動物は、「あるもの」がある動物と、ない動物に分けることができるよ。
ある動物は、例えば、人間や犬、魚もこの仲間だ。
ない動物は、タコやイカ、昆虫、クラゲなどが、この仲間だ。
さて、「あるもの」とは、いったい何?
自分の体と、昆虫やクラゲを比べながら、想像してみてね。
・・・
答えは、背骨。
動物は、背骨があるものとないものに分けることができる。
背骨があるものは、脊椎動物(せきついどうぶつ)と呼ばれる。
一方で、ないものは、無脊椎動物(むせきついどうぶつ)だ。
今日の記事の主役は、無脊椎動物だ。
背骨をもたない無脊椎動物、いったいどんな仲間がいるんだろう?
いかにも背骨がなさそうなのが、タコやイカ、ナメクジ。
みんな、ネトネトで、くねくねしてるよね。
骨はないけど、かわりに強い筋肉を持っている。
彼らは、軟体動物(なんたいどうぶつ)と呼ばれる仲間だ。
一方で、骨のかわりに、固い殻(から)におおわれている動物がいるよ。
昆虫たちだ。
カブトムシやクワガタ、バッタ、セミ、アリ、チョウ。
昆虫たちは、みんな、無脊椎動物の仲間だよ。
さて、ここで問題。
まずは、いくつかの無脊椎動物をならべてみるよ。
タコ、イカ、ナメクジ、アサリ、ヒトデ、アリ、ハチ、クモ。
この中に、無脊椎動物の中で、一番頭がよいといわれている動物がいるよ。
いったい、どれだと思う?
予想してみてね。
できたら、理由も考えてみて。
・・・
答えは、タコ。
タコは、とても頭がよいんだ。
たとえば、エサをあげる時。
いじわるして、エサをビンに入れてふたをしめちゃう。
すると、たこは、そのふたをねじって開けて、エサを取り出すことができるんだ。
1998年にインドネシアで見つかったタコは、人間がすてたココナッツのからをタテにして、自分の身を守っていた。
タコは、人間と同じく、道具を使うことができるんだね。
すごいすごい。
さて、そんな頭のよいタコくん。
ニュージーランドでは、その頭のよさを利用して、水族館から脱出したタコがいるらしい。
『水族館のタコが脱走、自力で海へ戻る ニュージーランド』 CNN
ニュージーランドの水族館でかわれていた、オスのタコ、インキーくん。
ある日、ガラスをよじのぼり、水そうの上から脱出。
その後、床にあった排水口(はいすいこう)にもぐりこみ、そこを通って海に逃げ出したんだって。
水族館の館長であるヤレルさんによると、「おそらく、排水管の水の音を聞きつけて、脱走計画を思いついたのだろう。」とのこと。
タコって、本当に頭がよいんだね。
びっくり。
写真は、マダコ。ウィキペディアより。
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