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2015年09月02日 06:00 学び~理科
ミツバチがいないいない病~ICチップで原因解明だ!
ハチにICチップ背負わせ追跡、蜂群崩壊症候群の解明なるか CNN
蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん)だって。
蜂(はち)の群れ(むれ)が、崩壊(ほうかい)してしまう病気のことだ。
この病気のせいで、最近、世界中で、ミツバチがいなくなってしまっている。
CNNの記事によれば、この一年間で、アメリカで42.1パーセントのミツバチがいなくなってしまったらしい。
イギリスでも、2012年~2013年に、35パーセントのミツバチがいなくなった。
その原因は、農薬や大気汚染(たいきおせん)など、いろいろと予想されているが、実際のところはよくわかっていない。
そこで、オーストラリアの研究チームが、解明にのりだした。
ミツバチの背中に、小さなICチップをのせて、ミツバチの行動を観察するんだ。
これによって、いったい何がミツバチたちにストレスを与えているのかを明らかにできるかもしれない。
ただでさえ、食べ物不足が心配されている今の地球。
ミツバチがいなくなってしまうと、農産物に影響するので、食べ物不足の心配がますます大きくなる。
オーストラリアの研究チーム、がんばってほしいね。
以下、ミツバチの病気について、過去の記事で復習だ。
------------------------------------------
6月のホップ地理は、「公害と地球環境」。
その中で登場するのが、「イタイイタイ病」。
富山県の神通川(じんつうがわ)が、カドミウムでよごれてしまった。
カドミウムは、体の中に入ると、ホネをよわくする。
ホネが曲がったり、かんたんに折れたりして、とてもいたい。
だから、「イタイイタイ病」と呼ばれるようになったんだ。
さて。
今日紹介するのは、イタイイタイ病ではなく「いないいない病」だ。
1970年ころから、アメリカなどで発生しはじめ、世界中に広まった。
今では、日本でも見られる「いないいない病」。
実は、この病気にかかるのは、人間ではなくミツバチなんだ。
さて、ここで想像タイム。
ミツバチたちがかかる、いないいない病。
いったい、どんな病気でしょうか?
名前から想像してみてね。
・・・
蜂の巣(はちのす)を、想像してみて。
中には、女王さまがいて、たくさんのタマゴがある。
巣の周りには、はたらきバチたちが、ぶんぶん飛び回っている。
はたらきバチたちは、花をさがして、そこからミツをもらってくるのが、お仕事だ。
そんな、なにやらいそがしげな蜂の巣から、ある日、ぱたっとハチがいなくなる。
巣の中の女王様や、タマゴはぶじなんだけど、はたらきバチがいない。
はたらきバチたちがいなければ、ミツを集められないから、いずれその巣はダメになるよね。
これが、「いないいない病」だ。
ある日とつぜん、ハチたちがいなくなるから、「いないいない病」。
正式には、「蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん)」という、むずかしい名前がついている。
アメリカでは、1947年には600万あった蜂の巣が、今では250万に減ってしまったんだって。
すごい、減り方だね。
それにしても、いなくなったハチたちは、いったいどうしちゃったんだろう?
どうして、ハチがいなくなったのかな?
ちょっと想像してみてね。
・・・
だれかが、蜂の巣に殺虫剤(さっちゅうざい)でもかけたのかな・・・と思ったら、そうでもない。
もしもそうだったら、巣の周りに死んだハチがたくさんあるはずなんだけど、それがまったく見当たらない。
では、ハチを食べちゃう天敵(てんてき)におそわれたんじゃない?
そう、ハチにはハチノスツヅリガやケシキスイなどの天敵がいる。
でも、これらにおそわれたところで、蜂の巣にこもっていれば大丈夫。
なので、天敵にやられたわけでもない。
そもそも死体がないので、死んだのか、それともどこかに行ってしまっただけのか、それすらわかっていない。
そこで、今回のニュース。
「イネの農薬がミツバチ大量死の原因か」 NHK
このニュースによると、いないいない病の原因は、イネを害虫から守るために使われる、農薬である可能性が高いということがわかったらしい。
それをうけて、農林水産省(のうりんすいさんしょう)は、次のような呼びかけをしている。
・ミツバチを育てている人は、水田からはなれた場所でそだてよう
・ミツバチたちが、活発に動き回っている時間は、農薬をまくのをやめよう
なるほど、農薬か。
この記事では、新しくわかったことのように書いてあるけど、ヨーロッパでは「ネオニコチノイド系」と呼ばれる農薬が原因である可能性が高いということがわかっていた。
2000年ころから、オランダ、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパの多数の国で、これらの農薬が禁止されている。
去年の12月には、ヨーロッパ連合(EU)でも禁止になった。
一方で、日本は、農薬に関する規制がゆるく、禁止にはなっていない。
ヨーロッパの大きな農家のように、空中散布(くうちゅうさんぷ)するわけではないから、禁止にする必要はないらしい。
しかし、これらの農薬は、ミツバチに悪さをするだけではなく、作物に残ったまま、人の口に入ることも考えられる。
ヨーロッパでは、作物に残ったオニコチノイドが、0.01ppm(ピーピーエム)より多い場合は、売ってはいけないことになっている。
それに対して、日本は、500倍の5ppmまで売ってもよい。
人の体にも影響が出なければよいけど、ちょっと心配。
ネオニコチノイド系農薬については、今年の2月に日本経済新聞で、くわしく報じられているよ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD1702Q_X10C14A2000000/
ところで、CNNにはこんな記事が。
「ミツバチ保護へ作業部会設置 米」 CNN
ミツバチがいないと、困ってしまう農家さんが、たくさんいるらしいよ。
だから、アメリカでは、たくさんお金を使って、ミツバチを守ろうとしている。
いったい、何が困るのだろう?
