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2015年05月22日 06:00 学び~社会
日本遺産~斎王と斎宮って?
最近、なにかと『世界遺産』に関する話題が多かったんだけど、実はこの4月に新しく『日本遺産』というものができたんだ。
みんな、知ってた?
今から2年前、世界遺産への登録を目指していた鎌倉(かまくら)が、残念ながら登録されなかった。
これをうけて、世界遺産をめざす取り組みを手助けしようという目的で考え出されたのが『日本遺産』だ。
その後、「日本に残る遺産の魅力(みりょく)を、もっともっとみんなに伝えよう」という考えから、最初の予定よりも登録する数を増やすことにした。
東京オリンピックが開催される2020年までには、100件くらいの遺産を登録することを目標としている。
今年2015年2月、最初の応募(おうぼ)がしめきられた。
応募件数は、83件。
日本中から、たくさんの遺産がエントリーされたよ。
そして、4月24日、その中から18件がえらばれて、日本遺産の第1号が誕生したんだ。
われらが東海地方からも、2件の遺産が選ばれたよ。
ひとつは、岐阜県岐阜市の『「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜』。
あの織田信長に関する遺産だ。
そして、もうひとつが三重県明和町の『祈る皇女斎王のみやこ 斎宮』。
信長は有名でよく知ってるけど、こちらはあまり聞いたことがない。
皇女(ひめみこ)というのは天皇の娘のことなんだけど、斎王(さいおう)とか斎宮(さいぐう)っていったい何?
みんな、聞いたことある?
いったい、どんな遺産なんだろう?
・・・
およそ1340年前、西暦670年ころのこと。
天武天皇(てんむてんのう)は、娘の一人を、斎王として伊勢神宮につかわすことに決めた。
これが、斎王のはじまりだ。
つまり、斎王とは、伊勢神宮につかえるために伊勢にやってきた、天皇の娘のことだ。
最初の斎王は、大来皇女(おおくのこうじょ)。
その後も天皇は、伊勢に斎王をおくり続けた。
斎王の制度は、1330年ころまでの660年間続き、60人あまりの娘が、斎王になったんだって。
伊勢神宮は、天照大神(あまてらすおおみかみ)がまつられているとても大切な神社。
天皇にかわってそこにつかえたのが、斎王なんだね。
斎王のお仕事は、毎年6月と9月、12月の3回、伊勢神宮におもむいて、お祈りすること。
たった3回って思えしまうけど、天皇のかわりに人と神様のかけ橋となって、「国が平和でありますように。国がしっかり発展しますように。」と神様にお祈りする、とても大切な仕事だったんだよ。
斎宮は、斎王がふだん住んだり、仕事をしていた場所のこと。
「いつきのみや」とよばれることもある。
今から45年前の、1970年。
三重県明和町で、その斎宮の遺跡が発見された。
長い間土の中にうもれていた斎宮が、再びその姿を現したんだ。
その広さは、東西およそ2キロメートル、南北およそ700メートル。
この広い場所に、たくさんのたてものがたてられていたらしい。
今、遺跡が見つかった場所には、斎宮歴史博物館(http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/index.shtm)がたてられて、いろいろな展示を見ることができる。
遠い昔の飛鳥時代、ひとりの女性がどんなふうに神様に祈りをささふげていたのか。
興味あるよね。
一度、見に行ってみたいね。
写真は、斎王まつりで再現された、斎王の姿。ウィキペディアより。
とっても、きれい!
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
みんな、知ってた?
今から2年前、世界遺産への登録を目指していた鎌倉(かまくら)が、残念ながら登録されなかった。
これをうけて、世界遺産をめざす取り組みを手助けしようという目的で考え出されたのが『日本遺産』だ。
その後、「日本に残る遺産の魅力(みりょく)を、もっともっとみんなに伝えよう」という考えから、最初の予定よりも登録する数を増やすことにした。
東京オリンピックが開催される2020年までには、100件くらいの遺産を登録することを目標としている。
今年2015年2月、最初の応募(おうぼ)がしめきられた。
応募件数は、83件。
日本中から、たくさんの遺産がエントリーされたよ。
そして、4月24日、その中から18件がえらばれて、日本遺産の第1号が誕生したんだ。
われらが東海地方からも、2件の遺産が選ばれたよ。
ひとつは、岐阜県岐阜市の『「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜』。
あの織田信長に関する遺産だ。
そして、もうひとつが三重県明和町の『祈る皇女斎王のみやこ 斎宮』。
信長は有名でよく知ってるけど、こちらはあまり聞いたことがない。
皇女(ひめみこ)というのは天皇の娘のことなんだけど、斎王(さいおう)とか斎宮(さいぐう)っていったい何?
みんな、聞いたことある?
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・・・
およそ1340年前、西暦670年ころのこと。
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これが、斎王のはじまりだ。
つまり、斎王とは、伊勢神宮につかえるために伊勢にやってきた、天皇の娘のことだ。
最初の斎王は、大来皇女(おおくのこうじょ)。
その後も天皇は、伊勢に斎王をおくり続けた。
斎王の制度は、1330年ころまでの660年間続き、60人あまりの娘が、斎王になったんだって。
伊勢神宮は、天照大神(あまてらすおおみかみ)がまつられているとても大切な神社。
天皇にかわってそこにつかえたのが、斎王なんだね。
斎王のお仕事は、毎年6月と9月、12月の3回、伊勢神宮におもむいて、お祈りすること。
たった3回って思えしまうけど、天皇のかわりに人と神様のかけ橋となって、「国が平和でありますように。国がしっかり発展しますように。」と神様にお祈りする、とても大切な仕事だったんだよ。
斎宮は、斎王がふだん住んだり、仕事をしていた場所のこと。
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今、遺跡が見つかった場所には、斎宮歴史博物館(http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/index.shtm)がたてられて、いろいろな展示を見ることができる。
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Posted by RAKUTO豊田校
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