夏のない年!?~その2(再掲)

RAKUTO豊田校

2015年07月29日 06:00

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ブログは、過去記事の再掲します。

過去のブログ再掲シリーズ。
最近なにかと気になる、気象のニュース。
ゲリラ豪雨に台風など、気象に関するたくさんのニュースが飛び交うのが、この季節。
ということで、今回は、「気象」というキーワードで、過去記事を調べてみたよ。

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昨日は、夏のない年について、紹介したよ。

「夏のない年!?」
http://rakuto-toyota.jp/e260705.html


6月に大雪が降るという、異常気象。
いったい、どうして、こんなことになったんだろう?


・・・


「夏のない年」となった1815年よりも、少し前。
1812年~1814年にかけて、世界中の火山が大噴火(だいふんか)を起こした。

1812年、カリブ海セントビンセント島のスフリエール山。
同じく1812年、インドネシアサンギヘ諸島のアウ火山。
1813年、鹿児島県の諏訪之瀬島(すわのせじま)。
1814年、フィリピンルソン島のマヨン山。

これらの噴火によって、たくさんの火山灰が空気中にあふれだした。
火山灰がたくさんあると、太陽の光をさえぎるので、気温が低くなる。

しかし、これだけでは、1815年の異常な寒さにはなりえない。

もうひとつ、とんでもない大噴火が発生したんだ。


・・・


インドネシア中南部。
スンバワ島に、大きな火山がある。

その名は、タンボラ山。

高さ3900メートル。
大きな火山だ。


1815年4月。
このタンボラ山が、大噴火(だいふんか)を起こした。

どれくらいの大爆発かというと・・・

爆発した時の音が、1750キロメートル離れた場所でも聞こえたらしい。
1750キロメートルというと・・・
北海道で爆発した火山の音が、名古屋で聞こえるくらい大きな音だったということだ。

500キロメートル離れた場所にあるマドゥラ島には、たくさんの火山灰が降り積もった。
この火山灰のせいで、3日間まっくらやみだったんだって。

さらに。
タンボラ山の山頂は、この爆発によってふっとんだ。
3900メートルの高さがあったのに、2851メートルまで減ってしまった。

すごい爆発だよね。


この爆発によって発生した火山灰は、1000キロメートル離れたところまで降り注ぎ、世界中の気候に、大きな影響を与えた。

火山灰が太陽の光をさえぎるため、1815年の夏は、異常に寒いものになった。
寒い夏によって農作物が育たず、食べ物が足りなくなった。

大噴火による死者は、およそ1万人。
食べ物不足や、病気による死者は、5~9万人といわれている。


夏のない年。
200年も昔の話だけど、同じようなことがいつ起こってもふしぎではない。

地球で済みくらすかぎり、地震などの自然災害とは無縁ではいられない。
普段から、いざという時の心がまえは、しておきたいね。


写真は、タンボラ山。ウィキペディアより。
大きな火口が見えるね。




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