◆◆◆ 基幹コースの残席情報
◆◆◆
2017年03月15日 06:00 学び~理科
カタクリを見に行こう~カタクリって、どんな花?
『カタクリを見に行こう』 朝日新聞
カタクリだって。
みんな、カタクリっていう花、知ってる?
ユリ科カタクリ属の多年草。
2~3月に植物の分類を勉強しているRAKUTOっ子向けにくわしく言うと、種子植物で単子葉類、虫ばい花で自家受粉はしない。
カタクリの花は、自然の山の中に群生(ぐんせい)、つまり集まって生えていることが多い。
花の色は、うすむらさき色。
群生しているので、カタクリの花がさく時期は、一面がうすむらさき色にそまった感じで、とてもきれい。
カタクリの花は、別名「スプリング・エフェメラル」とも呼ばれている。
日本語でいうと、「春の妖精(ようせい)」という意味だ。
ここで、想像タイム。
なぜ、カタクリの花は、「春の妖精」と呼ばれているんだろう?
「春」はわかるけど、「妖精」ってどんな感じ?
想像してみてね。
・・・
カタクリの花が咲くのは、3月のはじめから終わりにかけて。
一度咲いた花は、2週間くらいでかれてしまう。
さっと開いてさっと消えていくところが、めったのお目にかかることのできない「妖精」に例えられたんだね。
カタクリは、虫ばい花。
花が咲いている間に、虫たちがその花粉を運んでくれる。
虫たちのおかげで受粉できたカタクリは、タネを作って、地面に落とす。
自分の子どもをたくさん増やしたいカタクリは、せっかくできたタネを、なるべくいろいろな場所に運びたい。
できることならば、遠くまで運びたい。
でも、植物なので、それはできない。
ここでかつやくしてくれるのが、あの小さな生き物だ。
ここで、想像タイム。
カタクリのタネは、小さな小さな生き物が、遠くまで運んでくれる。
いったい、どんな生き物だと思う?
・・・
答えは、アリ。
カタクリのタネには、「エライオソーム」と呼ばれるものが、たくさん含まれている。
アリたちは、この「エライオソーム」が大好きなんだ。
だから、カタクリのタネが落ちていると、よろこんで自分の巣の近くまで運んでくれる。
さて、遠くの場所まで運ばれたタネは、やがて芽(め)を出す。
そこから、ぐんぐん茎(くき)をのばして・・・と思いきや、カタクリの成長は、とてもゆっくり。
まずは、1枚目の葉っぱができあがる。
そのあと、7~8年の間、ずっと葉っぱ一枚だけですごし、その間にたくさんの養分をためておく。
芽がでてから7~8年たった後、やっと2枚目の葉っぱができあがる。
2枚目の葉っぱができあがったカタクリは、やっと花を咲かせることができる。
花が咲いて2週間ほどたつと、カタクリはかれてしまい、葉っぱも茎もなくなってしまう。
しかし、地面の中にある根っこはきちんと生きていて、次の年の春、また花を咲かせる。
カタクリの寿命は、40~50年くらい。
一度咲いたカタクリは、この40~50年の間、毎年春に、きれいな花を咲かせるんだ。
そういえば、から揚げなどの料理に、片栗粉(かたくりこ)って、使うよね。
片栗粉は、ジャガイモのでんぷんを粉にしたものだけど、なんで片栗粉っていうんだろう?
ここで紹介したカタクリと、何か関係あるのかな?
・・・
片栗粉は、むかしは、カタクリの根っこのでんぷんで作っていたんだ。
今は、たくさん取れるようになったジャガイモを使っているけど、昔はカタクリだったんだね。
だから、片栗粉というわけだ。
さて、新聞記事によると、愛知県豊橋市(とよはしし)の、「カタクリ山」と呼ばれている山で、カタクリの花が見ごろをむかえているらしい。
われらが豊田市では、香嵐渓(こうらんけい)のカタクリが有名だ。
一度、見に行きたいね。
写真は、カタクリ。ウィキペディアより。

⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
カタクリだって。
みんな、カタクリっていう花、知ってる?
