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2015年06月03日 06:00 学び~脳科学
ただより高いものはない~なんで「ただ」に引かれちゃうの?
みんな、「今これを買うと、ただでおまけをつけちゃうよ!」と言われて、あまりほしくはないものを買ってしまったことはない?
大人の人の中には、「ただ」のおまけにひかれて買ってしまった後で、「なんでこんなもの買っちゃったんだろう?」なんて人も多いと思うんだ。
人間、なにかと「ただ」という言葉に弱い。
だから、テレビや雑誌、インターネットには、「今なら無料!」のような宣伝がたくさんあふれている。
でも、本当に「ただ」であることはそうそうない。
そりゃそうだよね。
「ただ」でものをあげてばかりいたら、その会社はあっという間につぶれちゃう。
会社としては、ただでおまけをあげるかわりに何かを買ってもらい、おまけ以上のお金をもらわないとやってられない。
「ただ」でおまけをつけてもらって喜んでいても、長い目で見るとよけいにお金を払ってしまっているなんてことは、よくあること。
「ただより高いものはない」なんていう言葉があるくらいだ。
でも。
そうと知っていながら、ついつい「ただ」にひかれてしまうのが、人間なんだよね。
それにしても、なんで「ただ」にひかれてしまうんだろう?
今日紹介する朝日新聞の記事は、そのなぞにせまことができるかもしれない発見について。
『サルの脳細胞、「ゼロ」に反応 東北大グループ発見』 朝日新聞
宮城県の東北大学。
虫明(むしあけ)先生たちが、ある脳の実験に取り組んでいた。
脳には、数に反応する細胞があるらしい。
「1つのもの」をみたら、「1つのもの」に反応する細胞が、きらりん!
「2つのもの」をみたら、「2つのもの」に反応する細胞が、きらりん!
それらの細胞は、そんな感じで、数に反応するらしい。
今回の実験は、サルを使って、数に対する脳の反応を、くわしく調べるために行うものだ。
どんな実験かというと・・・
連れてきたのは、ニホンザル。
目の前には画面とレバーがある。
ニホンザルがレバーを操作すると、画面の上に白い丸が表示される。
レバーの操作によって、画面の白丸は増えたり減ったりする。
白丸の数によって、サルの脳細胞のうごきがどう変わるかを調べあげる。
こうした実験だ。
この実験の結果、数に反応する細胞は、ひとつの数だけに反応するわけではないということがわかった。
たとえば、「3」に反応する細胞は、「2」に対しても少し反応する。
「1」に対しても、ほんのちょっとだけど、反応する。
そして、もうひとつ。
この実験によって、はじめて発見されたことがある。
それが、「ゼロ」に反応する細胞だ。
画面に何も表示されていない時は、とくに反応する細胞もないだろうと思ってはじめたこの実験。
いざはじめてみると、画面になにも表示されていない状態なのに、数十個の細胞が反応した。
しかも、この細胞。
白丸が「ゼロ」以外、つまり1つや2つになると、ぱたんと反応しなくなる。
「3」に反応する細胞が「2」や「1」でも反応してしまうのとは違い、「ゼロ」にしか反応しない。
東北大学の研究チームは、この結果をうけて、「霊長類(れいちょうるい)と呼ばれるサルや人間にとって、「ゼロ」は特別な数字だ。」と結論付けた。
そして、人間が「タダにします」といった言葉に引かれるのは、同じ細胞、つまり「ゼロ」に反応する細胞があるためかもしれないんだって。
「なんで、ただにひかれるの?」
人によっては「当たり前でしょ!」で終わってしまいそうなそんな疑問も、こうして実験によって説明することができるんだね。
科学って、面白い。
写真は、RAKUTO豊田校のホワイトボード。
脳には、何もないところを見つけると埋めたくなる「ゲシュタルト」という機能がそなわっている。
広いホワイトボードを見ると落書きしたくなるのも、この機能のおかげかもしれないね。
⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら
大人の人の中には、「ただ」のおまけにひかれて買ってしまった後で、「なんでこんなもの買っちゃったんだろう?」なんて人も多いと思うんだ。
人間、なにかと「ただ」という言葉に弱い。
だから、テレビや雑誌、インターネットには、「今なら無料!」のような宣伝がたくさんあふれている。
でも、本当に「ただ」であることはそうそうない。
そりゃそうだよね。
「ただ」でものをあげてばかりいたら、その会社はあっという間につぶれちゃう。
会社としては、ただでおまけをあげるかわりに何かを買ってもらい、おまけ以上のお金をもらわないとやってられない。
「ただ」でおまけをつけてもらって喜んでいても、長い目で見るとよけいにお金を払ってしまっているなんてことは、よくあること。
「ただより高いものはない」なんていう言葉があるくらいだ。
でも。
そうと知っていながら、ついつい「ただ」にひかれてしまうのが、人間なんだよね。
それにしても、なんで「ただ」にひかれてしまうんだろう?
