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2019年02月07日 06:00 学び~社会
ワシントン条約会議~どうやって密漁をふせごう?(再掲)
『象牙国内市場、すべて閉鎖を』 朝日新聞
今年2019年5月。
スリランカで、ワシントン条約というお約束事の会議が行われる。
その会議に向けて、象牙(ぞうげ)、つまりゾウのきばを売ったり買ったりすることを禁止にしようという意見が出ている。
意見を出しているのは、ケニアやナイジェリアなどの9つの国だ。
一方で、日本は、これに反対すると思われる。
ケニアなどの9つの国は、その日本を批判している。
ケニアなどの国は、どうして象牙の売り買いを禁止にしたいのだろう?
そして、日本は、なぜ反対しているのだろう?
ここからは、3年前の記事で、復習してね。
------------------------------------
今年2016年8月末。
「グリーン・エレファント・センサス」という、とても大がかりな調査の結果が、発表されたよ。
これは、絶滅(ぜつめつ)が心配されている、ある動物の生息地や数を調べたもの。
いったい、何の動物だと思う?
「エレファント」って、どんな動物だっけ?
・・・
「エレファント」は、英語でゾウのことだ。
「グリーン・エレファント・センサス」は、いま、世界に住んでいるゾウの数を、生息地別に調べるという調査。
その結果が、今回発表されたんだ。
今回の調査によると、ゾウは、18の国にすんでいて、その数は、全部でおよそ35万頭。
35万頭というととても多く感じるかもしれないけど、2007年からの7年間で、30パーセントも減ってしまってる。
1970年ころには、100万頭のゾウがいたということなので、このころと比べると、半分以下だ。
なんで、こんなに減ってしまったのか。
その答えは、ゾウの牙(きば)にある。
ゾウの牙は、あることに使われるために、中国や日本でとても人気があるんだ。
みんな、ゾウの牙を想像してみて。
いったい、何に使われるんだろう?
・・・
ゾウの牙、象牙(ぞうげ)は、別名「白いダイヤ」と呼ばれている。
ダイヤにたとえられるくらい、大切で美しいということだ。
ゾウの牙、日本では、印鑑(いんかん)や三味線(しゃみせん)のばちなどに使われる。
中国では、工芸品に使われることが多いみたい。
美しく白い象牙は、とても高級。
最近お金持ちの人が増え始めた中国では、大人気なんだって。
象牙をたくさん取ろうと思えば、ゾウをたくさん殺さなけれならない。
そのせいで、ゾウの数は、1980年ころから、大きく減り始める。
そして、1989年。
ワシントン条約で、国と国との間で、ゾウを買ったり売ったりすること、つまり輸入と輸出が禁止された。
ワシントン条約は、絶滅しそうな動物たちを守るために作られた、国と国とのお約束事。
世界中の国々は、このお約束事をきちんと守らなければならない。
このワシントン条約のおかげで、ゾウの数は少しづつ戻り出す。
2000年代には、およそ50万頭まで回復した。
ところが、2005年から、ゾウの数は、また減り出す。
そして、今回の調査でわかった数は、およそ35万頭。
今のペースで減り続けると、9年後にはゾウの数は、半分になってしまうらしい。
ワシントン条約で守られているはずのゾウが、いったいどうしてまた減ってしまっているのか。
それは、密漁(みつりょう)、つまり、他の人に内緒でゾウを殺して、象牙を売る人がいるからなんだ。
『ゾウ密漁防げ 象牙市場焦点』 朝日新聞
2016年9月24日、南アフリカでワシントン条約の会議が行われる。
その会議では、象牙の輸入と輸出だけではなく、それぞれの国の中で、象牙を売り買いすることを禁止しようという案が、話し合われる予定だ。
この案に、3分の2以上の国が賛成すれば、ワシントン条約に参加している国では、象牙の売り買いができなくなる。
せっかく密漁で象牙をとってきても、国の中で売る場所がない。
これならば、またゾウを守ることができるかもしれないね。
しかし、日本は、この案に反対している。
その理由は、大きくふたつある。
まずは、印鑑などで、象牙を売り買いすることが多いこと。
もうひとつは、密漁ではなく、畑をあらすような悪いゾウや、自然に死んでいったゾウの牙を日本が買い取ることで、アフリカなどゾウの住んでいる国の人たちにお金がまわること。
そうした国の人たちにお金が回って、生活が豊かになれば、密漁も減るはずだというのが、日本の考えだ。
たしかに、もしもこの案に成立したばあい、ハンコ屋さんなどが困ってしまうことになりそうだよね。
とはいえ、ゾウは守ってあげなければいけない。
みんなは、この案に、賛成?それとも、反対?
