、たくさんの窓ガラスがわれ、1500人以上のけが人が出た。
少しむかしの話になるけど、1908年6月に、シベリアに落ちた隕石は、大きかった。
シベリアでは、東京都と同じくらいの広さの場所で、木がなぎたおされた。
こちらも、人が住んでいる場所ではなかったので、大きな被害は出ていない。
これが、もしも、東京や大阪など、たくさんの人が住んでいる場所に落ちてきたら。
とんでもない被害が出ていたと思われる。
また、落ちてくる場所が町ではなくても、大きな隕石がぶつかってくれば、地球規模の大災害がおこりうる。
今からおよそ6600年前。
メキシコのユカタン半島近くに、直径10キロメートルくらいの大きな天体が落下した。
衝突によってできた穴は、直径200キロメートル。
この衝突は、数百メートルの大きな津波を巻き起こした。
また、巻き上げられた土砂(どしゃ)のせいで、太陽の光が当たらなくなってしまった。
さらに、衝突で発生した熱で、岩がとけてどろどろに。
たくさんの二酸化炭素などが発生し、硫酸(りゅうさん)の雨が降った。
この衝突によって地球の環境はめちゃくちゃになり、それをきっかけに恐竜が絶滅したといわれている。
一度おこったことは、またおこってもふしぎではない。
そう考えれば、大きな天体が地球にぶつかってくることは、まったくありえないことではない。
そうした天体が見つかった時、いったいどうしたらいいんだろう?
5月に東京で開かれる会議では、そんなことが話し合われるはずだ。
近づいてくる天体を衝突させない方法。
なにか、いい方法があるのかな?
みんな、なにかいいアイデアはない?
ちょっと想像してみてね。
長くなったので、続きは次回。
写真は、シューメーカー・レヴィ第9彗星の衝突によって、木星にできた跡。ウィキペディアより。
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今から24年前、1993年3月のこと。
アメリカのパロマー天文台で、星の観察をしていたシューメーカーさんたちが、新しい彗星(すいせい)を発見した。
シューメーカー・レヴィ第9彗星と名付けられたこの彗星は、発見された当時、木星の周りをぐるぐる回っていた。
1994年7月16日。
その彗星が、木星に衝突(しょうとつ)。
木星では、大きなキノコ雲が立ち上り、その様子は地球からも見ることができた。
木星にできた衝突のあとのうち、大きなものは地球と同じくらいの大きさ。
ものすごくはげしい衝突であったことがわかる。
そして、この衝突は、人類が初めて見る、惑星と彗星の衝突でもあった。
この衝突をみた研究者の人たちが考えたのは、「同じような彗星が、木星ではなく地球にぶつかってきたらどうする?」ということだった。
それをうけて、1996年、国際スペースガード財団という団体ができた。
そして、今年2017年5月。
東京で、「第5回プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス」という会議が開かれる。
これら団体や会議の目的は、地球に近づいてくる天体を発見して、対策を立てることだ。
それにしても、地球に大きな天体がぶつかってくることが、本当にあるのかな?
今現在、地球に近づきつつある天体は、およそ1万6000個発見されている。
これらの多くは、とても小さなもので、もしも地球にぶつかっても大きな被害を与えることはない。
また、今のところ、地球にぶつかってくる可能性もない。
しかし、まだ見つかってない天体があるかもしれない。
そうした天体が、地球にぶつかってくることは、ありえないことではないらしい。
実際、隕石が落ちてきて、ニュースになることもある。
2008年には、アメリカの研究者たちが、地球に近づいてきた天体を発見。
その後、アメリカ航空宇宙局(アメリカこうきゅううちゅうきょく:NASA)などにより、20時間後にアフリカに落ちてくるという予報が出された。
その天体は、予報通り、アフリカに落下。
落ちた場所が、人の住む場所ではなかったこと、また、その大きさが、2~3メートルと小さいものだったため、被害はなかった。
2013年2月。
ロシアのチェリャビンスクという町の近くに、直径20メートルくらいの大きな隕石(いんせき)が落ちた。
この隕石は、チェリャビンスクの上空で大爆発。
2分後には、爆発の衝撃(しょうげき)が町をおそった。
町では、たくさんの窓ガラスがわれ、1500人以上のけが人が出た。
少しむかしの話になるけど、1908年6月に、シベリアに落ちた隕石は、大きかった。
シベリアでは、東京都と同じくらいの広さの場所で、木がなぎたおされた。
こちらも、人が住んでいる場所ではなかったので、大きな被害は出ていない。
これが、もしも、東京や大阪など、たくさんの人が住んでいる場所に落ちてきたら。
とんでもない被害が出ていたと思われる。
また、落ちてくる場所が町ではなくても、大きな隕石がぶつかってくれば、地球規模の大災害がおこりうる。
今からおよそ6600年前。
メキシコのユカタン半島近くに、直径10キロメートルくらいの大きな天体が落下した。
衝突によってできた穴は、直径200キロメートル。
この衝突は、数百メートルの大きな津波を巻き起こした。
また、巻き上げられた土砂(どしゃ)のせいで、太陽の光が当たらなくなってしまった。
さらに、衝突で発生した熱で、岩がとけてどろどろに。
たくさんの二酸化炭素などが発生し、硫酸(りゅうさん)の雨が降った。
この衝突によって地球の環境はめちゃくちゃになり、それをきっかけに恐竜が絶滅したといわれている。
一度おこったことは、またおこってもふしぎではない。
そう考えれば、大きな天体が地球にぶつかってくることは、まったくありえないことではない。
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なにか、いい方法があるのかな?
みんな、なにかいいアイデアはない?
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長くなったので、続きは次回。
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Posted by RAKUTO豊田校
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