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2016年03月10日 06:00 学び~理科
海のカワウソ~いったいどんな動物?
いきなり問題。
むかし、「海のカワウソ」と呼ばれていた動物がいるよ。
今でも、英語では、「海のビーバー」と呼ばれている。
いったい、どんな動物だと思う?
まずは、予想してみてね。
・・・
「海のカワウソ」や「海のビーバー」だけでは、難しいよね。
では、ヒント。
この動物は、イタチ科カワウソ類の仲間だよ。
体にはびっしりと毛がはえていて、そこにふくまれた空気がうきぶくろみたいな役目をしてくれる。
だから、顔やおなかを上にむけて、ぷかぷか浮いていることも多いよ。
あおむけに浮きながらお食事する場面が、かわいいとひょうばんだ。
むねあたりに、石などのかたいものをおいて、そこに貝などをぶつけて、からをわって食べるんだ。
どう?
わかった?
・・・
答えは、ラッコ。
もともとイタチの仲間だったのが、川辺にすみやすいように進化したのがカワウソ。
そこからさらに、海ですめるように進化したのが、ラッコだ。
カワウソもラッコも、もともとはイタチの仲間だったんだね。
ラッコの大きさは、55~130センチメートル。
体にびっしりと生えた毛が、大きな特ちょうだ。
ここで、想像タイム。
まずは、大きさ1メートルくらいのラッコを想像してみて。
そのラッコに、いったい何本の毛がはえていると思う?
参考までに、人間の頭の毛は、だいたい10万本くらい。
ラッコの体が、人間の頭50個分の大きさだとしたら、500万本だ。
ラッコの毛は、それよりもはるかに多いよ。
どれくらいだと思う?
・・・
答えは、8億本。
ラッコの体には、びっしりぎゅうぎゅうに、毛がはえている。
そんなラッコの毛皮は、人間たちに大人気。
世界中の人たちが、どんどんラッコをつかまえて、毛皮を売ったり買ったりしていたんだ。
日本でも、北海道にすんでいたラッコが、人間がとりすぎたせいで、絶滅(ぜつめつ)してしまったよ。
世界中で数が減っているラッコ。
最近では、水族館で見ることのできるラッコの数も、大きく減っているらしい。
『「草食男子化」?ラッコ危機』 朝日新聞
新聞の記事によると、水族館でかわれているラッコの数は、今年1月の時点で14頭。
10か所の水族館に、14頭のラッコがいる。
1994年を見てみると、28か所の水族館に、122頭のラッコがいた。
この20年ちょっとで、90パーセント近く減ってしまっている。
理由のひとつは、外国からやってくるラッコがいなくなったこと。
世界中で減り続けているラッコを守るため、ワシントン条約という国と国との約束事で、ラッコを輸入(ゆにゅう)することがむずかしくなっている。
いま水族館にいるラッコたちが、赤ちゃんを作ってくれればいいのだけど、これがまたむずかしいらしい。
問題は、水族館育ちのオスのラッコたち。
野生のラッコとくらべると気が弱いのか、メスにプロポーズしても、「きらい!」と言われてしまうと、すぐにあきらめてしまうらしい。
記事のタイトルにあった、「草食男子化(そうしょくだんしか)」とは、草食動物のように気の弱いオスというような意味なんだね。
鳥羽水族館の石原さんによると、このままラッコの草食化が進むと「近いうちに国内でラッコが見られなくなる日がくるかもしれない。」とのこと。
水族館のラッコたち、がんばって赤ちゃんを作って、かわいい姿を見せ続けてほしいね。
写真は、鳥羽水族館でラッコをながめる、うちの子どもたち。
がんばれ、ラッコたち。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
むかし、「海のカワウソ」と呼ばれていた動物がいるよ。
今でも、英語では、「海のビーバー」と呼ばれている。
いったい、どんな動物だと思う?
まずは、予想してみてね。
・・・
「海のカワウソ」や「海のビーバー」だけでは、難しいよね。
では、ヒント。
この動物は、イタチ科カワウソ類の仲間だよ。
体にはびっしりと毛がはえていて、そこにふくまれた空気がうきぶくろみたいな役目をしてくれる。
だから、顔やおなかを上にむけて、ぷかぷか浮いていることも多いよ。
あおむけに浮きながらお食事する場面が、かわいいとひょうばんだ。
むねあたりに、石などのかたいものをおいて、そこに貝などをぶつけて、からをわって食べるんだ。
どう?
わかった?
・・・
答えは、ラッコ。
もともとイタチの仲間だったのが、川辺にすみやすいように進化したのがカワウソ。
そこからさらに、海ですめるように進化したのが、ラッコだ。
カワウソもラッコも、もともとはイタチの仲間だったんだね。
ラッコの大きさは、55~130センチメートル。
体にびっしりと生えた毛が、大きな特ちょうだ。
ここで、想像タイム。
まずは、大きさ1メートルくらいのラッコを想像してみて。
そのラッコに、いったい何本の毛がはえていると思う?
参考までに、人間の頭の毛は、だいたい10万本くらい。
ラッコの体が、人間の頭50個分の大きさだとしたら、500万本だ。
ラッコの毛は、それよりもはるかに多いよ。
どれくらいだと思う?
・・・
答えは、8億本。
ラッコの体には、びっしりぎゅうぎゅうに、毛がはえている。
そんなラッコの毛皮は、人間たちに大人気。
世界中の人たちが、どんどんラッコをつかまえて、毛皮を売ったり買ったりしていたんだ。
日本でも、北海道にすんでいたラッコが、人間がとりすぎたせいで、絶滅(ぜつめつ)してしまったよ。
世界中で数が減っているラッコ。
最近では、水族館で見ることのできるラッコの数も、大きく減っているらしい。
『「草食男子化」?ラッコ危機』 朝日新聞
新聞の記事によると、水族館でかわれているラッコの数は、今年1月の時点で14頭。
10か所の水族館に、14頭のラッコがいる。
1994年を見てみると、28か所の水族館に、122頭のラッコがいた。
この20年ちょっとで、90パーセント近く減ってしまっている。
理由のひとつは、外国からやってくるラッコがいなくなったこと。
世界中で減り続けているラッコを守るため、ワシントン条約という国と国との約束事で、ラッコを輸入(ゆにゅう)することがむずかしくなっている。
いま水族館にいるラッコたちが、赤ちゃんを作ってくれればいいのだけど、これがまたむずかしいらしい。
問題は、水族館育ちのオスのラッコたち。
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鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
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Posted by RAKUTO豊田校
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