そして、結果は、どうなるんだろう?
ニュースに注目だね。
写真は、アジアゾウ。ウィキペディアより。
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今年2019年5月。
スリランカで、ワシントン条約というお約束事の会議が行われる。
その会議に向けて、象牙(ぞうげ)、つまりゾウのきばを売ったり買ったりすることを禁止にしようという意見が出ている。
意見を出しているのは、ケニアやナイジェリアなどの9つの国だ。
一方で、日本は、これに反対すると思われる。
ケニアなどの9つの国は、その日本を批判している。
ケニアなどの国は、どうして象牙の売り買いを禁止にしたいのだろう?
そして、日本は、なぜ反対しているのだろう?
ここからは、3年前の記事で、復習してね。
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今年2016年8月末。
「グリーン・エレファント・センサス」という、とても大がかりな調査の結果が、発表されたよ。
これは、絶滅(ぜつめつ)が心配されている、ある動物の生息地や数を調べたもの。
いったい、何の動物だと思う?
「エレファント」って、どんな動物だっけ?
・・・
「エレファント」は、英語でゾウのことだ。
「グリーン・エレファント・センサス」は、いま、世界に住んでいるゾウの数を、生息地別に調べるという調査。
その結果が、今回発表されたんだ。
今回の調査によると、ゾウは、18の国にすんでいて、その数は、全部でおよそ35万頭。
35万頭というととても多く感じるかもしれないけど、2007年からの7年間で、30パーセントも減ってしまってる。
1970年ころには、100万頭のゾウがいたということなので、このころと比べると、半分以下だ。
なんで、こんなに減ってしまったのか。
その答えは、ゾウの牙(きば)にある。
ゾウの牙は、あることに使われるために、中国や日本でとても人気があるんだ。
みんな、ゾウの牙を想像してみて。
いったい、何に使われるんだろう?
・・・
ゾウの牙、象牙(ぞうげ)は、別名「白いダイヤ」と呼ばれている。
ダイヤにたとえられるくらい、大切で美しいということだ。
ゾウの牙、日本では、印鑑(いんかん)や三味線(しゃみせん)のばちなどに使われる。
中国では、工芸品に使われることが多いみたい。
美しく白い象牙は、とても高級。
最近お金持ちの人が増え始めた中国では、大人気なんだって。
象牙をたくさん取ろうと思えば、ゾウをたくさん殺さなけれならない。
そのせいで、ゾウの数は、1980年ころから、大きく減り始める。
そして、1989年。
ワシントン条約で、国と国との間で、ゾウを買ったり売ったりすること、つまり輸入と輸出が禁止された。
ワシントン条約は、絶滅しそうな動物たちを守るために作られた、国と国とのお約束事。
世界中の国々は、このお約束事をきちんと守らなければならない。
このワシントン条約のおかげで、ゾウの数は少しづつ戻り出す。
2000年代には、およそ50万頭まで回復した。
ところが、2005年から、ゾウの数は、また減り出す。
そして、今回の調査でわかった数は、およそ35万頭。
今のペースで減り続けると、9年後にはゾウの数は、半分になってしまうらしい。
ワシントン条約で守られているはずのゾウが、いったいどうしてまた減ってしまっているのか。
それは、密漁(みつりょう)、つまり、他の人に内緒でゾウを殺して、象牙を売る人がいるからなんだ。
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2016年9月24日、南アフリカでワシントン条約の会議が行われる。
その会議では、象牙の輸入と輸出だけではなく、それぞれの国の中で、象牙を売り買いすることを禁止しようという案が、話し合われる予定だ。
この案に、3分の2以上の国が賛成すれば、ワシントン条約に参加している国では、象牙の売り買いができなくなる。
せっかく密漁で象牙をとってきても、国の中で売る場所がない。
これならば、またゾウを守ることができるかもしれないね。
しかし、日本は、この案に反対している。
その理由は、大きくふたつある。
まずは、印鑑などで、象牙を売り買いすることが多いこと。
もうひとつは、密漁ではなく、畑をあらすような悪いゾウや、自然に死んでいったゾウの牙を日本が買い取ることで、アフリカなどゾウの住んでいる国の人たちにお金がまわること。
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Posted by RAKUTO豊田校
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