日本で見つけた新元素~ついた名前は?(再掲)

RAKUTO豊田校

2017年03月23日 06:00

今年2017年3月14日、日本の研究チームが新しく発見した元素に、正式に名前がつけられたよ。
ついた名前は、「ニホニウム」。
昨日は、そんな記事を紹介したよ。

『日本で見つけた新元素~新しい元素って、どうやって作るの?(再掲)』
http://rakuto-toyota.jp/e399690.html

今日は、その続き。

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日本の理化学研究所。
2004年、ここの研究チームによって、新しい元素が発見された。

『日本で見つけた新元素~新しい元素って、どうやって作るの?』
http://rakuto-toyota.jp/e367365.html


新しい元素は、原子番号83番のビスマス元素を、同じく30番の亜鉛(あえん)元素にぶつけることで、作られた。
83+30=113。
原子番号は、113だ。

名前は、ウンウントリウム。
「ウンウントリウム」というのは、正式な名前が決まるまでの、仮の名前。

そして、今年2016年6月。
研究チームの人たちによって、正式な名前の案が発表された。

その名も・・・

ここで、想像タイム。
みんなだったら、どんな名前を付ける?
せっかく日本が見つけたんだから、日本らしい名前がいいよね。
想像してみてね。



・・・



付いた名前は、「ニホニウム」。
元素記号は、「Nh」。

一時は、「ジャポニウム」がいいんじゃないかという話もあった。

『ジャポニウム!?』
http://rakuto-toyota.jp/e267477.html

いろいろと話し合われた結果、「ニホニウム」に決まったらしいよ。


「ニホニウム」と「ジャポニウム」。
みんなは、どちらの名前がよいと思う?

中には、「ニッポニウム」の方が、よかったんじゃないという人もいるみたい。
実は、「ニッポニウム」という元素は、かつて少しの間だけ、存在していたんだ。

今から100年以上前、1908年。
東北大学で元素の研究をしていた、小川正孝(おがわまさたか)さん。
トリウムという石の中から、新しい元素を発見した。

小川さんの発見した元素は、43番目の元素。
名前は、「ニッポニウム」。

ところが、その後、実験の結果をうまく説明できなかった。
結局、1947年、アメリカのセグレさんという研究者が43番目の元素を改めて発見。
原子番号1番の水素元素と、42番のモリブデン元素をぶつけて、作り出したんだ。
この元素は、テクネチウムと名付けられた。
テクネチウムは、人間の手によって作り出された、はじめての元素だ。

小川さんの発見した「ニッポニウム」は、まぼろしの元素となってしまった。
その後の研究で、小川さんが発見した元素は、実は原子番号75番のレニウムではなかったかといわれている。


あれから100年以上たった今。
元素周期表(げんそしゅうきひょう)に日本の名前を残そうという小川さんの夢は、理化学研究所のチームにひきつがれた。
そして、ついに、「ニホニウム」という名前が、周期表にのせられる日がやってきた。

今回、新しく名前がつけられることになりそうな元素は、全部で4つ。

115番のモスコビウム。
これは、ロシアの首都、モスクワにちなんだ名前だ。

117番は、テネシン。
これは、アメリカのテネシー州にちなんだもの。

118番は、オガネソン。
これは、発見者である、ロシアのユーリ・オガネシアンさんの名前にちなんでつけられた。

そして、113番。
日本の「ニホニウム」だ。


周期表にはじめてきざまれる、日本にちなんだ名前。
1930年に亡くなった小川さんも、あの世で大喜びしているかもね。


写真は、原子番号75番のレニウム。ウィキペディアより。
小川さんが発見した元素は、実はこのレニウムだったといわれている。
丈夫なので、ロケットや自動車などに使われるよ。




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