子どもの連れ去り・誘拐、増加傾向 9年ぶりに100件 朝日新聞
子どもの連れ去り!
こわい話だね。
子どもの連れ去りや誘拐(ゆうかい)事件は、2008年からずっと増えてきた。
そして、今年は、9年ぶりに100件を超えたんだって。
ますます、こわい!
みんなも、気をつけなきゃね。
朝日新聞の記事が、連れ去り事件などに巻き込まれないようにするには、どうしたらよいのかを教えてくれたよ。
まずは、よく発生する時間帯。
犯人がねらっている時間帯を知っておくことは大切だ。
午前8時~12時 8件
午後2時~ 6時 39件
午後6時~10時 6件
どう、このデータを見て、何がわかる?
・・・
このデータを見ると、午後2時~6時が、あっとう的に多い。
下校の時間だ。
下校する時には、特に周りに注意が必要だね。
次に、場所。
道路 38件
マンションなど 20件
住宅 9件
公園 7件
その他 18件
こちらは、道路がかなり多いね。
その他も多いけど、これにはゲームセンターやデパートなどがふくまれている。
前のデータとあわせて考えると、<<下校の時間の道路>>が、一番あぶないということがわかるね。
今度は、犯人との関係。
他人 53件
親族 21件
知人・友人 5件
顔をあわしたことのない他人が多いけど、親族(しんぞく)、つまり親せきの人たちが関係していることも結構多い。
これには、ちょっとびっくりだ。
知っている人とはいえ、いちおう注意はしておいた方がよさそうだ。
では、自分が事件に巻き込まれないようにするのは、どうしたらよいのだろう?
犯罪から身を守る方法を研究している体験型安全教育支援機構(たいけんがた あんぜんきょういく しえんきこう)によると、注意するべき点は以下のとおり。
・こんな特徴(とくちょう)の不審者(ふしんしゃ)に要注意。
▽路上や車上で待ち構えている
▽じっと見つめてくる
▽理由もないのに近づいてくる
▽後をつけてくる
▽しつこく話しかけてくる
・不審者に気づいたら近づかず、防犯ブザーを鳴らせるようにして、相手と目を合わせずにその場を離れる
・すれ違わなければならないときは、最低でも相手が両腕を広げたくらいの距離をとって早足で歩く
・体を触られたり同行を求められたりしたら、ランドセルやかばんを相手に投げつけながら最低20メートル走る。
防犯ブザーも鳴らして、近くの店や民家に助けを求める。
・腕や手をつかまれたら、大声を出しながら手足をばたつかせる。
機会をうかがって相手に思い切りかみつく。
尻を地面に落として足で相手のすねをけり、素早く立ち上がって逃げる
・後ろから抱きつかれたら両ひじを肩の高さまで横にあげて相手の腕をはね上げ、その場にしゃがんで一気に前に飛び出す
もうすぐ冬休み。
子どもだけで、公園などにでかけることも多くなりそう。
みんな、これらのことを、しっかりと頭にいれて、犯罪に巻き込まれないように気を付けよう。
抱きつかれた時のひじの使い方などは、一度練習しておくといいよ。
大人の方にも、お願い。
子ども達が犯罪にまきこまれることのないように、街や公園で子どもたちを見かけた時は、ちょっと気にかけてくれるとうれしいです。
写真は、RAKUTO豊田校の前にある、こども110番の看板。
つねづねから、いざとなった時に逃げこむことができる場所を知っておくことも、大切だね。