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もののしくみ研究室

2014年12月15日 06:00  学び~社会

ショパンの心臓~ふるさとポーランドへの想い

みんな、フレデリック・ショパンという人を知ってる?
「ピアノの詩人」と呼ばれる、世界的に有名な作曲家だ。
本格的にピアノを習っている子には、おなじみの作曲家かもね。

ショパンが生まれたのは、1810年。
6才になったころから、本格的にピアノを習い始める。

すると、あっという間に、才能が開花。
7才にして、コンサートを開くようになった。
そして、同じく7才の時、初めての作品となるピアノ曲「ポロネーズ ト短調」を作曲。
7才といえば、日本の学校でいえば、小学1年生だ。
まさに、天才だね。

小さなころのショパンは、好奇心いっぱい。
いつも、いろいろなものを観察し、スケッチしていたんだって。
ユーモアも満点。
得意技は、ものまねだったらしいよ。

天才ショパンの名前は、あっという間にポーランドの国中にひびきわたり、もはやヒーローと呼ばれる存在に。
そして、18才の頃には、世界で活躍するようになる。

1830年、20才になったショパンは、オーストリアのウィーンへお引越し。
「音楽の都」とも呼ばれるウィーンは、クラシック音楽がとてもさかん。
ここで活躍できれば、世界の一流の仲間入りだ。

ところが、そのころ、ポーランドの中で内戦がおこる。
ポーランドの人たちは、ロシアやフランスといった、周りの大国におさえこまれて、不自由な思いをしていた。
その状況をうちやぶろうと、内戦をおこしたんだ。

ウィーンの人たちは、そのポーランドのやり方が気に入らず、ポーランド人のショパンは、肩身のせまい思いをすることに。
そして、ショパンは、フランスのパリへ引っ越すことを決める。

その後、ポーランドで起こった内戦は、ロシアによってねじふせられる。
パリへ引っ越す途中、内戦が失敗に終わったことを知ったショパン。
「スケルツォ第1番」、「革命のエチュード」などの名曲に、そのくやしさをこめたといわれている。

パリに引っ越したショパンは、シューマンやメンデルスゾーン、リストなど有名な音楽家と仲良くなって、いよいよ大活躍をはじめる。
たくさんの名曲を、作曲したよ。
そんなショパンも、体はそんなに強くなかった。
病気にかかり、39才の若さで、この世をさってしまった。

英雄ポロネーズ、雨だれの前奏曲(作品28 第15番)、葬送行進曲(ピアノソナタ第2番 作品35)などなど。
ショパンの残した数多くの名曲は、今でもたくさんのピアニストに愛されている。


さて。
39才でなくなったショパン。
お姉さんに、ある遺言(ゆいごん)を残していた。
それは、「私が死んだら、私の心臓を、ふるさとのポーランドに持ち帰ってほしい。」というもの。

お姉さんは、その遺言にしたがい、ショパンの心臓をアルコールづけにし、ポーランドに持ち帰った。
そして、その心臓を、ワルシャワにある教会の柱の中に安置(あんち)した。


前置きが長くなったけど、ここからが今日のニュース。

ショパン 祖国に眠る心臓 朝日新聞


2014年4月14日。
ワルシャワの教会で、極秘(ごくひ)のプロジェクトが行われた。

教会や文化遺産などの専門家10人が集まり、協会の柱に穴をあける。
そこから取り出されたのは、一辺が30センチメートルくらいの木箱。

木箱を開けると、中にはクリスタルでできたツボがひとつ。
ツボの中あったのは、アルコールづけにされた、ショパンの心臓だ。

ショパンの心臓は、きれいなピンク色のまま。
専門家によると、「まるで昨日、体から取り出したみたい」とのこと。

このプロジェクトの目的は、「心臓がきちんと保管されているか、確かめること」。
また、写真を撮ってそれをお医者さんにみせて、ショパンがどんな病気で死んだのかを調べてもらうこと。

写真を撮り終わったショパンの心臓は、すぐに元の柱の中に安置された。
この次に調査が行われるのは、50年後。
2064年の予定だ。

ずっと帰りたかった、ふるさとポーランド。
でも、戦争で帰ることができなかった、ポーランド。
心臓だけとはいえ、やっと帰ることができ、今、戦争のない時代を迎えた。
天国のショパンは、今、どんなことを思うのだろう?

写真は、ショパンの肖像画。ウィキペディアより。
死んだあとに、心臓を残すなんて、ちょっとびっくりだけど、ポーランドではめずらしいことではないみたいだよ。






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