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2015年06月17日 06:00 学び~理科
小笠原の海底を探れ~地殻のナゾとは?
『小笠原の海底を探れ』 朝日新聞
東京からおよそ1000キロメートルの海上に、30あまりの島からなる小笠原諸島(おがさわらしょとう)がある。
遠く離れた島なので、人間の影響が少なく、めずらしい生物がたくさん。
2011年には、世界遺産に登録された。
そんな小笠原諸島で、一昨年2013年、突然火山が噴火した。
2013年11月20日、小笠原諸島の西之島から500メートルはなれた場所で、海底にある火山が噴火。
その溶岩(ようがん)がかたまって、新しい島ができあがった。
はげしい噴火はその後も続き、新しい島はどんどん大きくなった。
12月26日には500メートルはなれた西之島にひっつくくらいの大きさに。
そして、ついに、新しい島と西之島は完全にひとつになった。
その後も噴火は続き、西之島はどんどん大きくなる。
2014年7月には、もとの面積の6倍にまで大きくなった。
大きなニュースになったので、覚えている子も多いんじゃないかな。
今でも噴火が続いている西之島。
科学者の人たちが、「?」と首をかしげたことがある。
それは、西之島の噴火で飛び出してきた溶岩について。
地球は、地殻(ちかく)と呼ばれる岩石におおわれている。
大陸はとうぜん岩石だし、海の底も岩石だ。
大陸の岩石のことを大陸地殻、海の底の岩石のことを海洋地殻(かいようちかく)と呼ぶ。
大陸地殻と海洋地殻には、ちがいがある。
大陸地殻は、花崗岩(かこうがん)や安山岩(あんざんがん)でできている。
それに対して、海洋地殻は、玄武岩(げんぶがん)でできている。
だから、海に囲まれた火山から出てくる溶岩は、玄武岩がとけたものだ。
実際、ハワイや伊豆大島といった火山で有名な島は、玄武岩でできている。
今回噴火した西之島の溶岩も、とうぜ玄武岩のはずだ。
ところが。
西之島近くの火山が、前回(1973年)噴火した時にとった岩石を調べてみると。
なんと、安山岩でできている。
ということは、大陸地殻なの?
地球の地殻変動は、プレートテクニクスと呼ばれ、研究が進んでいる。
そこに、新しいナゾが登場したというわけだ。
マントルの研究をしている田村さんは、「西之島で安山岩ができたナゾを突き止め、プレートテクニクスがはじまったばかりの初期の地球で、大陸地殻の成分ができはじめたナゾの解明につなげたい。」と話す。
西之島の噴火は、まだまだ続いている。
このため、今回の噴火でとびだした溶岩は、まだ手に入っていない。
研究は、これからだ。
身近な地球、身近な大陸なんだけど、まだまだナゾがたくさんあるんだね。
西之島の研究で、いったいどんなことがわかるんだろう?
楽しみだね。
前回紹介した、「かいめい」の働きにも期待だ。
『がんばれ「かいめい」~地震の仕組みを解明するぞ!』
http://rakuto-toyota.jp/e322161.html
写真は、西之島。ウィキペディアより。

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遠く離れた島なので、人間の影響が少なく、めずらしい生物がたくさん。
2011年には、世界遺産に登録された。
そんな小笠原諸島で、一昨年2013年、突然火山が噴火した。
2013年11月20日、小笠原諸島の西之島から500メートルはなれた場所で、海底にある火山が噴火。
その溶岩(ようがん)がかたまって、新しい島ができあがった。
はげしい噴火はその後も続き、新しい島はどんどん大きくなった。
12月26日には500メートルはなれた西之島にひっつくくらいの大きさに。
そして、ついに、新しい島と西之島は完全にひとつになった。
その後も噴火は続き、西之島はどんどん大きくなる。
2014年7月には、もとの面積の6倍にまで大きくなった。
大きなニュースになったので、覚えている子も多いんじゃないかな。
今でも噴火が続いている西之島。
科学者の人たちが、「?」と首をかしげたことがある。
それは、西之島の噴火で飛び出してきた溶岩について。
地球は、地殻(ちかく)と呼ばれる岩石におおわれている。
大陸はとうぜん岩石だし、海の底も岩石だ。
大陸の岩石のことを大陸地殻、海の底の岩石のことを海洋地殻(かいようちかく)と呼ぶ。
大陸地殻と海洋地殻には、ちがいがある。
大陸地殻は、花崗岩(かこうがん)や安山岩(あんざんがん)でできている。
それに対して、海洋地殻は、玄武岩(げんぶがん)でできている。
だから、海に囲まれた火山から出てくる溶岩は、玄武岩がとけたものだ。
実際、ハワイや伊豆大島といった火山で有名な島は、玄武岩でできている。
今回噴火した西之島の溶岩も、とうぜ玄武岩のはずだ。
ところが。
西之島近くの火山が、前回(1973年)噴火した時にとった岩石を調べてみると。
なんと、安山岩でできている。
ということは、大陸地殻なの?
地球の地殻変動は、プレートテクニクスと呼ばれ、研究が進んでいる。
そこに、新しいナゾが登場したというわけだ。
マントルの研究をしている田村さんは、「西之島で安山岩ができたナゾを突き止め、プレートテクニクスがはじまったばかりの初期の地球で、大陸地殻の成分ができはじめたナゾの解明につなげたい。」と話す。
西之島の噴火は、まだまだ続いている。
このため、今回の噴火でとびだした溶岩は、まだ手に入っていない。
研究は、これからだ。
身近な地球、身近な大陸なんだけど、まだまだナゾがたくさんあるんだね。
西之島の研究で、いったいどんなことがわかるんだろう?
楽しみだね。
前回紹介した、「かいめい」の働きにも期待だ。
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写真は、西之島。ウィキペディアより。

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爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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