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2016年03月19日 06:00 学び~理科
ティラノサウルスのひみつ~なんでそんなに大きくなったの?
今日は、昨日の続き。
『ティラノサウルスのひみつ~まずは地球の歴史から』
http://rakuto-toyota.jp/e357078.html
朝日新聞の記事によると、ティラノサウルスがとても大きくなったのには、ある秘密があるんだって。
『ティラノサウルス大型化の秘密は・・・ 英米ロチーム分析』 朝日新聞
まずは、ティラノサウルスについて、勉強しておこう。
ティラノサウルスが生きていたのは、およそ6850万~6550万年前のこと。
昨日の記事で復習してもらうとわかるけど、ジュラ紀、白亜紀(はくあき)と長く続いてきた恐竜の時代の、終わりがけにあたる時期。
住んでいたのは、北アメリカ大陸だ。
「ティラノサウルス」という名前を、かんたんな日本語に直すと、「あばれ者のトカゲ」といった意味になる。
中国では、「暴君竜(ぼうくんりゅう)」なんて呼ばれることもある。
「あばれ者の王様の竜」なんて、相当こわい恐竜だったんだろうね。
その大きさは、11~13メートル。
4階建てのビルくらい。
体重は、5~6トン。
頭の大きさは、1.5メートル。
そして、口には、するどい歯がならんでいる。
歯の大きさは、大きなもので18センチメートル以上。
大きいでしょ?
かむ力も、はんぱではない。
3~8トンくらいの力で、かみつくことができる。
するどい歯と、とてつもない力で、他の恐竜を、ホネごと、がりがりとかみくだく。
みんな、4階建てのビルくらいの大きな恐竜が、大きな口をあけてこちらに向かってくる様子を想像してみてごらん。
なんとも、おそろしい恐竜だよね。
さて、話は、ウズベキスタンという国にとぶよ。
最近、ウズベキスタンで、新しい種類の恐竜の化石が見つかった。
「ティムールレンギア」と名付けられたこの新しい恐竜は、脳の形などから、ティラノサウルスの仲間と思われる。
ティムールレンギアが生きていたのは、今から1億年くらい前。
ティラノサウルスの時代よりも、3000万年くらい、むかしのことだ。
ティムールレンギアは、ティラノサウルスの祖先(そせん)にあたることになる。
今回見つかったティムールレンギアの大きさは、3メートルくらいだと思われる。
10メートルを超えるティラノサウルスとくらべると、ずいぶん小さい。
1億年よりも前にいたティラノサウルスの仲間は、だいたい2~3メートルの大きさだったらしい。
それが、6600万年くらいまでかけて、どんどん大きく進化して、ティラノサウルスが生まれたということだ。
いったい、どうしてそんなに大きくなることができたのか?
そうした疑問に対して、ティムールレンギアの化石を研究し続けているイギリスとアメリカの研究チームがある仮説を発表した。
その仮説は・・・
ティムールレンギアは、体の「ある器官」がとても発達している。
そのおかげで、ティムールレンギアは、狩りが大得意。
たくさんの恐竜をつかまえて、どんどん食べた。
そして、ティラノサウルスほどの大きさに、進化していった。
・・・というもの。
ここで、想像タイム。
この仮説に登場する「ある器官」。
いったい、どこのことだと思う?
目?
耳?
それとも、鼻?
いやいや、かむ力の強い口こそ、最大の武器なのかな?
みんな、狩りをしている恐竜になりきって、想像してみて。
目が発達していて、遠くのものまでよく見える。
耳が発達していて、小さなもの音も聞き逃さない。
鼻が発達していて、遠くのもののにおいまでかぎわける。
口の力が強いので、他の恐竜に負けることがない。
ティラノサウルスの誕生につながる、ティムールレンギアの最大の武器は、いったい何?
・・・
研究チームでは、ティムールレンギアの化石をくわしく調べあげた。
そして、耳や脳の形を、復元してみた。
そうしたところ、ティムールレンギアは、耳がものすごく発達していたことがわかった。
その結果、ティムールレンギアは、もの音にとても敏感(びんかん)だったと思われる。
耳がいいと、小さなもの音を聞き逃すことがない。
耳をすませば、周りをがさがさと動いている恐竜たちの動きがわかる。
ティムールレンギアは、よく発達した耳を使って、たくさんのエサをつかまえることができたというわけだ。
なるほどね。
ただし、この仮説はあくまで仮説。
本当のことは、わかっていない。
ティムールレンギアの化石の研究がもっと進んだり、1億年前~8000万年前くらいに生きていたティラノサウルスの仲間の化石が他にも見つかれば、この仮説が正しいということがわかるかもしれない。
これからの研究に、期待しよう。
写真は、写真は、福井県立恐竜博物館にて。
迫力あるでしょ?
