世界の国~日本が認めていない国はどこ?

RAKUTO豊田校

2019年02月21日 06:00

今回は、前回の続き。

『世界の国~いくつの国があるの?』
http://rakuto-toyota.jp/e475878.html


日本が「国」として認めているのは、自分を入れて196か国。

一方で、他の国は認めているのに、日本が「国」として認めていない国もある。
日本が「国」として認めていない主な場所は7つある。
中には、よくニュースに出てくるので、たぶんみんなもしっていると思われるものもあるよ。
どこだと思う?
想像してみてね。



・・・


まずは、北朝鮮人民共和国。
いわゆる、「北朝鮮」だ。

1948年にできた北朝鮮は、国連にも加盟している。
だから、国連に加盟している193の国のひとつなんだ。
日本以外の164の国からも、「国」として認められている。

しかし、日本は、北朝鮮を「国」として、認めていない。
理由は、お約束事をきちんと守らないから。
国際法(こくさいほう)とよばれる、世界みんなのお約束事を守ることができるようになったら、日本としても「国」として認めることになる。


お次は、パレスチナ。
こちらは、国連加盟国136か国から「国」として認められている。
日本としてはまだ『国」とは認めておらず、パレスチナ自治政府というあつかい。
将来、どこかのタイミングで、「国」として認める予定だ。
パレスチナについては、こちらの記事を参考にしてね。

『イスラエルとパレスチナ、なぜ争う?』
http://rakuto-toyota.jp/e267039.html


お次は、台湾(たいわん)。
中華民国(ちゅうかみんこく)とよばれることもある。

中華民国は、もともとは、中国全体を支配していた国。
ところが、中国の中にもうひとつ、大きな団体があらわれる。
中華人民共和国(ちゅうかじんみんきょうわこく)だ。
中華民国と中華人民共和国は、仲が悪い。
そして、ついには、戦争をはじめてしまう。

その戦争で負けたのが、中華民国。
1950年、負けた中華民国は、中国の一部であった台湾に逃げ込んだ。

日本は、戦争が終わった後、中華民国、つまり台湾と仲直りをした。
このころは、台湾を「国」として認めていたということだ。

ところが、中国に新しくできた中華人民共和国(=今の中国)は、「台湾は中華民国のものではなく、自分たちのものだ」と言い張っている。
そして、世界の国にむけて、台湾を「国」として認めないようにはたらきかけているんだ。

1972年に中国(中華人民共和国)と仲直りした日本は、彼らのいうとおり、台湾を「国」として認めないことにした。
今、台湾を「国」として認めているのは、17か国だけだ。


他にも、日本が「国」として認めていないところは、次の4つ。

サハラ・アラブ民主共和国
アブハジア共和国
南オセチア共和国
北キプロス・トルコ共和国


北挑戦やパレスチナ、台湾。
そして、それら以外の4つの地域。

いずれも、戦争がからんで、こんなことになっている。
世界中のみんなが、仲良くなれるといいのにね。

写真は、台湾(中華民国)の首都台北(たいぺい)。ウィキペディアより。





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