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2016年07月27日 06:00 学び~社会
日本から新たな世界遺産~遺産の背景にあるものは?(再掲)
RAKUTO豊田校は、平成28年7月25日(月)~7月30日(土)まで、夏期講習ウィーク。
ブログは、過去記事を再掲します。
過去のブログ再掲シリーズ。
今回は、日本に新しい世界遺産がうまれたことを記念して、世界遺産シリーズ。
『日本にあらたな世界遺産~いったいどんな建物?』
http://rakuto-toyota.jp/e372381.html
------------------------------------------------
前回、前々回と、世界遺産について紹介してきたよ。
『日本から新たな世界遺産~世界遺産って、なんだっけ?』
http://rakuto-toyota.jp/e317387.html
『日本から新たな世界遺産~今の日本の世界遺産は?』
http://rakuto-toyota.jp/e317397.html
今日は、その続き。
朝日新聞の記事によると、日本から、新しい世界遺産が登録されることになりそうだ。
『明治の産業革命、世界遺産へ 8県23資産、登録勧告』 朝日新聞
どんなものが登録されるのかなと思ってみてみると、「明治の産業革命(さんぎょうかくめい)」とあるね。
いったい、どんなものがあるのだろう?
・・・
みんなは、江戸時代とか明治時代って知ってる?
今は平成時代だよね。
その前が昭和時代。
さらに前が大正時代。
そして、その前が明治時代だ。
さらにその前が江戸時代。
順番にならべてみると、こんな感じ。
江戸時代 1603年~1868年
明治時代 1868年~1912年
大正時代 1912年~1926年
昭和時代 1926年~1989年
平成時代 1989年~現在
日本中にたくさんの国があって、おたがいに戦争しあっていた戦国時代。
その戦国時代を終わらせた徳川家康が作り上げたのが、江戸幕府(えどばくふ)だ。
この江戸幕府が政治の中心だった時代が、江戸時代。
江戸幕府には、代々将軍様がいた。
1代目が家康、2代目が秀忠、そして3代目が家光だ。
家光の時代、日本では、キリスト教がはやりだした。
キリスト教の教えでは、一番えらいのは神様。
日本では、一番えらいのは将軍様のはずなのに、キリスト教を信じている人にとっては神様が一番だ。
「こんな宗教がはやっては困る!」と思った家光は、キリスト教をきびしくとりしまるようになった。
一部のキリスト教徒たちはこれに反発し、島原の乱(しまばらのらん)という戦争が起こってしまう。
幕府はなんとか戦争を終わらせることができたんだけど、キリスト教やその後ろにいる外国に対する不安が強くなった。
1639年、家光は、決断する。
「そうだ、鎖国(さこく)しよう!」
家光がはじめた鎖国とは、外国とのやりとりを禁止するということ。
まずは、港を江戸から遠い長崎にうつす。
出島とよばれる島にうつされた港には、日本と仲のよいオランダと中国だけが入ることができる。
当時日本によくやってきたポルトガルの船は、出入り禁止。
鎖国によって、日本の国内はおちついたけど、ちょっと困ったこともある。
いったい、何だと思う?
・・・
鎖国がはじまってから、外国から新しい技術や文化が入りにくくなった。
この当時、技術や文化の発展の中心は、ヨーロッパ。
江戸時代がはじまる少し前には、織田信長が、ヨーロッパから持ち込まれた最新型の鉄砲を活用して、当時最強の武田軍をうちやぶった。
日本でも、ヨーロッパの最新の技術が活用されてきたんだね。
その技術や文化が入ってこなくなった。
そして、日本人が気が付かない間に、ヨーロッパやアメリカの技術や文化はどんどん進み、戦争などに使う武器もどんどん強くなっていた。
鎖国がはじまって214年後の、1853年。
日本人すべてがびっくりするような事件が起こる。
いったい、何が起こったと思う?
・・・
この年、アメリカの戦艦4隻が、日本にやってきた。
ひきいているのは、ペリーだ。
鎖国で新しい技術が入ってこなくなった日本に住んでいた人たちは、みたこともないような巨大な戦艦にびっくり。
しかも、蒸気(じょうき)を使ったエンジンまでついていて、ものすごいスピードで動く。
さらに、大きな大砲も備えている。
黒船来航(くろふねらいこう)と呼ばれるこの事件を機に、日本中は大騒ぎ。
「外国と戦争になるんじゃないか?」
「外国人をやっつける!」
「いやいや今の日本の武器では、とうてい外国には勝てないよ!」
「このままじゃ、日本は外国の植民地になっちゃう!」
そう、当時、ヨーロッパやアメリカといった強い国は、他の国を占領して、植民地にすることを目的としていた。
インドネシアや中国など、アジアの国々も、どんどん植民地にされつつあったんだ。
植民地になると、もともとそこの国に住んできた人は、奴隷(どれい)みたいな扱いをうけることになる。
江戸幕府がうまく外国に対応してくれないと、日本も植民地になってしまうかもしれない。
これは、困るよね。
そしてついに、江戸幕府がたおれる時がやってくる。
江戸幕府がうまく外国と対応できないのをみて、「これじゃあダメだ。」と、薩摩藩(さつまはん:鹿児島県)や長州藩(ちょうしゅうはん:山口県)などが立ち上がり、幕府をたおしたんだ。そして、明治政府ができあがる。
これらの事件を、明治維新(めいじいしん)というよ。
新しくできた明治政府は、外国からどんどん技術や文化を輸入する。
そして、日本は、すごいいきおいで発展していく。
これが、新聞記事のタイトルにあった、「明治の産業革命」だ。
今回、世界遺産に登録されることになりそうなのは、明治時代に外国からもらった技術や、それを活用して日本で作り上げた新しい技術などを感じられるもの。
具体的には、いったい何があるんだろう?
