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2015年12月05日 06:00 学び~社会
混乱するシリア~そもそもの原因は?
みんなは、シリアっていう国を知ってる?
正式な名前は、シリア・アラブ共和国。
トルコとイラクにはさまれた、地中海に面した国だ。
人口は、およそ1950万人。
広さは、日本の半分くらい。
首都は、ダマスカス。
中東でもっとも古い街のひとつなんだって。
そんなシリアなんだけど、最近は悪いニュースで登場することが多い。
シリアの国内では、シリアにくらす人同士で、戦争が行われている。
そうした内戦で混乱したシリアにつけこんだのが、イスラム国と呼ばれる宗教団体だ。
今のシリアは、内戦にイスラム国との戦争が加わって、ますます混乱している。
なんで、そんな風になってしまったのか。
内戦にしても、イスラム国との闘いにしても、宗教が原因だといわれることが多い。
でも、ロイターの記事によると、もともとの原因は宗教ではなく、別のものにあるだって。
『シリアなど破綻国家に共通する要因、宗教にあらず』ロイター
地中海に面したシリアは、もともとはとても豊かな国。
1990年代のシリアは、いろいろな民族や、いろいろな宗教を信じる人たちが一緒に働く、とても豊かな国だった。
地中海からしめった風がふいてきて、雨がたくさんふらしてくれるので、農業がさかんだったんだ。
ところが、2006年ころから様子がかわってきた。
地中海からの風が、あまりふかなくなってきたんだ。
地中海からしめった空気が入ってこなくなると、とうぜん雨もふらなくなる。
その結果、2006年から2009年にかけて、シリアは、史上最悪の干ばつにみまわれた。
雨がふらず、農作物が育たなくなってしまったんだ。
この干ばつによって、シリア北東部の農家は、大きな被害をうけた。
農家のうちの75パーセントは、仕事がなくなり、お金をかせぐことができなくなった。
牛などの家畜(かちく)は、80パーセント以上が死んでしまった。
こうして農業ができなくなった農家の人たちが、仕事をもとめて大きな都市に流れ込み、シリアは徐々に混乱していく。
今のシリアの混乱は、もともとは、気候変動による干ばつのせいだったんだ。
そもそも、干ばつがおこったのは、地中海からの風がふかなくなったから。
なんで、風がふかなくなっちゃったんだろう?
・・・
最近発表された論文によると、その原因はシリアの周りで、温室効果ガス(おんしつこうかガス)の量がどんどん増えはじめたことにあるらしい。
二酸化炭素などの温室効果ガスは、地球温暖化のひとつの要因として、よく取り上げられるよね。
シリアの内戦やイスラム国との戦争と、地球温暖化。
一見、まったく関係なさそうな問題が、実はねっこのところでつながっていたんだね。
おりしも、今年2015年11月30日。
フランスのパリに、世界中の指導者(しどうしゃ)が集まって、気候変動の問題について話し合う会議が行われている。
COP21と呼ばれる会議だ。
ここでは、温室効果ガスをどう減らしていくのかが話し合われるはずだ。
この記事がブログにのることには、会議の結果がニュースとして伝わってきていると思うけど、シリアのような国をなくすため、いい話し合いがされるといいね。
写真は、シリアの国旗。
赤は武器、白は平和、黒は戦いを表している。
そして、ふたつの星は、アラブの国ぐにとの友好のシンボルだ。

⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
正式な名前は、シリア・アラブ共和国。
トルコとイラクにはさまれた、地中海に面した国だ。
人口は、およそ1950万人。
広さは、日本の半分くらい。
首都は、ダマスカス。
中東でもっとも古い街のひとつなんだって。
そんなシリアなんだけど、最近は悪いニュースで登場することが多い。
シリアの国内では、シリアにくらす人同士で、戦争が行われている。
そうした内戦で混乱したシリアにつけこんだのが、イスラム国と呼ばれる宗教団体だ。
今のシリアは、内戦にイスラム国との戦争が加わって、ますます混乱している。
なんで、そんな風になってしまったのか。
内戦にしても、イスラム国との闘いにしても、宗教が原因だといわれることが多い。
でも、ロイターの記事によると、もともとの原因は宗教ではなく、別のものにあるだって。
『シリアなど破綻国家に共通する要因、宗教にあらず』ロイター
地中海に面したシリアは、もともとはとても豊かな国。
1990年代のシリアは、いろいろな民族や、いろいろな宗教を信じる人たちが一緒に働く、とても豊かな国だった。
地中海からしめった風がふいてきて、雨がたくさんふらしてくれるので、農業がさかんだったんだ。
ところが、2006年ころから様子がかわってきた。
地中海からの風が、あまりふかなくなってきたんだ。
地中海からしめった空気が入ってこなくなると、とうぜん雨もふらなくなる。
その結果、2006年から2009年にかけて、シリアは、史上最悪の干ばつにみまわれた。
雨がふらず、農作物が育たなくなってしまったんだ。
この干ばつによって、シリア北東部の農家は、大きな被害をうけた。
農家のうちの75パーセントは、仕事がなくなり、お金をかせぐことができなくなった。
牛などの家畜(かちく)は、80パーセント以上が死んでしまった。
こうして農業ができなくなった農家の人たちが、仕事をもとめて大きな都市に流れ込み、シリアは徐々に混乱していく。
今のシリアの混乱は、もともとは、気候変動による干ばつのせいだったんだ。
そもそも、干ばつがおこったのは、地中海からの風がふかなくなったから。
なんで、風がふかなくなっちゃったんだろう?
・・・
最近発表された論文によると、その原因はシリアの周りで、温室効果ガス(おんしつこうかガス)の量がどんどん増えはじめたことにあるらしい。
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Posted by RAKUTO豊田校
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