今日紹介する朝日新聞の記事は、そのなぞにせまことができるかもしれない発見について。
『サルの脳細胞、「ゼロ」に反応 東北大グループ発見』 朝日新聞
宮城県の東北大学。
虫明(むしあけ)先生たちが、ある脳の実験に取り組んでいた。
脳には、数に反応する細胞があるらしい。
「1つのもの」をみたら、「1つのもの」に反応する細胞が、きらりん!
「2つのもの」をみたら、「2つのもの」に反応する細胞が、きらりん!
それらの細胞は、そんな感じで、数に反応するらしい。
今回の実験は、サルを使って、数に対する脳の反応を、くわしく調べるために行うものだ。
どんな実験かというと・・・
連れてきたのは、ニホンザル。
目の前には画面とレバーがある。
ニホンザルがレバーを操作すると、画面の上に白い丸が表示される。
レバーの操作によって、画面の白丸は増えたり減ったりする。
白丸の数によって、サルの脳細胞のうごきがどう変わるかを調べあげる。
こうした実験だ。
この実験の結果、数に反応する細胞は、ひとつの数だけに反応するわけではないということがわかった。
たとえば、「3」に反応する細胞は、「2」に対しても少し反応する。
「1」に対しても、ほんのちょっとだけど、反応する。
そして、もうひとつ。
この実験によって、はじめて発見されたことがある。
それが、「ゼロ」に反応する細胞だ。
画面に何も表示されていない時は、とくに反応する細胞もないだろうと思ってはじめたこの実験。
いざはじめてみると、画面になにも表示されていない状態なのに、数十個の細胞が反応した。
しかも、この細胞。
白丸が「ゼロ」以外、つまり1つや2つになると、ぱたんと反応しなくなる。
「3」に反応する細胞が「2」や「1」でも反応してしまうのとは違い、「ゼロ」にしか反応しない。
東北大学の研究チームは、この結果をうけて、「霊長類(れいちょうるい)と呼ばれるサルや人間にとって、「ゼロ」は特別な数字だ。」と結論付けた。
そして、人間が「タダにします」といった言葉に引かれるのは、同じ細胞、つまり「ゼロ」に反応する細胞があるためかもしれないんだって。
「なんで、ただにひかれるの?」
人によっては「当たり前でしょ!」で終わってしまいそうなそんな疑問も、こうして実験によって説明することができるんだね。
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広いホワイトボードを見ると落書きしたくなるのも、この機能のおかげかもしれないね。
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マインドマップ初級講座を開催しました(^^)/
選択する感覚とマインドマップ(再掲)
記憶力~かんたんなあれでアップする!?
「じっくり考え間違えた経験」が有効~どんな実験をしたの?
赤ちゃんも金色!?(再掲)
ながらスマホはやめよう~ふたつのことを同時にやると?(再掲)
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Posted by RAKUTO豊田校
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