深夜のシドニー~悲鳴の原因は?
オーストラリアの大都市シドニー。
深夜、住宅街にひびきわたる女性の悲鳴(ひめい)。
「ころしてやる!」とさけぶ男性。
そして、家具をひっくり返すような、どたばたする音。
「いったい、何がおこったのだ?」
街の人たちは、そうぜんとしていた。
かけつけた警察官が、声がきこえてきた部屋をノックすると、出てきたのは一人の男性。
「彼女になにをした?」と問いつめる警察官。
男は、ただぽかんとしている。
「奥さんは、どこだ?」
さらに問い詰める警察官。
「そんなの、いないよ。」と答える男性。
「じゃあ、彼女はどこだ?」と警察官。
「それもいないよ。おれ、一人暮らしだし」と、男性。
女性の悲鳴。
「殺してやる!」という男性の声。
そして、ドタバタする音。
たしかに、この部屋から聞こえたはずなのに。
いったい、この部屋で何がおきたと思う?
自由に、想像してみてね。
・・・
女性の悲鳴。
「殺してやる!」という男性の声。
そして、ドタバタする音。
これらのことを、警察官が男性に説明すると・・・
男性が、ぼそぼそ話はじめた。
「クモが出たんだ。」
「ものすごく大きいやつ。」
「じゃあ、女性の悲鳴は?」と警察官。
「あー、あれは、おれの声。とくかく、クモが大きらいなんだ。」
警察官は、念のため男性の部屋を調べた。
そして、見つかったのは、死んだクモが一匹。
そうとう、大きいやつだった。
・・・
なんか、テレビかまんがの世界のような、へんなお話。
でも、実際に、シドニーで起こったことなんだって。
『深夜の大グモ騒動、怒声と悲鳴で警察出動』 豪シドニー CNN
なんとも、近所めいわくな男性だけど、そんなに大きなクモが出たら・・・
たしかに、びっくりして大声出しちゃうかも。
みんなは、クモ、へっちゃら?
それとも、こわい?
写真は、ジョロウグモ。
むかし、身分の高い女性のことを、上臈(じょうろう)と呼んでいた。
見た目がきれいなこのクモは、まるで上臈のようだということで、ジョロウグモと呼ばれるようになったんだって。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
関連記事