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2016年05月09日 06:00 学び~脳科学
赤ちゃんも身を守る術~いったいどんな術?
『赤ちゃんも身を守る術』 朝日新聞
野生のチンパンジーは、群れ(むれ)、つまりグループを作ってくらしているよ。
オスのチンパンジーたちは、群れの仲間が危険な目に合うことのないように、周りをパトロールする。
そして、敵に出会うと・・・と、ここで、想像タイム。
パトロール中の、オスのチンパンジーたち。
敵に出会ったとき、その相手と戦う場合もあれば、戦わない場合もあるらしい。
敵なので、戦わないと仲間が危険な目にあってしまうかもしれないのに、戦わない。
それって、いったいどんな時なんだろう?
・・・
チンパンジーは、いっしょにいる仲間の数で、その戦いに勝てるかどうかを見きわめる。
自分がたくさんの仲間といっしょにいる時は、「これは、勝てるな。」と思って、戦いをはじめる。
一方で、敵の方が数が多い場合、「こりゃ、負けるかも。」として、戦わずにすましちゃうんだって。
さて、ここでもう一度、想像タイム。
今度は、チンパンジーではなくて、人間の話だよ。
みんなの右がわ、ずーっと向こうの方に、たくさんの人が集まっている。
どうも、どこかの仲良しグループだと思われる。
今度は、みんなの左がわ、ずーっと向こうの方に、やはり仲良しグループが。
でも、こちらは、ほんの数人。
右側のグループとくらべると、ずっと小さな仲良しグループだ。
ふと気が付くと、右の大きなグループから、人がひとり歩き出し、こちらの方へやってくる。
一方で、左の小さなグループからも、人がひとり歩き出して、やはりこちらの方へやってくる。
みんなの目の前は、とてもせまい道。
このままだと、ふたりが目の前あたりでぶつかっちゃう。
どちらかが、道をゆずらないといけない。
さて、道をゆずるのは、どちらの人だと思う?
右の大きなグループからやってきた人?
それとも、左の小さなグループからやってきた人?
みんなは、どう思う?
・・・
実は、これ、カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究チームの人たちが、ある実験に用いたできごとなんだ。
実験で知りたいのは、人間も、チンパンジーみたいに、グループの数の多さによって、身の守り方を変えるかどうか。
チンパンジーが、数の多い相手と戦わなかったように、人間も数が多い相手とは戦わないようにするんじゃないか。
それを確かめるための実験だ。
まずは、たくさんの人に、さきほどのできごとをおさめた映像を見てもらう。
右の大きなグループから歩いてくる人と、左の小さなグループから歩いてくる人。
どちらが道をゆずるかを予想してもらう。
人間が、チンパンジーと同じように、グループの数をみて身の守り方を決めるとしたら、多くの人が「右側の小さなグループから歩いてくる人が道をゆずるはず。だって、グループ弱そうだし。ケンカになったら負けちゃうよね。」と予想するはず。
では、さっそく実験だ。
実験に参加するのは、うまれて6か月しかたっていない赤ちゃん48人。
大人だと、「いくら相手の方が人数が多くても、ここは戦わなきゃ!」とか、いろいろなことを考えてしまう。
実験でたしかめたいのは、人間の生き物としての本能だ。
となれば、赤ちゃんの方が、よくわかるはず。
・・・って、赤ちゃんに「どっちの人がよけると思う?」なんて聞いても、わかるはずないよね。
そこで、研究チームでは、赤ちゃんたちに、2種類のビデオを見てもらったんだって。
ひとつは、左の人数の少ないグループから来た人が、道をゆずるビデオ。
もうひとつは、右の人数の多いグループから来た人が、道をゆずるビデオ。
それぞれのビデオを見た赤ちゃんたち。
ふたつ目の、右の人数の多いグループから来た人が、道をゆずるビデオを見た時、じっと画面をみつめていた。
もうひとつのビデオにくらべると、およそ4秒も長くみつめていたんだって。
研究チームの人によると、数の多いグループの人が道をゆずるのが、赤ちゃんにとって予想外だったからとのこと。
赤ちゃんでも、数の多いグループの方が強いって、本能的にわかっているんだって。
写真は、生まれて6か月の赤ちゃん。うちの長女だよ。
人間にも、チンパンジーのような本能が、生まれながらにそなわっているんだね。
びっくり。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
野生のチンパンジーは、群れ(むれ)、つまりグループを作ってくらしているよ。
オスのチンパンジーたちは、群れの仲間が危険な目に合うことのないように、周りをパトロールする。
そして、敵に出会うと・・・と、ここで、想像タイム。
パトロール中の、オスのチンパンジーたち。
敵に出会ったとき、その相手と戦う場合もあれば、戦わない場合もあるらしい。
敵なので、戦わないと仲間が危険な目にあってしまうかもしれないのに、戦わない。
それって、いったいどんな時なんだろう?
