謎の爆発音、徳之島など3島で問い合わせ相次ぐ 読売新聞
鹿児島県の奄美群島(あまみぐんとう)。
2015年9月2日の夕方、いくつかの島で、ナゾの爆発音(ばくはつおん)が聞こえたらしい。
たくさんの人が警察に通報しており、どうも耳の錯覚(さっかく)などではないみたい。
しかも、通報した人によると、ものすごい爆発音だったとのこと。
たくさんの人から通報を受けた警察は、大慌て。
さっそく、いろいろと調べてみたけれど、異常は何も見つからず、原因は不明のまま。
いったい、何がおこったんだろう?
何か新しいニュースが出てこないか、注目しておこう。
さて、RAKUTO豊田校のステップクラスでは、この8月、九州・沖縄地方について勉強したよ。
その中で登場したのが、今回のニュースの舞台、奄美大島で作られている泥染め紬(どろぞめつむぎ)。
「泥を使って、着物を染めるんだよ。」とみんなに紹介したら、「どろー!」「ありえなーい!」「きたなくなっちゃうよ!」などの声が多数。
ということで、今回は、2011年に挙母小学校で体験した泥染めについて、振り返ってみたよ。
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昨日のコロコロカーニバルでは、ハンカチを使って、子ども達に大島の泥染めを体験してもらいました。
今回用意したのは・・・
<シャリンバイ(テーチ木)溶液>
シャリンバイを砕いてできたチップを2~3日煮込み、さらに数日間発酵させてつくった溶液。
<石灰水>
石灰を水に溶かしたもの。
<泥>
奄美大島の田んぼの泥。鉄分が豊富。
さて、いよいよ作業です。
まずは、絞り模様を作るための、くくり作業。
輪ゴムでくくったところが、染まらずに白く残ります!
次に、シャリンバイ溶液で染色。
ぐいぐいと液をハンカチに押し込むように!
たまに、石灰水につけこんで、染めを落ち着かせます。
この工程で、タンニンという成分が、しっかりハンカチにしみこみ、茶褐色に!
最後に、メインの泥染め。
泥の中の鉄分とタンニンが化学反応を起こして、色が黒っぽく変化する!
これぞ、大島独特、天然で作った黒!
といっても、今回は子どもが数回の作業で染めただけなので、ちょっと薄いグレー。
着物の糸を染める時は、シャリンバイで20回くらい、泥で3回くらい、それを何回も繰り返して、黒く染めていきます。
さ、これが、できあがったハンカチ!
素敵!
今回使用したシャリンバイの溶液や泥は、奄美大島の田端織物さんにお願いして、ポリタンクに詰めて送ってもらいました!
田端織物の児玉社長さん、本当にありがとうございました!
この泥染め、泥の黒っぽい色が染み込むわけではなく、泥はあくまで触媒なんですね。
昔の人は、よくこんなことを考えたものですね。
やってみたらうまくいったっていうこともあるかもしれませんが、それを1300年も続けるというのは、すごいことだと思います。
「コロコロカーニバル!」
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