ちょっと、想像してみてね。
続きは、次回。
写真は、サスケハナ号。ウィキペディアより。
ペリーは、この船に乗ってやってきたんだ。
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『日本にあらたな世界遺産~いったいどんな建物?』
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今日は、その続き。
朝日新聞の記事によると、日本から、新しい世界遺産が登録されることになりそうだ。
『明治の産業革命、世界遺産へ 8県23資産、登録勧告』 朝日新聞
どんなものが登録されるのかなと思ってみてみると、「明治の産業革命(さんぎょうかくめい)」とあるね。
いったい、どんなものがあるのだろう?
・・・
みんなは、江戸時代とか明治時代って知ってる?
今は平成時代だよね。
その前が昭和時代。
さらに前が大正時代。
そして、その前が明治時代だ。
さらにその前が江戸時代。
順番にならべてみると、こんな感じ。
江戸時代 1603年~1868年
明治時代 1868年~1912年
大正時代 1912年~1926年
昭和時代 1926年~1989年
平成時代 1989年~現在
日本中にたくさんの国があって、おたがいに戦争しあっていた戦国時代。
その戦国時代を終わらせた徳川家康が作り上げたのが、江戸幕府(えどばくふ)だ。
この江戸幕府が政治の中心だった時代が、江戸時代。
江戸幕府には、代々将軍様がいた。
1代目が家康、2代目が秀忠、そして3代目が家光だ。
家光の時代、日本では、キリスト教がはやりだした。
キリスト教の教えでは、一番えらいのは神様。
日本では、一番えらいのは将軍様のはずなのに、キリスト教を信じている人にとっては神様が一番だ。
「こんな宗教がはやっては困る!」と思った家光は、キリスト教をきびしくとりしまるようになった。
一部のキリスト教徒たちはこれに反発し、島原の乱(しまばらのらん)という戦争が起こってしまう。
幕府はなんとか戦争を終わらせることができたんだけど、キリスト教やその後ろにいる外国に対する不安が強くなった。
1639年、家光は、決断する。
「そうだ、鎖国(さこく)しよう!」
家光がはじめた鎖国とは、外国とのやりとりを禁止するということ。
まずは、港を江戸から遠い長崎にうつす。
出島とよばれる島にうつされた港には、日本と仲のよいオランダと中国だけが入ることができる。
当時日本によくやってきたポルトガルの船は、出入り禁止。
鎖国によって、日本の国内はおちついたけど、ちょっと困ったこともある。
いったい、何だと思う?
・・・
鎖国がはじまってから、外国から新しい技術や文化が入りにくくなった。
この当時、技術や文化の発展の中心は、ヨーロッパ。
江戸時代がはじまる少し前には、織田信長が、ヨーロッパから持ち込まれた最新型の鉄砲を活用して、当時最強の武田軍をうちやぶった。
日本でも、ヨーロッパの最新の技術が活用されてきたんだね。
その技術や文化が入ってこなくなった。
そして、日本人が気が付かない間に、ヨーロッパやアメリカの技術や文化はどんどん進み、戦争などに使う武器もどんどん強くなっていた。
鎖国がはじまって214年後の、1853年。
日本人すべてがびっくりするような事件が起こる。
いったい、何が起こったと思う?
・・・
この年、アメリカの戦艦4隻が、日本にやってきた。
ひきいているのは、ペリーだ。
鎖国で新しい技術が入ってこなくなった日本に住んでいた人たちは、みたこともないような巨大な戦艦にびっくり。
しかも、蒸気(じょうき)を使ったエンジンまでついていて、ものすごいスピードで動く。
さらに、大きな大砲も備えている。
黒船来航(くろふねらいこう)と呼ばれるこの事件を機に、日本中は大騒ぎ。
「外国と戦争になるんじゃないか?」
「外国人をやっつける!」
「いやいや今の日本の武器では、とうてい外国には勝てないよ!」
「このままじゃ、日本は外国の植民地になっちゃう!」
そう、当時、ヨーロッパやアメリカといった強い国は、他の国を占領して、植民地にすることを目的としていた。
インドネシアや中国など、アジアの国々も、どんどん植民地にされつつあったんだ。
植民地になると、もともとそこの国に住んできた人は、奴隷(どれい)みたいな扱いをうけることになる。
江戸幕府がうまく外国に対応してくれないと、日本も植民地になってしまうかもしれない。
これは、困るよね。
そしてついに、江戸幕府がたおれる時がやってくる。
江戸幕府がうまく外国と対応できないのをみて、「これじゃあダメだ。」と、薩摩藩(さつまはん:鹿児島県)や長州藩(ちょうしゅうはん:山口県)などが立ち上がり、幕府をたおしたんだ。そして、明治政府ができあがる。
これらの事件を、明治維新(めいじいしん)というよ。
新しくできた明治政府は、外国からどんどん技術や文化を輸入する。
そして、日本は、すごいいきおいで発展していく。
これが、新聞記事のタイトルにあった、「明治の産業革命」だ。
今回、世界遺産に登録されることになりそうなのは、明治時代に外国からもらった技術や、それを活用して日本で作り上げた新しい技術などを感じられるもの。
具体的には、いったい何があるんだろう?
ちょっと、想像してみてね。
続きは、次回。
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Posted by RAKUTO豊田校
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