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2018年09月14日 06:00  学び~理科

環境危機時計、14分進む~いったいどんな時計?

『環境危機時計、14分進む』 朝日新聞


環境危機時計(かんきょうききどけい)だって。
いったい、どんな時計なんだろう?

記事を見てみると、この時計、1年間で14分進んだらしいよ。
1年間で14分って、めちゃくちゃゆっくりな時計だよね。
でも、大人の人たちは、「こんなに進んじゃった!」って、びっくりしているみたい。

環境危機時計(かんきょうききどけい)って、いったいどんなものなんだろう?
みんな、想像できる?



・・・



環境危機時計のめんどうを見ているのは、旭硝子財団(あさひがらすざいだん)という日本の団体。
毎年、環境問題(かんきょうもんだい)の専門家にアンケートをして、時間を進めたり、戻したりしている。

環境危機時計は、0時から12時まで。
時間の進み具合で、地球の環境が安全であるのか、それとも危険な状態なのかを表す。

0時から3時までの間であれば、「ほとんど不安はない」。
3時から6時までの間であれば、「少し不安」な感じ。
6時から9時になると、「かなり不安」。
そして、9時から12時になると、「きわめて不安」、つまりとってもとっても不安な状態だということだ。

去年2017年、環境危機時計がさした時間は、9時33分。
地球の環境は、「きわめて不安」な状態だった。

そして今年2018年、環境危機時計は、そこから14分進んで、9時47分となってしまった。
「きわめて不安」な状態が、さらに強まったということだ。
ここまで時計が進んでしまったのは、環境危機時計が動き出した1992年いらい、初めてのことなんだって。

今年は、世界中の環境問題の専門家およそ2万4千人にアンケートを送り、そのうち1866人から回答をもらうことができた。
その意見をもとに設定された時間が、9時47分だ。

ここまで時間が進んでしまうということは、今の地球環境には、いろいろな問題があるということだ。
どんな問題があったっけ?
思いつく子、いる?



・・・



地球温暖化(ちきゅうおんだんか)や異常気象(いじょうきしょう)、酸性雨(さんせいう)などなど。
聞いたことのある言葉もあるんじゃないかな。
最近では、海のプラスチックごみの問題がとりあげられることが多い。

今回アンケートに答えてくれた専門家たちに、今、一番心配している問題について聞いてみたところ、次のような結果になった。

1位 28パーセント 気候変動(きこうへんどう)
2位 12パーセント 生物多様性(せいぶつたようせい)
3位 11パーセント 水資源(みずしげん)

全体の28パーセントの人が気にしているのが、気候変動。
今年2018年の夏、日本では台風や大雨で、たくさんの被害が出た。
いままでに経験のないような大雨に、強い風。
地球温暖化などの影響もあって、こうした異常気象が、これから先、何度もやってくるかもしれない。

2位の生物多様性。
今、世界では、動物たちの住むことのできる環境が、どんどんこわされている。
しばらく前には、アフリカのマダガスカル島で、動物たちが苦しんでいるよという話を紹介したよ。

『キツネザルが絶滅の危機~いったいどうして?』
http://rakuto-toyota.jp/e455367.html


3位は、水資源の問題。
雨がたくさん降る日本では、心配することの少ない水。
世界中を見渡すと、水がたりない国がたくさんある。

1950年、世界中で使われた水の量は、およそ1369億トン。
それが、1995年には、3752億トンまで上昇。
2025年には、5000億トンをこすと予想されている。
水を使う量が多くなっているのは、人口が増えていることが一番の理由。
今、世界では、すごいいきおいで人口が増えているんだ。

『人口の多い国は?』
http://rakuto-toyota.jp/e287464.html
『人口の多い国は?~その2』
http://rakuto-toyota.jp/e287465.html


地球環境、大切にしないとね。
ゴミを減らしたり、電気をなるべく使わないようにしたり。
地球の環境をよくするために自分にもできることがあれば、やっていきたいね。

写真は、宇宙からみた台風。ウィキペディアより。

環境危機時計、14分進む~いったいどんな時計?



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