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2017年02月04日 06:00 学び~社会
捨てる食品減らそう!!(再掲)
前回、前々回と、日本のゴミ事情について紹介したよ。
『ゴミの量~日本は多い方?少ない方?』
http://rakuto-toyota.jp/e394994.html
『食品ロスを減らせ~「もったいない」を取り戻そう!(再掲)』
http://rakuto-toyota.jp/e395294.html
今回は、その続き。
まずは、最近の新聞記事から。
『食品廃棄 削減に挑戦』 朝日新聞
前回紹介した、食品ロスという問題。
朝日新聞によると、いろいろな会社が、食品ロスを減らそうと、がんばっているらしい。
まずは、想像してみよう。
食べ残しや賞味期限が切れてしまった食べ物がすてられる、食品ロス。
これを減らそうと思ったら、どんな作戦が考えられると思う?
自由に想像してみてね。
・・・
食品ロスを減らす作戦。
まずは、「2分の1ルール」という作戦を、4年前の記事から紹介するね。
-------------------------------------------
『捨てる食品減らそう 8月から35社、流通で実験』 朝日新聞
今日は、いきなり問題。
今、世界には、何人の人がくらしているでしょうか?
みんな、知ってる?
知らない子は、予想してみてね。
・・・
この記事を書いている時点での、世界の人口は・・・
7123378037人。
およそ71億人だ。
この数は、こうして記事を書いている最中にも、どんどん増えている。
このサイトを見てみて。
どれくらいの勢いで、人口が増えているかが、体感できるよ。
http://arkot.com/jinkou/
さて。
こうして増え続ける、世界の人口。
2100年には、100億人を超えると予想される。
ここまで増えると、いろいろなものが足りなくなると思われる。
特に困るのは、食料。
しばらく前には、国際連合食糧農業機関(こくさいれんごうしょくりょうのうぎょうきかん)が、「食料が足りなくなるので、こん虫を食べよう!」と世界中の人たちに提案した。
食料不足のことを、とても心配しているんだね。
「xxxを食べよう!?」
http://www.rakuto-toyota.jp/?entry_id=997193
「食用こん虫ベスト8!?」
http://www.rakuto-toyota.jp/?entry_id=998776
そんな中、今の日本はというと・・・
食料に困るなんてことは、まずない。
コンビニやファーストフードのお店に行けば、いつでも食料が手に入る。
足りないどころか、たくさんありすぎて、捨てちゃうことも多い。
食料を作ったり、運んだり、売ったりしている食品業界。
この業界では、「3分の1ルール」という習慣があるらしい。
いったい、どんなルールなんだろう?
ヒントは、「賞味期限」。
・・・
まずは、食品を作る会社について、見てみよう。
食品を作ったあと、倉庫などに保管して、必要な時に小売屋さんに運ぶ。
倉庫に保管してある食料には、当然、賞味期限がある。
そして、賞味期限の3分の1が過ぎても小売屋に運ばれない食料は、捨ててしまう。
一方で、コンビニなどの小売屋さん。
倉庫から運んでもらって、店頭に並べた食料。
こちらは、賞味期限の残りが、3分の1を切った時点で捨ててしまう。
ちょっとわかりにく話だね。
たとえば、1月1日に作った食料で、賞味期限が3月末だとする。
倉庫に残ったままの食料の賞味期限は、3ヶ月。
この3分の1、つまり1か月たった2月1日になったら、捨ててしまう。
小売屋さんに運ばれた食料品。
こちらは、賞味期限の残りが3分の1、つまり残り1か月となる3月1日になったら、捨ててしまう。
こうして捨てられる食料の量は、1年間に300万~400万トン。
さらに、200万~400万トンが家庭によって捨てられている。
これから、食料が足らなくなるというのに、この捨て方は大きな問題だ。
そこで、今回の記事。
明治や日本コカ・コーラなどの菓子・飲料メーカーのほか、三菱食品、セブン―イレブン・ジャパン、イオンリテールなどの会社が集まって、3分の1ルールを見直す実験を行うことになった。
新しいルールは、「2分の1ルール」。
いままでの3分の1を、2分の1にすることで、捨てられる食料の量を減らそうという取り組みだ。
実験がうまくいったら、来年にも、このルールを食品業界に広める予定。
ぜひ、うまくいってほしいね。
以下は、食料不足に関する、過去の記事。
ちょっと長くなるけど、読んでみてね。
-----------------------------------
世界の食料生産の半分が無駄に、「悲劇的な水準」 英報告書 CNN
食料の半分が無駄に・・・だって!
