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2016年04月19日 06:00 学び~理科
熊本で大きな地震~地震って、どんなしくみで起こるの?
2016年4月14日9時26分。
熊本県で、とても大きな地震が発生したよ。
たくさんの人が命をおとしたり、けがをしたりした。
今でも、たくさんの人が、避難所(ひなんじょ)で生活しなければならない状況だ。
日本は、とても地震の多い国。
なんで、日本は地震が多いんだろう?
地震って、いったい、どんなしくみで起こるの?
今日は、地震のしくみについて、みてみよう。
・・・
地球は、岩石惑星(がんせきわくせい)と呼ばれている。
その名前の通り、岩石でできているんだ。
地球を、リンゴみたいに輪切りにしてみると、地球の表面を、うすっぺらい岩の板がにおおわれていることがわかる。
地球の内側のイメージ。ウィキペディアより。
この岩の板のことを、プレートと呼ぶ。
図をみると、とてもうすっぺらく見えるけど、100キロメートルくらいの厚さがある、じょうぶな岩の板だ。
地球は、14~15枚の大きなプレートと、たくさんの小さなプレートにおおわれている。
そして、これらのプレートは、いつもぎしぎしと動いているんだ。
プレートの配置図。ウィキペディアより。
ここで、日本を見てみよう。
日本は、4つのプレートのさかい目にある。
北アメリカプレートに太平洋プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートの4つだ。
この4つのプレートは、日本の近くで、いつもぎしぎしとせめぎあっている。
このせめぎ合いが、地震を引き起こすおおもとだ。
日本で地震が多いのは、これらのプレートのせいだったんだね。
では、日本で、どうやって地震が起こるのかを、みてみよう。
話を簡単にするために、4つのプレートをふたつに分けるね。
ひとつは、日本がのっかっている、陸側のプレート。
もうひとつは、太平洋の底にある、海側のプレートだ。
海側のプレートは、アメリカの方から日本にむかって動いている。
そして、日本の近くで、陸側のプレートの下にもぐりこむ。
グーグルアースなどで日本を見てみるとわかるけど、日本の周りには、海がとても深くなっている場所がある。
海溝(かいこう)と呼ばれる場所だ。
この海溝こそ、海側のプレートが、陸側のプレートの下に沈み込んでいく場所なんだ。
海側のプレートが、がつがつと陸側のプレートの下に、沈み込んでいく。
すると、陸側プレートには、海側のプレートにひっぱられる形で、ひずみができる。
じょうぶな岩どうしなので、おたがい簡単にはこわれない。
でも、なにかのひょうしで、せめぎ合っている岩の一部がくずれると、周りの岩もがらがらとくずれはじめる。
そして、ずずずずっといった感じで、プレートどうしにずれが生じる。
この時に発生するのが、プレート境界型地震(プレートきょうかいがたじしん)と呼ばれるものだ。
2011年におこった東日本大震災などが、これにあたる。
一方、活断層型地震(かつだんそうがたじしん)と呼ばれる地震がある。
大きな一枚の岩である、プレート。
長い年月をかけて、他のプレートとせめぎ合っている。
そんなことをしていると、なにかのひょうしに、岩がわれてしまうことがある。
このわれ目を、断層(だんそう)という。
われてしまった岩はふたつにわかれて、おたがいにぶつかり合ったり、ひっぱりあったりすることになる。
ここでは、わかりやすくするために、大きな岩が、おたがいがぶつかり合っている場面を想像してみよう。
大きな岩が2枚、ぶつかりあっている。
プレートの動きなどの影響で、お互いにがっつりとぶつかりあっている。
かたい岩どうしなので、がっつりとぶつかりあって、動かない。
しかし、なにかのひょうして、さかい目の岩がぽろっとくずれると、周りの岩もがらがらとくずれはじめる、
そして、ずずずずっといった感じで、岩どうしにずれが生じる。
これが、活断層型地震のしくみだ。
日本でおこる地震の多くは、この活断層によるもので、今回起こった熊本の地震も、これにあたる。
活断層の多い場所で地震がおこると、がっつりと組み合っていた岩どうしのバランスがくずれて、たくさんの地震が発生する。
今回の熊本でも、たくさんの余震(よしん)がおこって、みんな困っているよね。
活断層は、日本中にたくさんあるよ。
国土地理院のホームページ(リンク)で確認できるので、おうちの近くのどのあたりに活断層があるのか、チェックしておくとよいかもしれない。
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/active_fault.html
地震には、このほかにも、陸側のプレートにもぐりこむ海側のプレートで発生する、プレート内地震など、いろいろなものがある。
この記事では、わかりやすく説明するために簡単に書いているので、くわしいことを知りたい子は、図鑑などで調べてみてね。
最後に、この場を借りて、熊本で被害にあった皆さま、被害にあっている皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
写真は、熊本城。ウィキペディアより。
熊本城も、今回の地震で被害を受けてしまった。
大きな石がせめぎ合っている石垣。
この石垣のように、地面の下でも、大きわ岩どうしがせめぎあっているんだ。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
熊本県で、とても大きな地震が発生したよ。
たくさんの人が命をおとしたり、けがをしたりした。
今でも、たくさんの人が、避難所(ひなんじょ)で生活しなければならない状況だ。
日本は、とても地震の多い国。
なんで、日本は地震が多いんだろう?
