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2016年04月01日 06:00 学び~理科
子どもの花粉症(その2)~そもそもの原因は?(再掲)
RAKUTO豊田校は、平成28年3月28日(月)~4月2日(土)まで、補講や体験授業を除く通常業務を、お休みします。
電話は携帯電話に転送されますが、電話に出ることができない場合も想定されます。
どうぞ、ご承知おきください。
ブログは、過去記事の再掲します。
過去のブログ再掲シリーズ。
春になると、気になるのが花粉症。
たくさんの花粉がとびちる春は、花粉症を持っている人にとっては、ちょっといやな季節のはず。
ということで、今回は、「花粉」というキーワードで、過去の記事を探してみたよ。
------------------------------------------------
今日は、昨日の続き。
『子どもの花粉症~身の回りがきれいすぎ?』
http://rakuto-toyota.jp/e357838.html
身の回り清潔になり?子どもの花粉症患者が増加 読売新聞
ロート薬品(やくひん)という薬を作っている会社が、花粉症のことを調査した。
その結果、花粉症にかかる子どもが増えている。
その原因のひとつとして、子ども達の身の回りが、きれいすぎることが考えられる。
身の回りがきれいすぎると、免疫力(めんえきりょく)が育たない。
だから、病気にかかりやすくなっちゃう。
一方で、花粉症が増えているのは、子どもの世界だけではない。
大人たちの中にも、花粉症で困っている人は、たくさんいる。
そして、子ども達同様、年々増え続けているんだ。
その原因として、遺伝(いでん)、自動車の排気ガスなどによる空気のよごれ、家の気密性(きみつせい)があがったことなど、いろいろなことが考えられる。
そして、もうひとつ。
これこそが、一番大きな原因だろうと思われるものがあったよ。
いったい、何だと思う?
ヒントは・・・日本の自然、そしてその自然と人とのかかわり方。
・・・
日本は、その3分の2が山地だ。
そのうえ、雨が多い。
だから、森や林がたくさんある。
では、花粉症の原因となるスギやヒノキも、昔からたくさん生えていたのかというと、そうではないらしい。
もともと、日本の森林の90パーセント近くは、広葉樹(こうようじゅ)とよばれる、平たい葉っぱをもつ植物たちだった。
スギやヒノキは、ほとんど生えていなかったんだよ。
それが、今では、日本の森の半分以上が、針葉樹(しんようじゅ)と呼ばれる、スギやヒノキの仲間になってしまった。
いったい、どうしてそんなに増えたんだろう?
みんな、想像できる?
・・・
1950年ころから1970年にかけて、日本の国は一気に豊かになった。
高度成長期(こうどせいちょうき)と呼ばれる時代だ。
豊かになった日本では、たくさんの人が家を建てようとした。
家を建てるには、木材が必要だ。
しかも、大工さんが加工しやすいものがよい。
ここで、想像タイム。
大工さんの加工しやすい木って、どんな木だと思う?
スギやヒノキは、とても加工がしやすいんだって。
他の木とくらべて、どんな特徴がある?
ちょっと、想像してみてね。
・・・
針葉樹と呼ばれるスギやヒノキ。
天に向かって、まっすぐのびる。
まっすぐだから、とても加工しやすい。
くねくねまがった木材で、家の柱やかべを作るところを想像してごらん。
とても、大変そうだよね。
しかも、針葉樹は成長が速い。
たくさんの人が木材を必要としているこの時期、スギやヒノキはとても人気があったんだ。
その結果、日本では、たくさんのスギやヒノキが、人間の手によって植樹(しょくじゅ)された。
気が付けば、日本の森林の50パーセントが針葉樹に。
もともとは20パーセントしかなかったのに、一気に増えちゃった。
最近は、外国から安い木材が輸入されるようになってきた。
こうして増えたスギやヒノキも、今ではほったらかしでのび放題なっているところもある。
さらに。
スギやヒノキは、植えられて30年もたつと、子どもを作ろうとがんばりだす。
子どもを作るためには、たくさんの花粉を、どんどん飛ばさないといけない。
1970年代に植えられた木は、今がまさにがんばり所というわけだ。
なるほど、こうして、花粉が増えたんだね。
針葉樹林の増加は、花粉症で人間を困らせるだけではない。
森の動物たちも、困らせる。
もともと日本の森林の90パーセントをしめていた広葉樹たちは、子どもを残すために、木の実をつける。
森にすむ動物たちの多くは、この木の実を食べて生きている。
ところが、針葉樹が50パーセントをしめるようになってしまった。
針葉樹は、花粉を飛ばして子どもを作るので、木の実をつける必要がない。
針葉樹が増えたことで、食べることのできる木の実が少なくなってしまった。
森の動物たちは、きっと、おなかをすかせているよね。
もともとは、広葉樹の森におおわれていた日本。
気が付けば、人の手によって、半分以上が針葉樹林に。
そして、木材が売れなくなった今、その針葉樹林はほったらかし。
ほったらかしの針葉樹林は、花粉症で人々を苦しめる。
広葉樹林のへった森では、小さな動物たちがおなかをすかせる。
針葉樹の問題、今の日本にとって、けっこう大きな問題のひとつなんじゃないかな?