みんなが毎日食べている、ごはんやおかず。
その半分が、ムダに捨てられているってことかな?
「悲劇的な水準(ひげきてきなすいじゅん)」っていうことは、かなりたくさんの食べ物が捨てられているってこと??
・・・
日本やアメリカなどの先進国(せんしんこく)。
社会や文化が発展している。
安心して、生活できる場所がある。
食べ物も、十分に足りている。
一方で、アジアやアフリカなどの発展途上国(はってんとじょうこく)。
社会や文化が十分に発展していない。
安心して生活できる場所が、なかなかない。
食べ物はぜんぜん足りず、みんなおなかをすかしている。
さて、ここで問題。
今回、食べ物をムダにしているとして、問題にされたのは、食べ物に困らない先進国?
それとも、食べ物に困っている発展途上国?
やはり、食べ物がいっぱいあって、食べ残しも多い先進国かな?
みんな、どっちだと思う?
・・・
答えは、両方。
世界で生産される食べ物の量は、1年間で44億トン。
そのうち、半分が食べられずに、すてられちゃう!
まずは、先進国の状況を見てみよう。
自分の国で生産したり、他の国から輸入したり。
食べ物は、あまるほど、たくさんある。
たくさんあるので、ムダにすてることが多い。
せっかくできあがった野菜も、大きさが十分ではなかったり、形が悪いとスーパーで売られる前に、ぽいっとすてられちゃう。
スーパーで売られた食べ物も、使わずにくさっってしまい、捨てられることもある。
コンビニなどで売っている、すぐに食べられるおにぎりやサンドイッチ。
これも、売れ残れば、捨てちゃうしかないよね。
そして、食べ残しも、多い。
一方で、発展途上国。
こちらの国では、食べ物はとても大切。
食べられるものを捨てるなんて、もったいないことはしません。
ところが、アフリカなどの発展途上国では、食べ物を運んでいる途中で、暑さのせいでダメになってしまうことが多い。
畑もあまり整備されていなくて、食べられるところが育つ前に、かれてしまうことも。
東南アジアでは、お米を保存しておく設備がなく、時にはとれたお米の80パーセントを捨てるなんてこともあるらしい。
先進国と、発展途上国。
それぞれに、問題をかかえているんだね。
これからの地球の人口のことを考えると、今の状況は、「悲劇的」ということか。
何か、よい解決策を考えないとね。
写真は、道端で売られる野菜たち。
CNNサイトより。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
『ゴミの量~日本は多い方?少ない方?』
http://rakuto-toyota.jp/e394994.html
『食品ロスを減らせ~「もったいない」を取り戻そう!(再掲)』
http://rakuto-toyota.jp/e395294.html
今回は、その続き。
まずは、最近の新聞記事から。
『食品廃棄 削減に挑戦』 朝日新聞
前回紹介した、食品ロスという問題。
朝日新聞によると、いろいろな会社が、食品ロスを減らそうと、がんばっているらしい。
まずは、想像してみよう。
食べ残しや賞味期限が切れてしまった食べ物がすてられる、食品ロス。
これを減らそうと思ったら、どんな作戦が考えられると思う?
自由に想像してみてね。
・・・
食品ロスを減らす作戦。
まずは、「2分の1ルール」という作戦を、4年前の記事から紹介するね。
-------------------------------------------
『捨てる食品減らそう 8月から35社、流通で実験』 朝日新聞
今日は、いきなり問題。
今、世界には、何人の人がくらしているでしょうか?
みんな、知ってる?
知らない子は、予想してみてね。
・・・
この記事を書いている時点での、世界の人口は・・・
7123378037人。
およそ71億人だ。
この数は、こうして記事を書いている最中にも、どんどん増えている。
このサイトを見てみて。
どれくらいの勢いで、人口が増えているかが、体感できるよ。
http://arkot.com/jinkou/
さて。
こうして増え続ける、世界の人口。
2100年には、100億人を超えると予想される。
ここまで増えると、いろいろなものが足りなくなると思われる。
特に困るのは、食料。
しばらく前には、国際連合食糧農業機関(こくさいれんごうしょくりょうのうぎょうきかん)が、「食料が足りなくなるので、こん虫を食べよう!」と世界中の人たちに提案した。
食料不足のことを、とても心配しているんだね。
「xxxを食べよう!?」
http://www.rakuto-toyota.jp/?entry_id=997193
「食用こん虫ベスト8!?」
http://www.rakuto-toyota.jp/?entry_id=998776
そんな中、今の日本はというと・・・
食料に困るなんてことは、まずない。
コンビニやファーストフードのお店に行けば、いつでも食料が手に入る。
足りないどころか、たくさんありすぎて、捨てちゃうことも多い。
食料を作ったり、運んだり、売ったりしている食品業界。
この業界では、「3分の1ルール」という習慣があるらしい。
いったい、どんなルールなんだろう?