地震って、いったい、どんなしくみで起こるの?
今日は、地震のしくみについて、みてみよう。
・・・
地球は、岩石惑星(がんせきわくせい)と呼ばれている。
その名前の通り、岩石でできているんだ。
地球を、リンゴみたいに輪切りにしてみると、地球の表面を、うすっぺらい岩の板がにおおわれていることがわかる。
地球の内側のイメージ。ウィキペディアより。
この岩の板のことを、プレートと呼ぶ。
図をみると、とてもうすっぺらく見えるけど、100キロメートルくらいの厚さがある、じょうぶな岩の板だ。
地球は、14~15枚の大きなプレートと、たくさんの小さなプレートにおおわれている。
そして、これらのプレートは、いつもぎしぎしと動いているんだ。
プレートの配置図。ウィキペディアより。
ここで、日本を見てみよう。
日本は、4つのプレートのさかい目にある。
北アメリカプレートに太平洋プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートの4つだ。
この4つのプレートは、日本の近くで、いつもぎしぎしとせめぎあっている。
このせめぎ合いが、地震を引き起こすおおもとだ。
日本で地震が多いのは、これらのプレートのせいだったんだね。
では、日本で、どうやって地震が起こるのかを、みてみよう。
話を簡単にするために、4つのプレートをふたつに分けるね。
ひとつは、日本がのっかっている、陸側のプレート。
もうひとつは、太平洋の底にある、海側のプレートだ。
海側のプレートは、アメリカの方から日本にむかって動いている。
そして、日本の近くで、陸側のプレートの下にもぐりこむ。
グーグルアースなどで日本を見てみるとわかるけど、日本の周りには、海がとても深くなっている場所がある。
海溝(かいこう)と呼ばれる場所だ。
この海溝こそ、海側のプレートが、陸側のプレートの下に沈み込んでいく場所なんだ。
海側のプレートが、がつがつと陸側のプレートの下に、沈み込んでいく。
すると、陸側プレートには、海側のプレートにひっぱられる形で、ひずみができる。
じょうぶな岩どうしなので、おたがい簡単にはこわれない。
でも、なにかのひょうしで、せめぎ合っている岩の一部がくずれると、周りの岩もがらがらとくずれはじめる。
そして、ずずずずっといった感じで、プレートどうしにずれが生じる。
この時に発生するのが、プレート境界型地震(プレートきょうかいがたじしん)と呼ばれるものだ。
2011年におこった東日本大震災などが、これにあたる。
一方、活断層型地震(かつだんそうがたじしん)と呼ばれる地震がある。
大きな一枚の岩である、プレート。
長い年月をかけて、他のプレートとせめぎ合っている。
そんなことをしていると、なにかのひょうしに、岩がわれてしまうことがある。
このわれ目を、断層(だんそう)という。
われてしまった岩はふたつにわかれて、おたがいにぶつかり合ったり、ひっぱりあったりすることになる。
ここでは、わかりやすくするために、大きな岩が、おたがいがぶつかり合っている場面を想像してみよう。
大きな岩が2枚、ぶつかりあっている。
プレートの動きなどの影響で、お互いにがっつりとぶつかりあっている。
かたい岩どうしなので、がっつりとぶつかりあって、動かない。
しかし、なにかのひょうして、さかい目の岩がぽろっとくずれると、周りの岩もがらがらとくずれはじめる、
そして、ずずずずっといった感じで、岩どうしにずれが生じる。
これが、活断層型地震のしくみだ。
日本でおこる地震の多くは、この活断層によるもので、今回起こった熊本の地震も、これにあたる。
活断層の多い場所で地震がおこると、がっつりと組み合っていた岩どうしのバランスがくずれて、たくさんの地震が発生する。
今回の熊本でも、たくさんの余震(よしん)がおこって、みんな困っているよね。
活断層は、日本中にたくさんあるよ。
国土地理院のホームページ(リンク)で確認できるので、おうちの近くのどのあたりに活断層があるのか、チェックしておくとよいかもしれない。
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写真は、熊本城。ウィキペディアより。
熊本城も、今回の地震で被害を受けてしまった。
大きな石がせめぎ合っている石垣。
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Posted by RAKUTO豊田校
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