ふわふわヘリウムが・・・！？（再掲）

RAKUTO豊田校は、平成27年12月28日（月）～平成28年1月5日（火）まで、補講や体験授業を除く通常業務を、お休みします。
電話は携帯電話に転送されますが、電話に出ることができない場合も想定されます。
どうぞ、ご承知おきください。
ブログは、過去記事の再掲します。

過去のブログ再掲シリーズ。
２０１５年の「今年の漢字」は、「安」。
安心安全の「安」だ。
ということで、今回は、「安心」というキーワードで、過去の記事を探してみたよ。

------------------------------------------------

１１月の理科は「気体の作り方」。

みんなの身近にある気体って、どんな気体？
それらを、作ったり集めたりするには、どうしたらよい？

そんな勉強をしたね。

歌の中では、酸素や水素、二酸化炭素、アンモニア。
歌以外にも、チッ素やヘリウムなどが登場した。

今日は、ヘリウムについて、ちょっと気になるニュースがあったので、それを紹介するよ。


ヘリウムガス不足が問題に FNN

え！
ヘリウムガスが不足！
問題ってことは、いろいろと困ることがあるんだよね。
どんな問題があるんだろう？

・・・

世の中で、水素についで、軽いヘリウム。

火がつきやすい水素と違って、安心安全。
だから、飛行船やバルーンなどに使われている。

軽いヘリウムで風船をふくらませると、ふわふわバルーンに大変身！

みんな、バルーン、大好きだよね？
大きな遊園地に行くと、いろいろなバルーンが売って、見ているだけで楽しい気分になる♪

口に含むと、声が高くなって、面白い。
これは、空気中よりもヘリウムの中の方が、音が早く伝わるから。
パーティーなんかで、大人気！

ヘリウムって、面白い！


ところが！

東京ディズニーリゾートでは、この秋からバルーンの販売を休止した。

理由は、ヘリウムガスが手に入らないから。


実は、今、世界中でヘリウムガスが不足している。

アジアや中東をはじめ、新興国（しんこうこく）で使う量が増えたことが、大きな原因。

それに加えて、取れる量も減っちゃった。

ヘリウムガスは、工場でほいほいどんどんと作ることはできない。
自然にあるものを集めるしか、方法はない。

ヘリウムガスがある場所は、地球の中、地面の下の下のずっと下の方。
天然ガスを掘り出すときに、いっしょに地中から出てくる。

今、ヘリウムガスのほとんどは、アメリカで生産されている。
そのアメリカで、工場が止まったりして、ヘリウムガスが取れなくなっている。


ヘリウムガスは、飛行船やバルーンだけに使われているわけではない。

病院で、病気の検査に使うＭＲＩ（エムアールアイ）という装置でも使われている。

半導体（はんどうたい）という、コンピュータに必要な部品を作るときにも、ヘリウムを使う。

バルーンだけならば、ちょっとがまんすればよいけれど・・・これは、ちょっと困るよね。

日本では、アメリカでの生産を増やしたり、アメリカ以外の場所で生産できないかを検討している。
それでも、しばらくはヘリウムガス不足は続きそう。

街中のイベントでよく配っているバルーンも、しばらくは姿を消すことがあるかもしれないね。
ちょっと、残念！


写真は、ヘリウム。ウィキペディアより。
普段は、無色透明だけど、強い電気をあびると、紫色に変身！






⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら