11月の理科は天気~台風とハリケーンって何がちがうの?

RAKUTO豊田校

2015年11月12日 06:00

昨日は、台風の語源について紹介したよ。

『10月の理科は天気~台風って?』
http://rakuto-toyota.jp/e340818.html

台風といえば、さいきん、サイクロンがイエメンをおそったよという記事も紹介したよね。

『イエメンで史上初~巨大サイクロン!』
http://rakuto-toyota.jp/e340163.html


台風とサイクロン。
似たようなものだと思うのだけど、そのちがいはなんだろう?
みんな、想像できる?


・・・



台風は、熱帯(ねったい)で生まれた大きな大きな低気圧だ。
大きな低気圧を表す言葉は、台風以外にもたくさんあるんだ。
主なものを4つ、あげてみるね。
みんな、聞いたことがある言葉が、あるかな?

「台風(タイフーン)」
「サイクロン」
「トロピカル・サイクロン」
「ハリケーン」

どう?
ハリケーンとか、聞いたことあるんじゃない?


さて、この4つの言葉。
いずれも、大きな低気圧を表す言葉だ。
日本語でいうところの「台風」と同じ意味。
でも、きちんと使い分けがされているんだよ。

たとえば、「台風」と「ハリケーン」。
ものとしては、同じ大きな低気圧。
では、いったい、何がちがうのだろう?
みんな、どう思う?
予想してみてね。


・・・


ここでは、おおざっぱに説明するよ。
もっとくわしいちがいを知りたい子は、図鑑や辞典、ウィキペディアなどで調べてみてね。

台風は、主に太平洋の上でできあがった、大きな低気圧のことだ。
太平洋でできあがって、日本などにむかって動いてくる。

一方で、ハリケーン。
ハリケーンは、大西洋のカリブ海やメキシコ湾あたりで発生する。
そして、アメリカをおそうんだ。
太平洋でも、アメリカの近くでできた大きな低気圧は「ハリケーン」と呼ばれ、やはりアメリカをおそう。

つまり、「台風」と「ハリケーン」のちがいは、その低気圧ができる場所とおそう場所ということだ。


他の言葉もみてみよう。

「サイクロン」ができるのは、インド洋。
インド洋でうまれ、インドやバングラディシュなどをおそう。
また、太平洋や大西洋でできた低気圧で、オーストラリアやニュージーランドをおそうものは、「トロピカル・サイクロン」と呼ばれる。

ということで、熱帯(ねったい)で生まれた大きな大きな低気圧は、そのできる場所やおそう場所によって、いろいろな名前で呼び分けられるってことだね。

写真は、台風、サイクロン、ハリケーンのよびわけ図。ウィキペディアより。
ニュースなんかで、「巨大なハリケーンが・・・」ときたら、それはアメリカのニュースってことだ。
こんなことを知っておくのも、面白いよね。





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