藤原氏おそるべし!(再掲)&名字クイズ!

RAKUTO豊田校

2011年08月25日 09:12

以前のブログについて、ありがたいコメントを頂戴しました。

「藤のつく苗字が全員藤原氏の子孫と受け取れるような内容ですが・・・そうとは限らないようですよ。」

まったくその通りで、このブログでも、藤の字のつく名前のはじまりが、藤原氏にちなんだもの・・・というご紹介をしたつもりです。
藤のつく人が全員藤原氏の子孫であるわけではありません。
言葉、説明が足りませんでした。
誤解のないように、お願いします。

当時の藤原氏の力はとっても強くて、公家や官僚は藤原だらけ。
区別がつかないので、多くの人が役職や地名と「藤」の字を組み合わせて、名前にしました。
その後、都であまり仕事ができずに地方へ飛ばされた官僚の人たちが「藤」のつく名前を使うようになって、全国に広まったというわけです。

ちなみに、藤原本家の人たちは、いろいろとすったもんだしたあげく、5つの家系にわかれます。
これが、五摂家(近衛家、鷹司家、九条家、一条家、二条家)として江戸時代まで続きます。関白摂政は、この五摂家以外からは選ばれません!
ただし、豊臣秀吉の時代は例外。

さて、名字の話がでたので、ここで「かわった名字の漢字読み仮名クイズ」!
読み方が難しい名字はたくさんあるけど、これはもうナゾナゾのレベルです!

①「月見里」
②「小鳥遊」
③「九」

答えは、このブログのいちばん下を見てね!

--------「藤原氏おそるべし!」再掲------------

今月の歴史は、藤原道長。
長い長い平安時代のど真ん中にいる人です。
平安一ラッキーな男!
この後、時代は徐々に武士の時代に移り、藤原氏はあまり登場しなくなる。
でも、藤原氏の力は、すごかったんだぞ!

たとえば!

みんなのお友達に、「藤」のつく名字の子、いないかな?
全国の多い名字ベストテンにも、「藤」のつく名字がいくつか登場する。
この「藤」の字、平安時代に力をふるった藤原氏からきてるものなんだ。

全国の多い名字第一位は、「佐藤」さん。
この名字、佐野市や佐渡島に住んだ藤原氏からついたらしい。
また、「佐」は、昔、佐(「すけ」と読む)という役職があったから、そこにちなんで、佐藤さんはたくさんいるぞ!

全国の多い名字第六位は、「伊藤」さん。
これは、伊勢に住んだ藤原さんから。
そのまんまですね。
ちなみに、僕も伊藤です。

全国の多い名字第十位は、「加藤」さん。
加賀に住んだ藤原氏より。
これも、そのまんまだ!

ほかにも、「藤」のつく名字はたくさんあるよ。
探し出して、理由を考えてみよう!

それにしても・・・
う~ん、藤原の力、恐るべし!


こちらは、授業あんちょこマインドマップ。





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①は、「やまなし」。
月見をする里にとって、山はじゃま。
ない方が月がよく見える。
だから、「やまなし」。

②は、「たかなし」。
小鳥が遊ぶときは、タカがいない方がよい。
よって、「たかなし」

③は、「いちじく」。
一字の九(く)だから。


む、難しすぎ・・・


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