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もののしくみ研究室

2016年04月18日 06:00  学び~理科

マイクロバイナリー発電~いったいどんな発電方法?

前回、前々回と、地熱発電のしくみや、問題点についてみてきたよ。

『火山大国日本~せっかくだからマグマの力をかりちゃおう!』
http://rakuto-toyota.jp/e360295.html
『火山大国日本~せっかくだからマグマの力をかりちゃおう!(その2)』
http://rakuto-toyota.jp/e360296.html


今日は、こちらの記事から。

『温泉発電、小型に商機 新たな掘削不要、湯汚さず』 朝日新聞

地熱発電は、地上から地下にむけて、深い深い穴を掘る必要がある。
お金もかかるし、場合によっては、まわりの自然をこわしてしまうことも心配される。

そんな中、今、注目されているのが、「マイクロバイナリー発電」とよばれる方法だ。
この方法を使えば、新しく穴を掘ることなく、地熱発電ができるらしい。


温泉で有名な、大分県別府市(べっぷし)。
ここでも、いくつかの会社が、マイクロバイナリー発電にとりくんでいる。

マイクロバイナリー発電に必要なのは、温泉だ。
温泉といっても、新しく掘り出す必要はなく、すでにわき出ている温泉を使う。

電気を作るには、なんとかしてモーターを回せばよい。
わき出る温泉に、水車をとりつけてモーターを回せば、かんたんに発電できそうだ。
しかし、それには、問題がある。

それは、温泉を水車にぶつけることで、温泉の質が悪くなったり、よごれてしまうこと。
せっかくの温泉なのに、旅館などのおふろに届くまでによごれてしまっては、元も子もない。

マイクロバイナリー発電では、そんな心配は必要ない。
わき出た温泉を使って発電をしつつ、温泉はきれいなままおふろまで届けられる。

いったい、どんな方法なんだろう?


簡単に説明すると、こんな感じだ。

源泉、つまり温泉がわき出ている場所から、旅館や家のおふろにつながる配管に、ある装置を取り付ける。
その装置の中には、代替フロン(だいたいフロン)とよばれる液体がつめられている。
配管の中をあつい温泉のお湯が通ると、液体だった代替フロンがあたためられて、ガスに変身。
そのガスが、いきおいよくモーターを回す。
そして、電気が作られるというわけだ。

太陽光や風力による発電は、雨の日や風のよわい日に十分発電することができないという欠点がある。
それに比べて、マイクロバイナリー発電は、安定して電気を作ることができる。

発電量はそれほど大きくないけど、すでにある温泉を使うので、お手軽に始めることができるおも、マイクロバイナリー発電の大きな特徴だ。
温泉の多い日本では、これからどんどん活躍しそうだね。

写真は、志賀高原の熊の湯温泉。
寒い日は、タオルが一瞬でこおりついて、棒のようにかたくなるよ。





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