ヒントは、「賞味期限」。
・・・
まずは、食品を作る会社について、見てみよう。
食品を作ったあと、倉庫などに保管して、必要な時に小売屋さんに運ぶ。
倉庫に保管してある食料には、当然、賞味期限がある。
そして、賞味期限の3分の1が過ぎても小売屋に運ばれない食料は、捨ててしまう。
一方で、コンビニなどの小売屋さん。
倉庫から運んでもらって、店頭に並べた食料。
こちらは、賞味期限の残りが、3分の1を切った時点で捨ててしまう。
ちょっとわかりにく話だね。
たとえば、1月1日に作った食料で、賞味期限が3月末だとする。
倉庫に残ったままの食料の賞味期限は、3ヶ月。
この3分の1、つまり1か月たった2月1日になったら、捨ててしまう。
小売屋さんに運ばれた食料品。
こちらは、賞味期限の残りが3分の1、つまり残り1か月となる3月1日になったら、捨ててしまう。
こうして捨てられる食料の量は、1年間に300万~400万トン。
さらに、200万~400万トンが家庭によって捨てられている。
これから、食料が足らなくなるというのに、この捨て方は大きな問題だ。
そこで、今回の記事。
明治や日本コカ・コーラなどの菓子・飲料メーカーのほか、三菱食品、セブン―イレブン・ジャパン、イオンリテールなどの会社が集まって、3分の1ルールを見直す実験を行うことになった。
新しいルールは、「2分の1ルール」。
いままでの3分の1を、2分の1にすることで、捨てられる食料の量を減らそうという取り組みだ。
実験がうまくいったら、来年にも、このルールを食品業界に広める予定。
ぜひ、うまくいってほしいね。
以下は、食料不足に関する、過去の記事。
ちょっと長くなるけど、読んでみてね。
-----------------------------------
世界の食料生産の半分が無駄に、「悲劇的な水準」 英報告書 CNN
食料の半分が無駄に・・・だって!
みんなが毎日食べている、ごはんやおかず。
その半分が、ムダに捨てられているってことかな?
「悲劇的な水準(ひげきてきなすいじゅん)」っていうことは、かなりたくさんの食べ物が捨てられているってこと??
・・・
日本やアメリカなどの先進国(せんしんこく)。
社会や文化が発展している。
安心して、生活できる場所がある。
食べ物も、十分に足りている。
一方で、アジアやアフリカなどの発展途上国(はってんとじょうこく)。
社会や文化が十分に発展していない。
安心して生活できる場所が、なかなかない。
食べ物はぜんぜん足りず、みんなおなかをすかしている。
さて、ここで問題。
今回、食べ物をムダにしているとして、問題にされたのは、食べ物に困らない先進国?
それとも、食べ物に困っている発展途上国?
やはり、食べ物がいっぱいあって、食べ残しも多い先進国かな?
みんな、どっちだと思う?
・・・
答えは、両方。
世界で生産される食べ物の量は、1年間で44億トン。
そのうち、半分が食べられずに、すてられちゃう!
まずは、先進国の状況を見てみよう。
自分の国で生産したり、他の国から輸入したり。
食べ物は、あまるほど、たくさんある。
たくさんあるので、ムダにすてることが多い。
せっかくできあがった野菜も、大きさが十分ではなかったり、形が悪いとスーパーで売られる前に、ぽいっとすてられちゃう。
スーパーで売られた食べ物も、使わずにくさっってしまい、捨てられることもある。
コンビニなどで売っている、すぐに食べられるおにぎりやサンドイッチ。
これも、売れ残れば、捨てちゃうしかないよね。
そして、食べ残しも、多い。
一方で、発展途上国。
こちらの国では、食べ物はとても大切。
食べられるものを捨てるなんて、もったいないことはしません。
ところが、アフリカなどの発展途上国では、食べ物を運んでいる途中で、暑さのせいでダメになってしまうことが多い。
畑もあまり整備されていなくて、食べられるところが育つ前に、かれてしまうことも。
東南アジアでは、お米を保存しておく設備がなく、時にはとれたお米の80パーセントを捨てるなんてこともあるらしい。
先進国と、発展途上国。
それぞれに、問題をかかえているんだね。
これからの地球の人口のことを考えると、今の状況は、「悲劇的」ということか。
何か、よい解決策を考えないとね。
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Posted by RAKUTO豊田校
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