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2018年07月20日 06:00  学び~理科

金剛石~いったい、どんな石?

「金剛石(こんごうせき)」と呼ばれるものがあるよ。
宮沢賢治の童話などにも、登場するよね。

「石」とあるから、石のなかまなんだけど、いったい、どんな石だと思う?
ヒントは・・・とてもきれいで、とても高価な宝石だよ。



・・・



答えは、ダイヤモンド。

ダイヤモンドは、炭素(たんそ)のなかまだ。
みんな、炭素って、知ってる?
ものが燃えると、こげて黒くなるところがあるよね。
あれが、炭素。

あの黒いものとダイヤモンドがなかまなんて、とても信じられないよね。
でも、なかまなんだ。

地球のどまんなか近く、マントルと呼ばれる場所にある炭素が、だんだん地表にあがっていく。
地中深くで、がちがちにかためられた炭素は、やがて、グラファイトと呼ばれるものに変身する。
グラファイトは、別名「黒鉛(こくえん)」ともよばれ、えんぴつの芯などにも使われる。

地中深くの炭素の多くは、だんだん地表に近づくにつれ、グラファイトに変身する。
その中で、ときどき、一気にすごい勢いで、炭素が地表に近づくことがある。
こうした炭素は、グラファイトになりきれず、気が付いたらピカピカの美しいダイヤモンドに変身するんだ、

ここで、ニュースを紹介。

『地殻に眠るダイヤの総量は1000兆トン、国際研究チームが推計』 CNN

とてもめずらしいダイヤモンド。
どのくらいの量が地中にねむっているのか、気になる人も少なくないみたい。

今年2018年、アメリカやオーストラリア、中国などの大学でつくられた研究チームが、ある実験を行った。
どんな実験かというと、ある場所で、そこの地面のおく深くに、どれくらいダイヤモンドが埋まっているかを調べたんだ。

調べるために使われたのは、「音」。
音波(おんぱ)、つまり音の波を地面にむかってとばしてみる。
そして、その音波が、どのくらいの速さで地中をとおっていくかを調べたんだって。

カチカチにかたいダイヤモンド。
このダイヤモンドの中を通るとき、音波は、通常の2倍の速度になる。
だから、音波の速度を調べることで、どれくらいダイヤモンドがうまっているのかを予測できるというわけだ。

その結果、今の地球には、およそ1000兆トンのダイヤモンドが埋まっているかもしれないらしい。
これは、今までの予想を大きくこえる、すごい量なんだって。

1000兆トンもあるならば、どんどん掘り出せば、どんどんお金持ちになれそうだ・・・というと、そう簡単にはいかない。
地下ふかくに眠るダイヤモンドは、地表から144~240キロメートルの深い場所にある。

今、人間がほることのできる深さは、せいぜい500メートルくらい。
144~240キロメートルの深さにあるダイヤモンドは、とてもじゃないけど、掘り出すことができないらしいよ。

今、人間の手によって掘り出されているダイヤモンドは、もともと深くにあったものが、火山などの影響で地表ちかくにまで持ち上げられたものなんだって。
なるほどね。

写真は、ダイヤモンドを掘り出すための鉱山。ウィキペディアより。
ロシアにあるこの鉱山。穴の深さは、600メートル以上。これは、すごい。

金剛石~いったい、どんな石?



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