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2017年07月29日 06:00  学び~理科

海のゆりかご!?(再掲)

RAKUTO豊田校は、平成29年7月24日(月)~平成29年7月30日(日)まで、夏期講習ウィーク。
通常レッスンはお休みとなります。。
ブログは、過去記事を再掲します。

6月のホップ理科は、『プランクトン』。
アオミドロやクンショウモ、ミカヅキモ。
ミジンコにゾウリムシ、アメーバ。
変わった名前、変わった形の生き物が、たくさん登場。
一番人気は、ミドリムシ。
地球を救うともいわれている、すごいやつだ。
ということで、今回は、「プランクトン」というキーワードで、むかしの記事を探してみたよ。

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山口の日本海側で藻大量枯死 中国新聞


「海のゆりかご」って呼ばれているものがあるよ。

魚のタマゴや、生まれたばかりの赤ちゃんを、いろいろな危険から守ってくれる。
だから、「海のゆりかご」と呼ばれている。

魚の赤ちゃんたちは、「海のゆりかご」の中で、安心してゆっくりと成長することができる。


さて、ここで問題。

「海のゆりかご」って、いったい何?
どんなもの?

想像してみてね。


・・・


「海のゆりかご」とは、藻場(もば)のこと。
アラメやカジメなどの藻がつくる、海の中のやさしい場所だ。


小さな魚たちにとって、海の中は危険がいっぱい。
大きな魚に食べられそうになったり、速い波に流されそういなったり。

藻場は、そういう危険から、魚たちを守ってくれる。
魚のお母さんも、藻場の中なら安心してタマゴがうめる。


ところが。

山口県の海では、この大事な藻場が、たくさんかれてしまったらしい。

原因のひとつとしてあげられたのが、今年の夏の暑さ。
気温が高いと、海の水も温度が高くなる。
海の水の温度が高くなりすぎると、アラメなどは生きていけないんだって。

タマゴや小さな魚を守ってくれる藻場がなくなると、大人の魚も少なくなる。
また、アラメなどはアワビやサザエのエサにもなっている。
サザエやアワビの数も、減ってしまうかもしれない。

魚介類を食べることが多い日本人にとっては、大問題だ。


今、山口県の人たちは、おおあわてで対策をとっている。

他の場所から藻をとってきて、海に入れたり。
藻をたくさん食べる、ムラサキウニを排除したり。


がんばって、大切な藻場を復活させてほしいね。

以下、藻場について、むかしのブログより。
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先日訪れた海水浴場。
遠浅で、砂浜も水もとてもきれい。

だけど、海の底、ところどころに海藻(かいそう)があって、歩きにくい。

「これがなければ、最高なのになー」と、子ども達。


まてまてまて。
この海藻たち、実は大切な働きをしているんだぞ!


海に囲まれた日本。
沿岸近くには、海藻たちが集まった、「藻場(もば)」がたくさんある。

藻場は、「海の森」とも呼ばれ、とても大切な役目を果たしているんだ。


その役目とは・・・

その1
水をきれいにする。

チッソやリンと呼ばれるものを吸収して、海に栄養分が増えすぎないようにしてくれる。栄養分が増えすぎると、プランクトンが大発生しちゃう!

また、炭酸ガスなど、水のよごれを原因となるものを吸収し、酸素を供給してくれる。

藻場のおかげで、きれいな透明な水がたもたれているというわけだ。


その2
海の生き物を守ってくれる。

森みたいに藻がうっそうとしげっていると、小さな魚たちの隠れ家になる。

藻場に卵を産むことで、卵を敵から守ることができる。
また、藻は、小さな生き物たちの食べ物にもなる。


その3
海岸線を守ってくれる。

藻場は、波を抑えてくれる。
藻場のおかげで、大きな波が、沿岸にやってくることが少なくなる。


藻場って、こんなに大切な役割を果たしてくれているんだね。

でも、最近は、藻場がすごい勢いで減少しているんだって。
瀬戸内海では、この30年間で、70パーセントの藻場がダメになっちゃった。
原因は、埋め立てや、工場排水など。

他にも、藻を食べる生き物、小さな魚やウニなどが増えすぎてしまい、それで藻場がダメになってしまうこともあるみたい。


きれいな海を守ってくれる、「海の森」、藻場。
大切にしないとね。


写真は、水族館で再現された藻場。ウィキペディアより。

海のゆりかご!?(再掲)



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