・・・
チンパンジーは、いっしょにいる仲間の数で、その戦いに勝てるかどうかを見きわめる。
自分がたくさんの仲間といっしょにいる時は、「これは、勝てるな。」と思って、戦いをはじめる。
一方で、敵の方が数が多い場合、「こりゃ、負けるかも。」として、戦わずにすましちゃうんだって。
さて、ここでもう一度、想像タイム。
今度は、チンパンジーではなくて、人間の話だよ。
みんなの右がわ、ずーっと向こうの方に、たくさんの人が集まっている。
どうも、どこかの仲良しグループだと思われる。
今度は、みんなの左がわ、ずーっと向こうの方に、やはり仲良しグループが。
でも、こちらは、ほんの数人。
右側のグループとくらべると、ずっと小さな仲良しグループだ。
ふと気が付くと、右の大きなグループから、人がひとり歩き出し、こちらの方へやってくる。
一方で、左の小さなグループからも、人がひとり歩き出して、やはりこちらの方へやってくる。
みんなの目の前は、とてもせまい道。
このままだと、ふたりが目の前あたりでぶつかっちゃう。
どちらかが、道をゆずらないといけない。
さて、道をゆずるのは、どちらの人だと思う?
右の大きなグループからやってきた人?
それとも、左の小さなグループからやってきた人?
みんなは、どう思う?
・・・
実は、これ、カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究チームの人たちが、ある実験に用いたできごとなんだ。
実験で知りたいのは、人間も、チンパンジーみたいに、グループの数の多さによって、身の守り方を変えるかどうか。
チンパンジーが、数の多い相手と戦わなかったように、人間も数が多い相手とは戦わないようにするんじゃないか。
それを確かめるための実験だ。
まずは、たくさんの人に、さきほどのできごとをおさめた映像を見てもらう。
右の大きなグループから歩いてくる人と、左の小さなグループから歩いてくる人。
どちらが道をゆずるかを予想してもらう。
人間が、チンパンジーと同じように、グループの数をみて身の守り方を決めるとしたら、多くの人が「右側の小さなグループから歩いてくる人が道をゆずるはず。だって、グループ弱そうだし。ケンカになったら負けちゃうよね。」と予想するはず。
では、さっそく実験だ。
実験に参加するのは、うまれて6か月しかたっていない赤ちゃん48人。
大人だと、「いくら相手の方が人数が多くても、ここは戦わなきゃ!」とか、いろいろなことを考えてしまう。
実験でたしかめたいのは、人間の生き物としての本能だ。
となれば、赤ちゃんの方が、よくわかるはず。
・・・って、赤ちゃんに「どっちの人がよけると思う?」なんて聞いても、わかるはずないよね。
そこで、研究チームでは、赤ちゃんたちに、2種類のビデオを見てもらったんだって。
ひとつは、左の人数の少ないグループから来た人が、道をゆずるビデオ。
もうひとつは、右の人数の多いグループから来た人が、道をゆずるビデオ。
それぞれのビデオを見た赤ちゃんたち。
ふたつ目の、右の人数の多いグループから来た人が、道をゆずるビデオを見た時、じっと画面をみつめていた。
もうひとつのビデオにくらべると、およそ4秒も長くみつめていたんだって。
研究チームの人によると、数の多いグループの人が道をゆずるのが、赤ちゃんにとって予想外だったからとのこと。
赤ちゃんでも、数の多いグループの方が強いって、本能的にわかっているんだって。
写真は、生まれて6か月の赤ちゃん。うちの長女だよ。
人間にも、チンパンジーのような本能が、生まれながらにそなわっているんだね。
びっくり。
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マインドマップ初級講座を開催しました(^^)/
選択する感覚とマインドマップ(再掲)
記憶力~かんたんなあれでアップする!?
「じっくり考え間違えた経験」が有効~どんな実験をしたの?
赤ちゃんも金色!?(再掲)
ながらスマホはやめよう~ふたつのことを同時にやると?(再掲)
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Posted by RAKUTO豊田校
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