爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう

RAKUTO豊田校

2019年03月08日 06:00

前々回・前回と、生き物の分類のお話しているよ。

『生き物~ふたつに分けると、何と何?』
http://rakuto-toyota.jp/e477466.html
『哺乳類と魚類~クジラはどっち?』
http://rakuto-toyota.jp/e477738.html


前回は、脊椎動物(せきついどうぶつ)の5つのグループから、哺乳類(ほにゅうるい)と魚類、そして両生類について紹介したよ。
今日は、その続き。
爬虫類(はちゅうるい)について。

爬虫類って、いったいどんな生き物なんだろう?
まずは、漢字の意味から、想像してみよう。

爬虫類の「爬」は、「ひっかく」とか、「地面をひっかくように歩く」という意味。
「虫」は、読んで字のごとく、虫だ。

ひっかく虫。
地面をひっかくように歩く虫。

いったい、どんな生き物なんだろう?
想像してみてね。



・・・



爬虫類といえば、トカゲやヘビ、カメなどが代表的な生き物だ。

爬虫類の歴史は、長い。
爬虫類に比べると、僕たち人間の歴史は、とても短いんだよ。
ここで、ちょっと、地球の歴史を振り返ってみよう。


地球ができたのは、今からおよそ46億年前のこと。
どろどろのマグマにつつまれた地球は、長い時間をかけて冷えていき、やがて海ができた。

そして、38~40億年前のこと。
ついに、地球に生き物が生まれた。
最初の生き物が誕生したのは、深い深い海の底。
たったひとつの細胞でできた、小さな小さな生き物だ。

その生き物が、少しづつ進化する。
今から10億年くらい前には、たくさんの細胞でできた、大きな生き物がくらすようになる。
このころの生き物がすんでいたのは、やはり海の中。
陸上は、太陽の紫外線(しがいせん)などにさらされ、生き物が生きていける環境ではなかったんだ。

そして、5億年前。
オゾン層と呼ばれるものができあがり、太陽からやってくる危険な紫外線をふせいでくれるようになった。
陸上が安全になったことで、ずっと水の中にいた生き物が、陸上にあがってくるようになる。
両生類の誕生だ。

その後、両生類はさらに進化し、陸上だけ、つまり水中にたよらずに生きていけるようになる。
そうして誕生したのが、爬虫類だ。

爬虫類が誕生したのは、今から3億年ほど前のこと。
その後の地球は、爬虫類天国。
恐竜など、大きな爬虫類が、たくさんたくさんいた。
2億5000万年前には、地球で最初の哺乳類が誕生するんだけど、それはアデロバシレウスという小さな小さなネズミだった。
大きなものは、やはり爬虫類だ。

やがて、その爬虫類天国も終わりをつげる。
今から6500万年前のこと。
直径10キロメートルもある大きな隕石(いんせき)が地球に衝突(しょうとつ)。
それにより、恐竜たちはほろびてしまった。

その次に栄えたのが、人間も含まれる哺乳類だ。
人類が生まれたのは、今から700万年前のこと。
3億年前に生まれた爬虫類や、その前に生まれた両生類などにくらべると、とても歴史が短いよね。


さて、そんな爬虫類。
辞書で調べてみると、4つの特徴をもっているらしい。
いったい、どんな特徴があると思う?
ヘビやトカゲを想像しながら、考えてみて。



・・・



爬虫類の主な特徴は、次の4つ。

体の表面は、変形したうろこでおおわれている。
4本の足としっぽを持っている。
乾燥(かんそう)、つまり水が少なくてからからにひからびた場所でも生きていける。
卵から産まれる。

乾燥に強いんだね。
言われてみれば、生き物がほとんどいない砂漠(さばく)なんかにも、ヘビやトカゲがいたりするよね。

さて、今日は爬虫類と鳥類を紹介するつもりだったけど、爬虫類だけでずいぶん長くなってしまった。
鳥類については、次回、紹介するね。
写真は、代表的な爬虫類たち。ウィキペディアより。





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