ユリ科カタクリ属の多年草。
2~3月に植物の分類を勉強しているRAKUTOっ子向けにくわしく言うと、種子植物で単子葉類、虫ばい花で自家受粉はしない。
カタクリの花は、自然の山の中に群生(ぐんせい)、つまり集まって生えていることが多い。
花の色は、うすむらさき色。
群生しているので、カタクリの花がさく時期は、一面がうすむらさき色にそまった感じで、とてもきれい。
カタクリの花は、別名「スプリング・エフェメラル」とも呼ばれている。
日本語でいうと、「春の妖精(ようせい)」という意味だ。
ここで、想像タイム。
なぜ、カタクリの花は、「春の妖精」と呼ばれているんだろう?
「春」はわかるけど、「妖精」ってどんな感じ?
想像してみてね。
・・・
カタクリの花が咲くのは、3月のはじめから終わりにかけて。
一度咲いた花は、2週間くらいでかれてしまう。
さっと開いてさっと消えていくところが、めったのお目にかかることのできない「妖精」に例えられたんだね。
カタクリは、虫ばい花。
花が咲いている間に、虫たちがその花粉を運んでくれる。
虫たちのおかげで受粉できたカタクリは、タネを作って、地面に落とす。
自分の子どもをたくさん増やしたいカタクリは、せっかくできたタネを、なるべくいろいろな場所に運びたい。
できることならば、遠くまで運びたい。
でも、植物なので、それはできない。
ここでかつやくしてくれるのが、あの小さな生き物だ。
ここで、想像タイム。
カタクリのタネは、小さな小さな生き物が、遠くまで運んでくれる。
いったい、どんな生き物だと思う?
・・・
答えは、アリ。
カタクリのタネには、「エライオソーム」と呼ばれるものが、たくさん含まれている。
アリたちは、この「エライオソーム」が大好きなんだ。
だから、カタクリのタネが落ちていると、よろこんで自分の巣の近くまで運んでくれる。
さて、遠くの場所まで運ばれたタネは、やがて芽(め)を出す。
そこから、ぐんぐん茎(くき)をのばして・・・と思いきや、カタクリの成長は、とてもゆっくり。
まずは、1枚目の葉っぱができあがる。
そのあと、7~8年の間、ずっと葉っぱ一枚だけですごし、その間にたくさんの養分をためておく。
芽がでてから7~8年たった後、やっと2枚目の葉っぱができあがる。
2枚目の葉っぱができあがったカタクリは、やっと花を咲かせることができる。
花が咲いて2週間ほどたつと、カタクリはかれてしまい、葉っぱも茎もなくなってしまう。
しかし、地面の中にある根っこはきちんと生きていて、次の年の春、また花を咲かせる。
カタクリの寿命は、40~50年くらい。
一度咲いたカタクリは、この40~50年の間、毎年春に、きれいな花を咲かせるんだ。
そういえば、から揚げなどの料理に、片栗粉(かたくりこ)って、使うよね。
片栗粉は、ジャガイモのでんぷんを粉にしたものだけど、なんで片栗粉っていうんだろう?
ここで紹介したカタクリと、何か関係あるのかな?
・・・
片栗粉は、むかしは、カタクリの根っこのでんぷんで作っていたんだ。
今は、たくさん取れるようになったジャガイモを使っているけど、昔はカタクリだったんだね。
だから、片栗粉というわけだ。
さて、新聞記事によると、愛知県豊橋市(とよはしし)の、「カタクリ山」と呼ばれている山で、カタクリの花が見ごろをむかえているらしい。
われらが豊田市では、香嵐渓(こうらんけい)のカタクリが有名だ。
一度、見に行きたいね。
写真は、カタクリ。ウィキペディアより。

⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
Posted by RAKUTO豊田校
│コメント(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。