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2017年06月16日 06:00 学び~社会
国内産のジャガイモ~なんで減っているの?
今年の春、ポテトチップスが販売休止になったのを、覚えている?
原因は、去年の夏にやってきた台風だったよね。
『ポテチ販売休止~あれのせいでジャガイモが足りない! 』
http://rakuto-toyota.jp/e402488.html
ポテトチップスにかかせない、ジャガイモ。
今年の生産は、どんな感じなんだろう?
また、台風が来たりすると困るけど、順調に育ってるといいよね。
・・・と思ったら、朝日新聞には、こんな記事が。
『ポテチ今年はだいじょうぶ? ジャガイモ生産量、減少中』 朝日新聞
この記事によると、台風が来る来ないに関係なく、北海道でのジャガイモ生産は、どんどん減っているらしい。
これには、ポテトチップスを製造している、カルビーという会社も頭をかかえているんだって。
いったい、何がおこっているんだろう?
どうして、ジャガイモの生産量が、減っているのかな?
・・・
北海道の十勝地方(とかちちほう)にある芽室町(めむろちょう)。
人口1万8500人くらいの小さな町だけど、畑作がさかんで、スイートコーンの生産量は日本一。
ジャガイモもたくさん作っている。
2015年の出荷量は、およそ4万トン。
台風におおわれた昨年2016年は、3万4000トン。
芽室町の人たちは、出荷量を2015年なみに戻すよう、がんばっている。
ポテトチップス用のジャガイモは、その80パーセントを北海道産にたよっている。
芽室町の人たちがどれだけがんばっても、また台風がやってくると、大変なことになる。
一方で、日本全体を見てみると、ジャガイモづくりをしている農家が、減っていることがわかる。
2015年、全国で出荷されたジャガイモの量は、241万トン。
10年前とくらべると、10パーセント減少している。
北海道でも、ジャガイモ畑の面積が、10年で10パーセント減っているんだって。
鹿児島県曽於市(そおし)。
こちらも、カルビー向けに、ジャガイモを出荷している。
こちらの町では、むかし数千トンとれたジャガイモが、今では90トンにまで減ってしまった。
ジャガイモが10年で10パーセント減っているのに対し、玉ねぎは10年で20パーセントも増えている。
この違いは、何だろう?
ジャガイモを食べる人が減っているというわけではない。
ポテトチップスの販売量は、およそ13万トンで、10年前よりも30パーセント増えている。
それでもジャガイモが減ってしまう理由。
いったい、何だろう?
・・・
実は、ジャガイモ、収穫した後に、出荷してよいものとダメなものを選別する作業などが、とてもたいへんらしい。
小麦などとくらべると、7倍もたいへんなんだって。
作業に時間がかかるから、たくさんの人が必要。
しかし、人手不足で、そんなにたくさんの人をやとうことができない。
大きな機械を入れて、作業をらくにすることもできるけど、それにはたくさんのお金が必要。
こちらも、簡単ではない。
このため、「ジャガイモ作るのやめた。」という農家さんがたくさん出てくる。
そして、ジャガイモの生産量は、年々減ってしまっている。
カルビーによると、国産のジャガイモでは数が足らないので、最近はアメリカなどから輸入しているらしい。
ポテトチップス用のジャガイモの輸入量は、5年前とくらべて3.5倍の2万8000トン。
今では、ポテトチップス用のおよそ10パーセントを、アメリカ産にたよっている。
しかし、こちらにも問題がある。
アメリカとしては、もっともっとアメリカのジャガイモを日本に買ってもらいたい。
一方で、日本としては、アメリカ産のジャガイモに害虫がくっついてやってくることを、とても心配している。
この害虫をふせぐために、ジャガイモの輸入に関して、きびしいチェックが行われている。
さらに、輸入できる時期は、国内産が少ない2~7月だけ。
さらに、ポテトチップスの加工工場は、船で運んだジャガイモをおろした港のそばにないといけない。
こうしたきびしいルールがあるので、国内産のジャガイモがたりないからといって、簡単に輸入したジャガイモを使うわけにはいかないんだって。
ぼくたちとしても、輸入にたよるのではなく、国内産が増えるとうれしいよね。
めったに台風がこないはずの、北海道。
昨年は2つもきちゃったけど、今年はどうなんだろう?
