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2019年02月08日 06:00 学び~社会
ヨーロッパのワインが安くなるよ~EPAって何?
最近、ヨーロッパから輸入されてくるワインが、安くなったらしいよ。
いったい、どうして?
・・・
今年2019年2月1日。
日本とヨーロッパ連合(EU)とで、ものの輸入や輸出に関して取り決めた新しいお約束事が、開始された。
『日本とEUで発効したEPAって何?』 朝日新聞
このお約束事は、EPA(経済連携協定:けいざいれんけいきょうてい)と呼ばれるもの。
おたがいに物を売ったり買ったりする時にかかる関税(かんぜい)を安くしたり、なくしたりするんだ。
関税というのは、外国のものを買う時にかかる税金だ。
たとえば、みんなが、おかしの工場でおかしを作って、売ることを想像してみて。
100円かけて作ったおかしを、200円で売る。
おかしひとつあたり、100円もうけることができる。
ところが、にたようなおかしが、アメリカから輸入されてきたとしよう。
アメリカのおかしは、みんなが売ろうとしているおかしよりも、ちょっと安い180円。
すると、多くの人は、みんなが作ったおかしではなくて、ちょっと安い180円のおかしを買うと思われる。
みんなのおかし工場は、おかしがうれなくなって、つぶれてしまう。
日本の会社がたくさんつぶれると、国としても困ってしまう。
だから、関税をかける。
180円のおかしに、20パーセントの関税をかけると、日本でうる値段は216円になる。
200円と216円ならば、多くの人が、200円のおかしをかってくれるはずだ。
こうして、国の産業を守るのが、関税の役目だ。
実際に、どれくらいの関税をかけているのかというと、例えば野菜。
外国から入ってくる野菜に対してかかる関税は、種類によってちがいがあるけど、多くのものは3パーセント。
100円の野菜を日本で売ろうとすると、103円になる。
日本でもっとも関税が高いのが、あれだ。
日本の主食であり、外国のものがどんどん入ってくると、農家さんがつぶれてしまう。
農家さんがつぶれてしまって、主食がとれなくなると、何かの理由で輸入ができなくなった時に、食べるものがなくて困ってしまう。
だから、とても高い関税をかけている。
あれって、いったい何?
想像できる?
・・・
答えは、お米。
お米は、割合(パーセント)ではなく、重さに対して関税をかけている。
1キログラムあたり、341円。
どこかの国からお米を輸入したとする。
10キログラムあたり3000円のお米の場合、税金は3410円。
日本で売る値段は、6410円となる。
こんなに高いお米を買う人は、めったにいないはずだ。
日本のお米は、こうして外国から守られている。
関税の話が長くなったけど、話をEPAにもどそう。
今回の取り決めで、まっさきに関税なしとなったのが、ワイン。
関税がなくなったので、ヨーロッパから輸入されてくるワインの値段は、2月1日から安くなった。
ワイン以外にも、多くのものが、11年目もしくは16年目に関税なしになる。
一方で、日本からヨーロッパに輸出されるものについてみてみよう。
牛肉やお魚、お茶などの多くは、2月1日から関税なし。
日本の農産物を、ヨーロッパで安く売ることができるようになった。
日本の主力工業である自動車。
部品については、2月1日に関税なしに。
自動車本体については、8年目に関税なしになる。
このEPAにより、日本とヨーロッパ連合での、もののやり取りが活発になる。
お互いの経済が、より元気になることが期待されているよ。
写真は、ワインの原料となるブドウ。ウィキペディアより。
今から3年前の2016年、チリとのEPAが発効されて、チリのワインが安くなった。
これにより、チリのワインがたくさん売れるようになった。
今度は、ヨーロッパのワインが人気になりそう。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
⇒レッスンスケジュールはこちら
いったい、どうして?
・・・
今年2019年2月1日。
日本とヨーロッパ連合(EU)とで、ものの輸入や輸出に関して取り決めた新しいお約束事が、開始された。
『日本とEUで発効したEPAって何?』 朝日新聞
このお約束事は、EPA(経済連携協定:けいざいれんけいきょうてい)と呼ばれるもの。
おたがいに物を売ったり買ったりする時にかかる関税(かんぜい)を安くしたり、なくしたりするんだ。
関税というのは、外国のものを買う時にかかる税金だ。
たとえば、みんなが、おかしの工場でおかしを作って、売ることを想像してみて。
100円かけて作ったおかしを、200円で売る。
おかしひとつあたり、100円もうけることができる。
ところが、にたようなおかしが、アメリカから輸入されてきたとしよう。
アメリカのおかしは、みんなが売ろうとしているおかしよりも、ちょっと安い180円。
すると、多くの人は、みんなが作ったおかしではなくて、ちょっと安い180円のおかしを買うと思われる。
みんなのおかし工場は、おかしがうれなくなって、つぶれてしまう。
日本の会社がたくさんつぶれると、国としても困ってしまう。
だから、関税をかける。
180円のおかしに、20パーセントの関税をかけると、日本でうる値段は216円になる。
200円と216円ならば、多くの人が、200円のおかしをかってくれるはずだ。
こうして、国の産業を守るのが、関税の役目だ。
実際に、どれくらいの関税をかけているのかというと、例えば野菜。
外国から入ってくる野菜に対してかかる関税は、種類によってちがいがあるけど、多くのものは3パーセント。
100円の野菜を日本で売ろうとすると、103円になる。
日本でもっとも関税が高いのが、あれだ。
日本の主食であり、外国のものがどんどん入ってくると、農家さんがつぶれてしまう。
農家さんがつぶれてしまって、主食がとれなくなると、何かの理由で輸入ができなくなった時に、食べるものがなくて困ってしまう。
だから、とても高い関税をかけている。
あれって、いったい何?
想像できる?
・・・
答えは、お米。
お米は、割合(パーセント)ではなく、重さに対して関税をかけている。
1キログラムあたり、341円。
どこかの国からお米を輸入したとする。
10キログラムあたり3000円のお米の場合、税金は3410円。
日本で売る値段は、6410円となる。
こんなに高いお米を買う人は、めったにいないはずだ。
日本のお米は、こうして外国から守られている。
関税の話が長くなったけど、話をEPAにもどそう。
今回の取り決めで、まっさきに関税なしとなったのが、ワイン。
関税がなくなったので、ヨーロッパから輸入されてくるワインの値段は、2月1日から安くなった。
ワイン以外にも、多くのものが、11年目もしくは16年目に関税なしになる。
一方で、日本からヨーロッパに輸出されるものについてみてみよう。
牛肉やお魚、お茶などの多くは、2月1日から関税なし。
日本の農産物を、ヨーロッパで安く売ることができるようになった。
日本の主力工業である自動車。
部品については、2月1日に関税なしに。
自動車本体については、8年目に関税なしになる。
このEPAにより、日本とヨーロッパ連合での、もののやり取りが活発になる。
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Posted by RAKUTO豊田校
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