◆◆◆ 基幹コースの残席情報
◆◆◆
2017年05月31日 06:00 学び~理科
カラスの侵入をふせごう~いったいどんな方法?
岩手県大槌町(おおつちちょう)。
ここに、東京大学大気海洋研究所(たいきかいようけんきゅうじょ)の研究センターがある。
国際沿岸海洋研究センター(こくさいえんがんかいようけんきゅうセンター)だ。
大気や海、海の生き物などの研究の拠点(きょてん)となっているこのセンターは、2011年3月11日、東日本大震災によって発生した津波におそわれる。
津波は、3階建ての建物をまる飲み。
幸い、センターにいた人たちの命は無事だったが、大切な資料やデータは、もくずと消えた。
あれか6年。
研究センターは、3階だけ復旧し、1階と2階は物置として使われている。
1階と2階の物置は、津波におそわれた当時のまま。
ドアもなければ、窓もない。
2015年春ごろのこと。
この物置に、ある生き物がやってくるようになった。
頭のいい黒いやつ。
そう、カラスだ。
カラスたちは、巣をつくる材料にするために、建物の一部をむしりとっていく。
建物の中は、羽やふんだらけ。
センターの人たちは困り果て、東京大学大気海洋研究所の佐藤先生に相談した。
しかし、こればっかりは、佐藤先生でもなんともならない。
困った佐藤先生は、カラスの専門家として有名な、宇都宮大学(うつのみやだいがく)の竹田先生に相談した。
そこで帰ってきた答えが・・・と、ここで想像タイム。
みんなのおうちのまわりにも、カラスはいるかな?
カラスたちがみんなのおうちにやってきてあばれられては、困っちゃうよね。
カラスたちがやってこないために、みんなだったら、どんな作戦をたてる?
ちょっと、想像してみてね。
・・・
ここで、今回の新聞記事。
『「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設』 朝日新聞
カラスの専門家武田先生からの答えは、「警告文(けいこくぶん)を出してみたら?」だった。
警告文、つまり張り紙だ。
どんな張り紙かというと、「カラス侵入禁止(しんにゅうきんし)」と大きく書いたもの。
この張り紙を何枚か張って、カラスたちに「ここは入ってきてはいけない場所だよ。」と教えてあげるというわけだ。
これには、佐藤先生もびっくり。
なぜなら、カラスは、字が読めない。
いくら頭のいいカラスでも、張り紙にかかれた内容を、理解できるわけがない。
それでも、佐藤先生、ためしに張り紙を作って、張り出してみた。
すると、すぐに、カラスたちは、やってこなくなった。
張り紙を張り出してから、3年。
張り紙のきき目は、いまでもばつぐん。
相変わらず、カラスたちはやってこない。
ひょっとして、カラスって、字が読めたりするのかな?
いやいや、そんなことはない。
さすがのカラスも、字は読めない。
ならば、どうして、カラスが来なくなったんだろう?
・・・
カラスがこなくなった原因は、この警告文そのものよりも、この警告文を見た人たちの反応。
センターには、そこではたらく人や学生さんなど、たくさんの人が出入りする。
その人たちが、「カラス侵入禁止」の張り紙を見てどんな反応をするかといえば・・・。
「えっ!カラスがいるの?中に入ってくるの?」
・・・と思って空を見上げたり、近くにカラスがいればそれを指さしたりするはずだ。
そうした人たちの動きを見たカラスは、「ここはあぶない場所だ。」と感じて建物に入ってこない。
どうも、そんな理由らしい。
それにしても、そんな作戦を考え出した武田先生、すごいアイデアマンだね。
写真は、カラス。ウィキペディアより。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
ここに、東京大学大気海洋研究所(たいきかいようけんきゅうじょ)の研究センターがある。
国際沿岸海洋研究センター(こくさいえんがんかいようけんきゅうセンター)だ。
大気や海、海の生き物などの研究の拠点(きょてん)となっているこのセンターは、2011年3月11日、東日本大震災によって発生した津波におそわれる。
津波は、3階建ての建物をまる飲み。
幸い、センターにいた人たちの命は無事だったが、大切な資料やデータは、もくずと消えた。
あれか6年。
研究センターは、3階だけ復旧し、1階と2階は物置として使われている。
1階と2階の物置は、津波におそわれた当時のまま。
ドアもなければ、窓もない。
2015年春ごろのこと。
この物置に、ある生き物がやってくるようになった。
頭のいい黒いやつ。
そう、カラスだ。
カラスたちは、巣をつくる材料にするために、建物の一部をむしりとっていく。
建物の中は、羽やふんだらけ。
センターの人たちは困り果て、東京大学大気海洋研究所の佐藤先生に相談した。
しかし、こればっかりは、佐藤先生でもなんともならない。
困った佐藤先生は、カラスの専門家として有名な、宇都宮大学(うつのみやだいがく)の竹田先生に相談した。
そこで帰ってきた答えが・・・と、ここで想像タイム。
みんなのおうちのまわりにも、カラスはいるかな?
カラスたちがみんなのおうちにやってきてあばれられては、困っちゃうよね。
カラスたちがやってこないために、みんなだったら、どんな作戦をたてる?
ちょっと、想像してみてね。
・・・
ここで、今回の新聞記事。
『「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設』 朝日新聞
カラスの専門家武田先生からの答えは、「警告文(けいこくぶん)を出してみたら?」だった。
警告文、つまり張り紙だ。
どんな張り紙かというと、「カラス侵入禁止(しんにゅうきんし)」と大きく書いたもの。
この張り紙を何枚か張って、カラスたちに「ここは入ってきてはいけない場所だよ。」と教えてあげるというわけだ。
これには、佐藤先生もびっくり。
なぜなら、カラスは、字が読めない。
いくら頭のいいカラスでも、張り紙にかかれた内容を、理解できるわけがない。
それでも、佐藤先生、ためしに張り紙を作って、張り出してみた。
すると、すぐに、カラスたちは、やってこなくなった。
張り紙を張り出してから、3年。
張り紙のきき目は、いまでもばつぐん。
相変わらず、カラスたちはやってこない。
ひょっとして、カラスって、字が読めたりするのかな?
いやいや、そんなことはない。
さすがのカラスも、字は読めない。
ならば、どうして、カラスが来なくなったんだろう?
・・・
カラスがこなくなった原因は、この警告文そのものよりも、この警告文を見た人たちの反応。
センターには、そこではたらく人や学生さんなど、たくさんの人が出入りする。
その人たちが、「カラス侵入禁止」の張り紙を見てどんな反応をするかといえば・・・。
「えっ!カラスがいるの?中に入ってくるの?」
・・・と思って空を見上げたり、近くにカラスがいればそれを指さしたりするはずだ。
そうした人たちの動きを見たカラスは、「ここはあぶない場所だ。」と感じて建物に入ってこない。
どうも、そんな理由らしい。
それにしても、そんな作戦を考え出した武田先生、すごいアイデアマンだね。
写真は、カラス。ウィキペディアより。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
Posted by RAKUTO豊田校
│コメント(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。