みんなは、どう思う?
写真は、スギの花粉。ウィキペディアより。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
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春になると、気になるのが花粉症。
たくさんの花粉がとびちる春は、花粉症を持っている人にとっては、ちょっといやな季節のはず。
ということで、今回は、「花粉」というキーワードで、過去の記事を探してみたよ。
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今日は、昨日の続き。
『子どもの花粉症~身の回りがきれいすぎ?』
http://rakuto-toyota.jp/e357838.html
身の回り清潔になり?子どもの花粉症患者が増加 読売新聞
ロート薬品(やくひん)という薬を作っている会社が、花粉症のことを調査した。
その結果、花粉症にかかる子どもが増えている。
その原因のひとつとして、子ども達の身の回りが、きれいすぎることが考えられる。
身の回りがきれいすぎると、免疫力(めんえきりょく)が育たない。
だから、病気にかかりやすくなっちゃう。
一方で、花粉症が増えているのは、子どもの世界だけではない。
大人たちの中にも、花粉症で困っている人は、たくさんいる。
そして、子ども達同様、年々増え続けているんだ。
その原因として、遺伝(いでん)、自動車の排気ガスなどによる空気のよごれ、家の気密性(きみつせい)があがったことなど、いろいろなことが考えられる。
そして、もうひとつ。
これこそが、一番大きな原因だろうと思われるものがあったよ。
いったい、何だと思う?
ヒントは・・・日本の自然、そしてその自然と人とのかかわり方。
・・・
日本は、その3分の2が山地だ。
そのうえ、雨が多い。
だから、森や林がたくさんある。
では、花粉症の原因となるスギやヒノキも、昔からたくさん生えていたのかというと、そうではないらしい。
もともと、日本の森林の90パーセント近くは、広葉樹(こうようじゅ)とよばれる、平たい葉っぱをもつ植物たちだった。
スギやヒノキは、ほとんど生えていなかったんだよ。
それが、今では、日本の森の半分以上が、針葉樹(しんようじゅ)と呼ばれる、スギやヒノキの仲間になってしまった。
いったい、どうしてそんなに増えたんだろう?
みんな、想像できる?
・・・
1950年ころから1970年にかけて、日本の国は一気に豊かになった。
高度成長期(こうどせいちょうき)と呼ばれる時代だ。
豊かになった日本では、たくさんの人が家を建てようとした。
家を建てるには、木材が必要だ。
しかも、大工さんが加工しやすいものがよい。
ここで、想像タイム。
大工さんの加工しやすい木って、どんな木だと思う?
スギやヒノキは、とても加工がしやすいんだって。
他の木とくらべて、どんな特徴がある?
ちょっと、想像してみてね。
・・・
針葉樹と呼ばれるスギやヒノキ。
天に向かって、まっすぐのびる。
まっすぐだから、とても加工しやすい。
くねくねまがった木材で、家の柱やかべを作るところを想像してごらん。
とても、大変そうだよね。
しかも、針葉樹は成長が速い。
たくさんの人が木材を必要としているこの時期、スギやヒノキはとても人気があったんだ。
その結果、日本では、たくさんのスギやヒノキが、人間の手によって植樹(しょくじゅ)された。
気が付けば、日本の森林の50パーセントが針葉樹に。
もともとは20パーセントしかなかったのに、一気に増えちゃった。
最近は、外国から安い木材が輸入されるようになってきた。
こうして増えたスギやヒノキも、今ではほったらかしでのび放題なっているところもある。
さらに。
スギやヒノキは、植えられて30年もたつと、子どもを作ろうとがんばりだす。
子どもを作るためには、たくさんの花粉を、どんどん飛ばさないといけない。
1970年代に植えられた木は、今がまさにがんばり所というわけだ。
なるほど、こうして、花粉が増えたんだね。
針葉樹林の増加は、花粉症で人間を困らせるだけではない。
森の動物たちも、困らせる。
もともと日本の森林の90パーセントをしめていた広葉樹たちは、子どもを残すために、木の実をつける。
森にすむ動物たちの多くは、この木の実を食べて生きている。
ところが、針葉樹が50パーセントをしめるようになってしまった。
針葉樹は、花粉を飛ばして子どもを作るので、木の実をつける必要がない。
針葉樹が増えたことで、食べることのできる木の実が少なくなってしまった。
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そして、木材が売れなくなった今、その針葉樹林はほったらかし。
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写真は、スギの花粉。ウィキペディアより。
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鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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