予想してみてね。
続きは、次回。
写真は、ミツバチ。ウィキペディアより。
花粉だらけだ!

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蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん)だって。
蜂(はち)の群れ(むれ)が、崩壊(ほうかい)してしまう病気のことだ。
この病気のせいで、最近、世界中で、ミツバチがいなくなってしまっている。
CNNの記事によれば、この一年間で、アメリカで42.1パーセントのミツバチがいなくなってしまったらしい。
イギリスでも、2012年~2013年に、35パーセントのミツバチがいなくなった。
その原因は、農薬や大気汚染(たいきおせん)など、いろいろと予想されているが、実際のところはよくわかっていない。
そこで、オーストラリアの研究チームが、解明にのりだした。
ミツバチの背中に、小さなICチップをのせて、ミツバチの行動を観察するんだ。
これによって、いったい何がミツバチたちにストレスを与えているのかを明らかにできるかもしれない。
ただでさえ、食べ物不足が心配されている今の地球。
ミツバチがいなくなってしまうと、農産物に影響するので、食べ物不足の心配がますます大きくなる。
オーストラリアの研究チーム、がんばってほしいね。
以下、ミツバチの病気について、過去の記事で復習だ。
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6月のホップ地理は、「公害と地球環境」。
その中で登場するのが、「イタイイタイ病」。
富山県の神通川(じんつうがわ)が、カドミウムでよごれてしまった。
カドミウムは、体の中に入ると、ホネをよわくする。
ホネが曲がったり、かんたんに折れたりして、とてもいたい。
だから、「イタイイタイ病」と呼ばれるようになったんだ。
さて。
今日紹介するのは、イタイイタイ病ではなく「いないいない病」だ。
1970年ころから、アメリカなどで発生しはじめ、世界中に広まった。
今では、日本でも見られる「いないいない病」。
実は、この病気にかかるのは、人間ではなくミツバチなんだ。
さて、ここで想像タイム。
ミツバチたちがかかる、いないいない病。
いったい、どんな病気でしょうか?
名前から想像してみてね。
・・・
蜂の巣(はちのす)を、想像してみて。
中には、女王さまがいて、たくさんのタマゴがある。
巣の周りには、はたらきバチたちが、ぶんぶん飛び回っている。
はたらきバチたちは、花をさがして、そこからミツをもらってくるのが、お仕事だ。
そんな、なにやらいそがしげな蜂の巣から、ある日、ぱたっとハチがいなくなる。
巣の中の女王様や、タマゴはぶじなんだけど、はたらきバチがいない。
はたらきバチたちがいなければ、ミツを集められないから、いずれその巣はダメになるよね。
これが、「いないいない病」だ。
ある日とつぜん、ハチたちがいなくなるから、「いないいない病」。
正式には、「蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん)」という、むずかしい名前がついている。
アメリカでは、1947年には600万あった蜂の巣が、今では250万に減ってしまったんだって。
すごい、減り方だね。
それにしても、いなくなったハチたちは、いったいどうしちゃったんだろう?
どうして、ハチがいなくなったのかな?
ちょっと想像してみてね。
・・・
だれかが、蜂の巣に殺虫剤(さっちゅうざい)でもかけたのかな・・・と思ったら、そうでもない。
もしもそうだったら、巣の周りに死んだハチがたくさんあるはずなんだけど、それがまったく見当たらない。
では、ハチを食べちゃう天敵(てんてき)におそわれたんじゃない?
そう、ハチにはハチノスツヅリガやケシキスイなどの天敵がいる。
でも、これらにおそわれたところで、蜂の巣にこもっていれば大丈夫。
なので、天敵にやられたわけでもない。
そもそも死体がないので、死んだのか、それともどこかに行ってしまっただけのか、それすらわかっていない。
そこで、今回のニュース。
「イネの農薬がミツバチ大量死の原因か」 NHK
このニュースによると、いないいない病の原因は、イネを害虫から守るために使われる、農薬である可能性が高いということがわかったらしい。
それをうけて、農林水産省(のうりんすいさんしょう)は、次のような呼びかけをしている。
・ミツバチを育てている人は、水田からはなれた場所でそだてよう
・ミツバチたちが、活発に動き回っている時間は、農薬をまくのをやめよう
なるほど、農薬か。
この記事では、新しくわかったことのように書いてあるけど、ヨーロッパでは「ネオニコチノイド系」と呼ばれる農薬が原因である可能性が高いということがわかっていた。
2000年ころから、オランダ、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパの多数の国で、これらの農薬が禁止されている。
去年の12月には、ヨーロッパ連合(EU)でも禁止になった。
一方で、日本は、農薬に関する規制がゆるく、禁止にはなっていない。
ヨーロッパの大きな農家のように、空中散布(くうちゅうさんぷ)するわけではないから、禁止にする必要はないらしい。
しかし、これらの農薬は、ミツバチに悪さをするだけではなく、作物に残ったまま、人の口に入ることも考えられる。
ヨーロッパでは、作物に残ったオニコチノイドが、0.01ppm(ピーピーエム)より多い場合は、売ってはいけないことになっている。
それに対して、日本は、500倍の5ppmまで売ってもよい。
人の体にも影響が出なければよいけど、ちょっと心配。
ネオニコチノイド系農薬については、今年の2月に日本経済新聞で、くわしく報じられているよ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD1702Q_X10C14A2000000/
ところで、CNNにはこんな記事が。
「ミツバチ保護へ作業部会設置 米」 CNN
ミツバチがいないと、困ってしまう農家さんが、たくさんいるらしいよ。
だから、アメリカでは、たくさんお金を使って、ミツバチを守ろうとしている。
いったい、何が困るのだろう?
予想してみてね。
続きは、次回。
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Posted by RAKUTO豊田校
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