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2017年03月18日 06:00  学び~理科

花粉を運んでくれるのはだぁれ~がんばれ、日本のハチたち

じゅじゅじゅふん♪
じゅじゅじゅふん♪

体験授業で使われる、受粉(じゅふん)の歌。
難しい言葉が並んでいるにもかかわらず、楽しいリズムで大人気。
一度聴いたら、頭の中は「じゅじゅじゅふん♪」だらけ。
いつの間にか、口ずさんでいる子も、少なくない。

受粉とは、おしべの先にある花粉を、めしべにくっつけること。
花たちは、自分の花粉を他の花まで運んで、その花のめしべの先に、ぺとっとくっつけないといけない。
しかし、花は自分では動けない。

そこで、かわりに花粉を運んでくれるのが・・・


さて、ここで想像タイム。

受粉のしかたには、いろいろある。
中には、自家受粉(じかじゅふん)といって、自分の花だけで受粉がすんでしまう花もある。

しかし、多くの花は、自分の花粉を、なんとかして他の花まで運ばなければならない。
もちろん、自分じゃ運べないので、かわりに運んでくれるものが必要。

運んでくれるのは、大きくふたつ。
何と何だと思う?

みんな、想像できる?



・・・



一つ目は、虫。

花のみつをすいにきた虫さん。
気が付くと、その体は花粉だらけ。

その虫さんが、みつをすい終わって、他の花のみつをすいにいけば・・・。
虫さんの体についた花粉が、その花のめしべに、ぺとっとくっついて、見事に受粉成功。
虫に花粉を運んでもらっている花のことを、虫媒花(ちゅうばいか)と呼ぶ。


もうひとつの答えは、風。

自分の花粉を風にのせて、他の花まで運んでもらう。
こうして受粉している花を、風媒花(ふうばいか)と呼ぶ。


さて、今回は、そんな受粉の関する新聞記事を見つけたよ。

『温室トマトの受粉 日本のハチ使って』 朝日新聞


ビニールハウスの中で育てる、温室トマト。
トマトは、虫媒花。
受粉の季節になると、温室トマトを作るハウスの中は、ミツバチたちがいそがしそうに飛び回っている。

がんばっているのは、当然、日本のミツバチたち・・・かと思いきや、新聞記事のタイトルに「日本のハチ使って」とあるところを見ると、どうもそうではないらしい。

トマトの受粉に使われるミツバチは、そのほとんどがヨーロッパ原産のセイヨウオオマルハナバチと呼ばれる種類のもの。

なんで、わざわざヨーロッパのハチを使うのか。
農家さんによると、日本のハチとくらべて長生きするとか、このハチの方がおいしいトマトができるとか、そんな理由があるらしい。


ある時、北海道で、温室から逃げたと思われるセイヨウオオマルハナバチが、自然の中で住み着き出した。
そして、もともといた日本のハチや植物たちに、わるい影響をあたないか、心配されるようになった。

それをうけて、セイヨウオオマルハナバチは、特定外来種(とくていがいらいしゅ)に指定された。
特定外来種とは、日本にすんでいる生き物たちに、悪さをするかもしれない外国の生き物たちのこと。
特定外来種に指定されたセイヨウオオマルハナバチは、許可がないと使えなくなった。

しかし、許可さえあれば、使うことができる。
多くの農家さんは、いまだにセイヨウオオマルハナバチを使い続けている。


一方で、国としては、やはり外来種を減らしたい。
そこで、2020年にむけて、セイヨウオオマルハナバチを半分までへらす目標をたてた。
ちらしを配ったり、日本のハチを使う農家さんに、補助金(ほじょきん)をだしたりするんだって。

日本のハチが、たくさん使われるようになるといいね。
がんばれ、日本のハチ(^^)/

写真は、ひまわりのみつを集めるハナバチ。ウィキペディアより。

花粉を運んでくれるのはだぁれ~がんばれ、日本のハチたち




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