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2016年09月07日 06:00  学び~社会

水深210メートル~摩周湖でとらえられた生き物とは?(その1)

『摩周湖底 ××××捕獲』 朝日新聞

北海道の摩周湖(ましゅうこ)で、ある生き物が見つかったんだって。
「湖に生き物なんて、べつにめずらしいことではないよね!」って思ってしまいそうなものだけど、摩周湖の場合は、そうでもない。

摩周湖は、水がきれいで、生き物が必要とする栄養分がとても少ない。
だから、特定の生き物以外は、何も住んでいたいと思われていたんだ。

まずは、摩周湖が、どんな湖なのか、復習してみよう。

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日本で一番大きな湖は、琵琶湖(びわこ)。
その広さは、およそ670平方キロメートル。
とても、広い!

ところが。
その琵琶湖も、世界で一番広い湖と比べると・・・とっても小さい。

世界で一番大きな湖は、カスピ海。
その広さは、およそ37万1000平方キロメートル。
琵琶湖の550倍以上だ。

日本の湖は、まったくかわない。
さすがに、世界は大きい!
世界にはかなわないなぁ・・・と思ったら。

日本には「世界で一番」の湖があるんだよ。
何が一番かというと、水の透明度(とうめいど)。
つまり、水の中をのぞき込むと、ずーっと深い場所まで見ることができる。

さて、ここで問題。
世界で一番の透明度を達成した湖。
何県にある何という名前の湖でしょうか?


・・・


答えは、北海道の摩周湖(ましゅうこ)。
観光地として人気だから、名前くらい聞いたことがないかな?

1931年。
摩周湖で透明度の調査をしたところ、41.6メートルを記録。
シベリアにあるバイカル湖の40.5メートルを抜いて、トップになったんだ。


摩周湖の水が、なんでそんなにきれいなのか。
これには、2つの理由がある。


一つ目は、川がないこと。

湖には、周りから川が流れ込んでくることが多い。
川の水には、土や砂、プランクトンなどが含まれている。
それらが湖に流れ込むことによって、湖の水がよごれてしまう。

その点、摩周湖には、川がない。
水は、きれいなままだ。


摩周湖には川がないのに、水の量はいつもいっしょ。
いったい、どこから水が流れ込んでくるんだろう?
2つ目の理由は、その答えと関係があるよ。

摩周湖に流れ込んでくる水は、地下水だ。
雨や雪どけ水が、摩周湖の周りの地面に吸い込まれ、地下を通って摩周湖に流れ込む。

摩周湖はカルデラ湖といって、むかし火山が噴火してできた穴に水がたまったもの。
周りには、火山灰がふりつもってできた地層がたくさんある。

雨などが地面に吸い込まれるとき、この火山灰の地層が、水をきれいにしてくれるんだ。
まるで、フィルターのように、水の中のきたないものを、とりはらってくれるんだって。

摩周湖、すごいね。


朝日新聞によると、そんな摩周湖の水が、最近ちょっとおかしいらしい。

地球異変 かすむ「摩周ブルー」 朝日新聞

かすみ・・・って、水がにごってしまったのかな?
今日は長くなったので、記事については、次回紹介するね。


写真は、摩周湖。ウィキペディアより。
きれいでしょ♪

水深210メートル~摩周湖でとらえられた生き物とは?(その1)



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