記憶力~かんたんなあれでアップする!?

RAKUTO豊田校

2018年10月17日 06:00

みんな、記憶(きおく)することは、得意?
記憶とは、ものを覚えておくこと。

紙にかかれた言葉を覚える。
学校の社会で教わった、いろいろな言葉を覚える。
ポケモンの名前を覚える。
神経衰弱(せいんけいすいじゃく)で、トランプのカードの場所を覚える。

ふだんから、何かを記憶しなければいけない場面が、たくさんあるよね。
記憶力をアップできれば、いろいろと楽になりそう。

記憶力をアップする方法は、いろいろある。
RAKUTOでは、マインドマップというノートの書き方を使ってるよ。
カラフルに楽しくかいたマインドマップは、普通のノートよりも記憶しやすい。
マインドマップ講座では、徳川十五代将軍や川のベストテン、元素記号などを覚えるワークをやってるよ。

さて、筑波大学(つくばだいがく)の研究グループによると、あることをするだけで、簡単に記憶力がアップできるらしい。
勉強する前に、ちょっとだけあれをすると、記憶力アップ。
いろいろなものが、覚えやすくなるらしいよ。

いったい、なにをすればいい?
みんな、想像できる?



・・・



では、ここで新聞記事を。

『10分間の運動で記憶力アップ 筑波大、学生実験で確認』 朝日新聞


答えは、運動すること。
何かを記憶する前に、ちょこっと運動すると、記憶力がアップするらしい。
運動することで、脳の中にある海馬(かいば)っていう場所が、元気になるんだって。

実は、運動することによって、記憶力がアップすることは、前からわかっていた。

『記憶力の上げ方その1~運動しよう♪』
http://rakuto-toyota.jp/e395961.html

それが、今回の実験によって、思っていたよりも軽い運動を短い時間するだけで、記憶力がよくなることがわかったんだ。

ところで、筑波大学のみんなは、どんな実験をして、このことをつきとめたんだろう?
みんな、想像できる?



・・・



筑波大学の研究チームによる実験は、こんな感じ。

まずは、学生36人に集まってもらう。
集まった学生たちに、10分間自転車をこいでもらう。

そして、記憶のテスト。
およそ600枚の絵を見せて、同じものを見つけてもらう。
絵をしっかり記憶できていないと、同じものを探すことはできない。
テスト中は、MRIという機械を使って、脳の動きを調べる。

こうした実験の結果、運動した直後の正答率は、36.9パーセント。
運動しなかった場合の正答率は、31.4パーセント。
運動した直後の方が、5.5パーセント増えた。

また、MRIで調べた結果、運動の直後は、海馬の「歯状回(しじょうかい)」と呼ばれる場所が、とても元気になっていることがわかった。
歯状回は、脳の中でも、最初に情報が入ってくる場所。
そこが、すごく元気ならば、確かに記憶力もあがりそうだね。

これまでは、ランニングなどのきつい運動の直後に、記憶力がアップすることがわかっていた。
今回の実験では、きつくなくても、ちょっとした軽い運動で記憶力がアップすることがわかった。

勉強の前に、ちょっとだけ運動すると、しっかり覚えることができるかもね。
みんなも、試してみてね。

ちなみに、記憶力をアップする方法は、他にもあるよ。
参考にしてね。

『記憶力の上げ方その2~あれを食べよう♪』
http://rakuto-toyota.jp/e395962.html
『脳を元気に~BDNFを増やそう!』
http://rakuto-toyota.jp/e320084.html

写真は、海馬。ウィキペディアより。





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