戦後の１０大イノベーション！？～その２

多彩　戦後支えた発明　朝日新聞


昨日は、「戦後の１０大イノベーション」を紹介したよ。

「戦後の１０大イノベーション！？」
http://rakuto-toyota.jp/e278146.html


「１０大」には選ばれなかったけど、それでもすごい発明は、たくさんある。
新聞の記事のなかでは、３つの発明をとりあげて、説明しているよ。
今日は、それを紹介するね。


まずは、一つ目。
記事の小見出しは、こんな感じだ。

「庶民（しょみん）の車」夢を実現

庶民の車ということは、そんなにお金持ちじゃなくても、買える車っていうことかな？
さて、いったい、何のことだろう？
想像してみてね。


・・・


答えは、「軽自動車」。

１９５８年、富士重工業（ふじじゅうこうぎょう）という会社が発売した、スバル３６０。
日本初の軽自動車だ。
富士重工業では、飛行機（ひこうき）を作る技術を応用して、軽いボディーを開発。
小さいけれど、安くてじょうぶな自動車を作ることに成功した。

当時、車といえば、お金持ちしか買えないほど高かった。
スバル３６０は、その半分とまではいかないけど、それに近い値段だ。
まさに、「庶民の車」だね。

その後、日本の他の会社も、軽自動車を作りだした。
手軽に乗ることができる軽自動車は、世界でも大人気。
軽自動車は、日本が世界にほこる、すごい技術のひとつなんだね。


二つ目。
やはり、小見出しから。

「味・日持ちで世界一に」

さて、なんでしょう？

ヒントは・・・
くだものの品種（ひんしゅ）のひとつ。
青森生まれの、赤くてかわいいくだものだ。


・・・


答えは、「ふじ」。
リンゴの品種のひとつだ。

青森県藤崎町で発明された、「ふじ」。
今では、世界でもっとも生産されているリンゴになった。

世界で生産されているリンゴの、２０パーセントが「ふじ」なんだって。
これは、すごいね。

なんで、そんな人気なのかというと・・・

まずは、味。
食べたこともある子も多いとおもうけど、とてもおいしい。

そして、日持ち。
「ふじ」は、他のリンゴにくらべて、とても長持ちするんだって。

「ふじ」、すごいね。
青森発の、世界一だ。


最後は、これ。

「独自サービスで進化」

これは、なに？
・・・といわれても、独自サービスしてるところなんて、たくさんあるしなぁ。

ということで、ヒント。
街のなか、ちょっとあるくと、このお店にぶつかる。
小さな店だけど、生活に必要ないろいろなものを売っている。
銀行からお金をおろしたり、映画やコンサートのチケットをとることもできる。
さて、なんでしょう？


・・・


もうわかったよね。
答えは、コンビニ。

日本ではじめて、コンビニがオープンしたのは１９７４年。
アメリカからやってきたセブンイレブンが、東京に店を出した。

それ以来、日本のコンビニは、どんどん進化していった。
プライベートブランドと呼ばれる、その店独自の商品を開発したり、銀行のお金をおろすことができるようになったり、どんどん便利になっていった。

こうしてできあがった日本発のこうしたきめの細かいサービスは、外国にも広がり、最初はアメリカの会社だったセブンイレブンは、いまや日本の会社の一部となった。

世界をみわたすと、セブンイレブンは５万３０００店、ファミリーマートは５０００店もある。
世界中で日本のコンビニががんばっているんだね。


日本発の商品やサービス、いろいろあるね。
みんなが大人になるころには、どんなものが発明されているんだろう？
想像してみてね。


写真は、弘前城。ウィキペディアより。
リンゴといえば、青森県弘前市。
僕が、大学生の時、住んでいたところ。
桜も有名だよ。