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⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
『ティラノサウルスのひみつ~まずは地球の歴史から』
http://rakuto-toyota.jp/e357078.html
朝日新聞の記事によると、ティラノサウルスがとても大きくなったのには、ある秘密があるんだって。
『ティラノサウルス大型化の秘密は・・・ 英米ロチーム分析』 朝日新聞
まずは、ティラノサウルスについて、勉強しておこう。
ティラノサウルスが生きていたのは、およそ6850万~6550万年前のこと。
昨日の記事で復習してもらうとわかるけど、ジュラ紀、白亜紀(はくあき)と長く続いてきた恐竜の時代の、終わりがけにあたる時期。
住んでいたのは、北アメリカ大陸だ。
「ティラノサウルス」という名前を、かんたんな日本語に直すと、「あばれ者のトカゲ」といった意味になる。
中国では、「暴君竜(ぼうくんりゅう)」なんて呼ばれることもある。
「あばれ者の王様の竜」なんて、相当こわい恐竜だったんだろうね。
その大きさは、11~13メートル。
4階建てのビルくらい。
体重は、5~6トン。
頭の大きさは、1.5メートル。
そして、口には、するどい歯がならんでいる。
歯の大きさは、大きなもので18センチメートル以上。
大きいでしょ?
かむ力も、はんぱではない。
3~8トンくらいの力で、かみつくことができる。
するどい歯と、とてつもない力で、他の恐竜を、ホネごと、がりがりとかみくだく。
みんな、4階建てのビルくらいの大きな恐竜が、大きな口をあけてこちらに向かってくる様子を想像してみてごらん。
なんとも、おそろしい恐竜だよね。
さて、話は、ウズベキスタンという国にとぶよ。
最近、ウズベキスタンで、新しい種類の恐竜の化石が見つかった。
「ティムールレンギア」と名付けられたこの新しい恐竜は、脳の形などから、ティラノサウルスの仲間と思われる。
ティムールレンギアが生きていたのは、今から1億年くらい前。
ティラノサウルスの時代よりも、3000万年くらい、むかしのことだ。
ティムールレンギアは、ティラノサウルスの祖先(そせん)にあたることになる。
今回見つかったティムールレンギアの大きさは、3メートルくらいだと思われる。
10メートルを超えるティラノサウルスとくらべると、ずいぶん小さい。
1億年よりも前にいたティラノサウルスの仲間は、だいたい2~3メートルの大きさだったらしい。
それが、6600万年くらいまでかけて、どんどん大きく進化して、ティラノサウルスが生まれたということだ。
いったい、どうしてそんなに大きくなることができたのか?
そうした疑問に対して、ティムールレンギアの化石を研究し続けているイギリスとアメリカの研究チームがある仮説を発表した。
その仮説は・・・
ティムールレンギアは、体の「ある器官」がとても発達している。
そのおかげで、ティムールレンギアは、狩りが大得意。
たくさんの恐竜をつかまえて、どんどん食べた。
そして、ティラノサウルスほどの大きさに、進化していった。
・・・というもの。
ここで、想像タイム。
この仮説に登場する「ある器官」。
いったい、どこのことだと思う?
目?
耳?
それとも、鼻?
いやいや、かむ力の強い口こそ、最大の武器なのかな?
みんな、狩りをしている恐竜になりきって、想像してみて。
目が発達していて、遠くのものまでよく見える。
耳が発達していて、小さなもの音も聞き逃さない。
鼻が発達していて、遠くのもののにおいまでかぎわける。
口の力が強いので、他の恐竜に負けることがない。
ティラノサウルスの誕生につながる、ティムールレンギアの最大の武器は、いったい何?
・・・
研究チームでは、ティムールレンギアの化石をくわしく調べあげた。
そして、耳や脳の形を、復元してみた。
そうしたところ、ティムールレンギアは、耳がものすごく発達していたことがわかった。
その結果、ティムールレンギアは、もの音にとても敏感(びんかん)だったと思われる。
耳がいいと、小さなもの音を聞き逃すことがない。
耳をすませば、周りをがさがさと動いている恐竜たちの動きがわかる。
ティムールレンギアは、よく発達した耳を使って、たくさんのエサをつかまえることができたというわけだ。
なるほどね。
ただし、この仮説はあくまで仮説。
本当のことは、わかっていない。
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Posted by RAKUTO豊田校
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