世界一××な犬~いったいどんな犬?

RAKUTO豊田校

2015年07月04日 06:00

『今年も「世界一××犬」が決定、「××で判断しないで」』 CNN

アメリカのカリフォルニア州。
ここで、なにやら面白そうなコンテストが行われたみたいだよ。

コンテストに出場するのは、かわいいワンちゃんたち。
いったい、どんなコンテストなんだろう?

まずは、写真(CNNサイトより)を見てみよう。
こちらが、今回のコンテストの優勝者カジモドちゃん。




それでは、想像してみよう。
このコンテスト、いったい何をあらそうコンテストなんだろう?

カジモドちゃんは、このコンテストで「世界一××犬」に選ばれたんだ。
××に入る言葉は何だと思う?
カジモドちゃんの写真を見ながら、考えてね。


・・・



答えは、「世界一醜い(みにくい)犬」。
そう、カジモドちゃんは、世界一醜い、つまり見た目が悪い犬に選ばれたんだ。

今回のコンテストには、27匹の犬が出場。
「素晴らしい醜さ」を競い合った。

このコンテストでは、もちろんその醜さが評価される。
しかし、評価されるのは、見た目だけでない。

主催者(しゅさいしゃ)によると、「コンテストでは内なる美しさと性格の輝きが審査される。」とのこと。
つまり、醜い外見とは対照的に、性格がよい犬が評価されるということだ。


では、優勝したカジモドちゃんは、どんな犬なんだろう?

カジモドちゃんは、ピットブルテリアとダッチシェパードの間にうまれた雑種の犬で、10歳の女の子。
生まれつき背骨に障害があって、どう体がとても短い。
見た目は写真の通りで、街に出るとハイエナに間違われることもあるらしい。
でも、とても性格のよい、かわいいワンちゃんなんだ。


ところで、なんでわざわざ醜い犬をあつめて、その醜さを競わせるようなことをするんだろう?
みんな、想像できる?


・・・


醜い犬は、その醜さのために、保護施設に入れられたり、犬を育てるお仕事をしている人からきらわれて、とてもきたない環境に追いやられたりしている子が多い。
このコンテストの目的は、そうして苦しんでいる犬たちを救い出すこと。

見た目だけではなく、性格など他の部分もきちんと見てあげてほしい。
そして、苦しんでいる犬たちの里親になってほしい。
そんな想いがこめられているんだ。

カジモドちゃんは、自己紹介の分の中で、こううったえかけている。
「本を表紙で判断してはいけない。動物や人の外見が変わっているというだけの理由で、愛する価値が低いと思わないで」

そう、動物や人を、外見だけで判断してはいけないよね。


最後におまけで、国語の問題。
もう一度、記事のタイトルを見てみてね。

『今年も「世界一××犬」が決定、「××で判断しないで」』 CNN

一つ目の「××」には、「醜い」が入ることはわかったよね。
では、二つ目の「××」には、何が入るでしょうか?


・・・


答えは、「外見」でした。
みんなも、動物や人のことを、見た目だけで決めつけちゃうことのないように、気をつけよう。


⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら

関連記事