バレンタイン禁止令~バレンタインって、どんな意味があるの?

RAKUTO豊田校

2017年02月16日 06:00

『パキスタンでバレンタイン禁止令』 CNN

今年2017年2月13日。
パキスタンという国で、バレンタイン禁止令が出されたんだって。

パキスタンの正式名称は、「パキスタン・イスラム共和国」。
その名の通り、イスラム教の国だ。
国民の97パーセントが、イスラム教徒なんだって。

パキスタンの裁判所(さいばんしょ)によると、バレンタインはイスラム教の教えにそむくものらしい。
だから、禁止になったんだね。

一方で、パキスタンの国民たちの意見は、いろいろ。
パキスタンのお花屋さんでは、バレンタインにむけて、花たばや花かざりをたくさん用意していた。
それを、いきなり、「売ってはいけない」と言われてしまい、とても困っているみたい。

ところで、バレンタインって、どんな意味があったんだっけ?
ここからは、昔の記事で、バレンタインについて復習だ。



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昔々、ある小学生4年生の男の子がいました。

同じクラスの女の子に、ひそかに想いをよせる男の子。
ひにくなことに、彼の親友もまた、同じ女の子に想いをよせていました。

2月のある日、晴れ渡った空が、とても気持ち良い朝。

男の子は、思い切って「今度のバレンタインデーに、僕にチョコをください。」と大きな声で女の子にお願いしました。

すると!

彼の親友もまた、同じように「僕にチョコをください。」と元気よくお願いしました。

困った女の子は、しかたなくふたりに同じチョコをプレゼントしたのでした。


・・・


と、これは僕が小学生の頃のお話。
主人公は、ぼくです(笑)。

その後、大人になった親友は、この女の子と結婚します。
なんとも、ドラマチックだ!


・・・


今日は、セント・バレンタインデー。

みんなは、チョコをあげたり、もらったりするのかな?
男の子も、女の子も、ちょっとドキドキの一日だよね。


さて。

今から、およそ1750年ほど前。
西暦(せいれき)270年頃のこと。

ローマという国に、クラウディウス二世という王様がいた。

ローマは、とても強い国。
王様は戦争をして、もっともっと国を大きくしたいと考えていた。

ところが、ローマの若い男性は、なぜか戦争に出たがらない。

ふしぎに思った王様が調べてみると、みんなが出たがらないのは、家族や恋人のそばをはなれたくないという理由らしい。

そこで、王様は、なんと結婚することを禁止してしまった。

結婚して家族ができると、それこそみんながみんな、戦争に出たがらなくなってしまう。
だから、禁止!!


かわいそうなのは、若い兵隊たち。
結婚して、子どもを育てて・・・という当たり前の幸せを、王様にうばわれてしまった。

ここで登場するのが、教会でキリスト教を教えていた、バレンタインさん。

兵隊たちがあまりにかわいそうなので、王様に内緒で彼らを結婚させてあげたんだ。

でも、そのことが王様にばれて、バレンタインさんは処刑(しょけい)されちゃった。

これが、270年2月14日のできごと。


その後、バレンタインさんは、キリスト教の教えにこうけんした「聖人(せいじん)として認められた。

それから、キリスト教では、2月14日を「聖バレンタイン・デー」として、お祝いするようになった。


バレンタインさんのことを思い出す、大切な一日。

いつの日か、若い人たちが、好きな人に告白したり、プレゼントをおくる一日とかわっていったんだ。

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今年のバレンタイン・デーは、火曜日だったね。
みんな、すてきな一日をすごすことができたかな?






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