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2017年11月02日 06:00 学び~理科
キログラムの定義が変わる?~新しい決め方は、何を使うの?
前回は、重さの定義、つまり「1キログラムはこの重さだよ。」という決め事が変わるかもしれないというお話しだったよ。
『キログラムの定義が変わる?~まずは今の定義について』
http://rakuto-toyota.jp/e424478.html
今回は、その続き。
まずは、1キログラムの定義について、もう少し、くわしく見てみよう。
むかしむかし、1キログラムの定義は、水の重さで決まっていた。
1795年に決められたのは、温度が0度の水1リットルの重さを、1キログラムと決めていた。
ところが、水は、気圧、つまり周りの空気の力によって、重さが変わることがある。
このため、1キログラム=水1リットルとした場合、計る場所によって、重さがかわってしまうことになる。
そこで、1799年、水1リットルと同じ重さのプラチナのかたまりを作って、それを1キログラムとすることにした。
これが、キログラム原器のはじまりだ。
1889年、キログラム原器は、新しいものにおきかえられる。
新しい原器は、直径およそ39ミリ、高さおよそ39ミリの円柱形。
プラチナとイリジウムをまぜて作られている。
今も使われているこのキログラム原器は、フランスのパリにある国際度量衡局(こくさいどりょうこうきょく)で、大切に保管されているよ。
また、同じく1889年には、40個のキログラム原器を複製(ふくせい)。
1キログラムの標準とするために、世界中に配られた。
日本には、複製された原器のうち、6番と30番と39番の番号がつけられたものが届けられたよ。
39番のものは、韓国にゆずり、その後新しいものを購入したりして、今の日本には、4つのキログラム原器がある。
これらは、茨城県つくば市にある産業技術総合研究所(さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうじょ)に、大切にしまわれている。
複製された原器は、およそ40年ごとに、フランスにある本物の原器と重さ比べをすることになっている。
重さが国によって変わっちゃうと、困るからね。
ちなみに、日本の原器は、本物の原器よりも、0.176ミリグラム重くなってしまっているらしいよ。
1キログラムの重さを決めてくれる、キログラム原器。
いろいろと問題があることもわかっている。
時がたつにつれて、原器にいろいろなものがくっついて、少しづつ重くなってきているんだって。
そこで、世界中の研究機関が、キログラムの新しい定義を作ろうと、いろいろと研究を進めてきた。
そして、5つの国の研究機関が、ついに新しい方法を発表したんだ。
『キログラム定義 130年ぶり変更も』 朝日新聞
今回、日本の研究機関が出した、新しい1キログラムの決め方は、こんな感じ。
まずは、シリコンで球を作る。
その球にふくまれるシリコンの原子の数が、決められた数になればOK。
1キログラムぴったりの、球の完成だ。
新しい決めたは、来年2018年に開かれる国際度量衡総会で話し合われる予定。
どんな決め方になるのか、注目だね。
写真は、今のキログラム原器。ウィキペディアより。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
『キログラムの定義が変わる?~まずは今の定義について』
http://rakuto-toyota.jp/e424478.html
今回は、その続き。
まずは、1キログラムの定義について、もう少し、くわしく見てみよう。
むかしむかし、1キログラムの定義は、水の重さで決まっていた。
1795年に決められたのは、温度が0度の水1リットルの重さを、1キログラムと決めていた。
ところが、水は、気圧、つまり周りの空気の力によって、重さが変わることがある。
このため、1キログラム=水1リットルとした場合、計る場所によって、重さがかわってしまうことになる。
そこで、1799年、水1リットルと同じ重さのプラチナのかたまりを作って、それを1キログラムとすることにした。
これが、キログラム原器のはじまりだ。
1889年、キログラム原器は、新しいものにおきかえられる。
新しい原器は、直径およそ39ミリ、高さおよそ39ミリの円柱形。
プラチナとイリジウムをまぜて作られている。
今も使われているこのキログラム原器は、フランスのパリにある国際度量衡局(こくさいどりょうこうきょく)で、大切に保管されているよ。
また、同じく1889年には、40個のキログラム原器を複製(ふくせい)。
1キログラムの標準とするために、世界中に配られた。
日本には、複製された原器のうち、6番と30番と39番の番号がつけられたものが届けられたよ。
39番のものは、韓国にゆずり、その後新しいものを購入したりして、今の日本には、4つのキログラム原器がある。
これらは、茨城県つくば市にある産業技術総合研究所(さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうじょ)に、大切にしまわれている。
複製された原器は、およそ40年ごとに、フランスにある本物の原器と重さ比べをすることになっている。
重さが国によって変わっちゃうと、困るからね。
ちなみに、日本の原器は、本物の原器よりも、0.176ミリグラム重くなってしまっているらしいよ。
1キログラムの重さを決めてくれる、キログラム原器。
いろいろと問題があることもわかっている。
時がたつにつれて、原器にいろいろなものがくっついて、少しづつ重くなってきているんだって。
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鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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