火山大国日本~せっかくだからマグマの力をかりちゃおう!(その2)

RAKUTO豊田校

2016年04月16日 06:00

『温泉発電、小型に商機 新たな掘削不要、湯汚さず』 朝日新聞

朝日新聞によると、温泉の力を使った、新しい発電方法があるらしいよ。
その中身を見る前に、まずは地熱発電について復習だ。
ということで、今日は、昨日の続き。

『火山大国日本~せっかくだからマグマの力をかりちゃおう!』
http://rakuto-toyota.jp/e360295.html


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『国立・国定公園の地熱で発電』 朝日新聞
日本にある6か所の国立・国定公園に、地熱発電所を作る計画があるらしい。
ところで、地熱発電って、どんなもの?


・・・と、ここまでは昨日書きました。

「マグマの力を借りるんだ!」
http://rakuto-toyota.jp/e273429.html

そして。
素敵な地熱発電にも大きな問題点があるんだ。


日本には火山がいっぱいあって、地熱発電ができそうな場所がたくさんある。
だけど、その多くが、国立・国定公園の中なのだ!
国立・国定公園の中には、壊してはいけない大切な自然がいっぱい。

地熱発電所を作る時、発電所の場所からまっすぐ下に向かって、マグマの近くまで穴を掘る。
その穴からエネルギーを取り出すんだけど、その方法だと公園の中に発電所を作らなくてはいけない。

大切な自然の真ん中に大きな発電所を作るわけにはいかないし、穴の掘り方によっては自然を壊してしまうかもしれない。

そこで、日本では、国立・国定公園にこうした施設を作ることを法律で禁止していた。


昨日から今日にかけて紹介しているニュースは、この法律を変更して、公園の中に発電所を作ることができるようにするというもの。

だけど、自然が壊れちゃうのはやはり困る。
だから、ちょっと特別な方法で作るんだ。
どんな方法だと思う?


・・・


その方法とは・・・必殺、斜め掘り!

発電所の大きな建物は、公園の外。
そこから、斜めに穴をほって、公園の中のマグマのそばまで穴を掘る。
それをつかって、地熱エネルギーを取り出すんだって。

この斜め掘りによって、原子力発電所10基分を超える地熱エネルギーが使えるようになるらしい。

すごい!


原子力発電所の事故もあって、エネルギーが不足しがちな日本。
まだまだ、やり方はたくさんあるぞ!
日本の未来は明るい!


写真は地熱発電のしくみ。
松川発電所ホームページより。




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