おいしいポテトチップス。
安心して食べられるといいよね。
写真は、ジャガイモ畑。ウィキペディアより。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
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⇒レッスンの様子はこちら
原因は、去年の夏にやってきた台風だったよね。
『ポテチ販売休止~あれのせいでジャガイモが足りない! 』
http://rakuto-toyota.jp/e402488.html
ポテトチップスにかかせない、ジャガイモ。
今年の生産は、どんな感じなんだろう?
また、台風が来たりすると困るけど、順調に育ってるといいよね。
・・・と思ったら、朝日新聞には、こんな記事が。
『ポテチ今年はだいじょうぶ? ジャガイモ生産量、減少中』 朝日新聞
この記事によると、台風が来る来ないに関係なく、北海道でのジャガイモ生産は、どんどん減っているらしい。
これには、ポテトチップスを製造している、カルビーという会社も頭をかかえているんだって。
いったい、何がおこっているんだろう?
どうして、ジャガイモの生産量が、減っているのかな?
・・・
北海道の十勝地方(とかちちほう)にある芽室町(めむろちょう)。
人口1万8500人くらいの小さな町だけど、畑作がさかんで、スイートコーンの生産量は日本一。
ジャガイモもたくさん作っている。
2015年の出荷量は、およそ4万トン。
台風におおわれた昨年2016年は、3万4000トン。
芽室町の人たちは、出荷量を2015年なみに戻すよう、がんばっている。
ポテトチップス用のジャガイモは、その80パーセントを北海道産にたよっている。
芽室町の人たちがどれだけがんばっても、また台風がやってくると、大変なことになる。
一方で、日本全体を見てみると、ジャガイモづくりをしている農家が、減っていることがわかる。
2015年、全国で出荷されたジャガイモの量は、241万トン。
10年前とくらべると、10パーセント減少している。
北海道でも、ジャガイモ畑の面積が、10年で10パーセント減っているんだって。
鹿児島県曽於市(そおし)。
こちらも、カルビー向けに、ジャガイモを出荷している。
こちらの町では、むかし数千トンとれたジャガイモが、今では90トンにまで減ってしまった。
ジャガイモが10年で10パーセント減っているのに対し、玉ねぎは10年で20パーセントも増えている。
この違いは、何だろう?
ジャガイモを食べる人が減っているというわけではない。
ポテトチップスの販売量は、およそ13万トンで、10年前よりも30パーセント増えている。
それでもジャガイモが減ってしまう理由。
いったい、何だろう?
・・・
実は、ジャガイモ、収穫した後に、出荷してよいものとダメなものを選別する作業などが、とてもたいへんらしい。
小麦などとくらべると、7倍もたいへんなんだって。
作業に時間がかかるから、たくさんの人が必要。
しかし、人手不足で、そんなにたくさんの人をやとうことができない。
大きな機械を入れて、作業をらくにすることもできるけど、それにはたくさんのお金が必要。
こちらも、簡単ではない。
このため、「ジャガイモ作るのやめた。」という農家さんがたくさん出てくる。
そして、ジャガイモの生産量は、年々減ってしまっている。
カルビーによると、国産のジャガイモでは数が足らないので、最近はアメリカなどから輸入しているらしい。
ポテトチップス用のジャガイモの輸入量は、5年前とくらべて3.5倍の2万8000トン。
今では、ポテトチップス用のおよそ10パーセントを、アメリカ産にたよっている。
しかし、こちらにも問題がある。
アメリカとしては、もっともっとアメリカのジャガイモを日本に買ってもらいたい。
一方で、日本としては、アメリカ産のジャガイモに害虫がくっついてやってくることを、とても心配している。
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Posted by RAKUTO豊田校
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